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Hyundai Ioniq 5 分解調査:電動パワートレイン

駆動モーター、インバーター、バッテリーの概要 ~ Munro社の分解調査データより ~

要約

Hyundai Ioniq 5
Hyundai Ioniq 5(出所:Hyundai社のホームページより)

 Hyundai(現代自動車)が2022年に発売した電気自動車「Ioniq 5」について、Munro & Associates, Inc.では2023年に分解調査を行い、マークラインズ株式会社ではその詳細情報を販売している。

 本稿ではMunro社の分解調査(2023 Hyundai Ioniq 5 Zone 4: Powertrain, Battery Pack, and HV Benchmarking and Cost Analysis)で明らかになったHyundai Ioniq 5に搭載されている電動パワートレインの技術を紹介する。

 Hyundai Ioniq 5はクロスオーバーSUVタイプのBEVでRWD(2WD)とAWD(4WD)が用意され、バッテリー容量は58kWhと72.6kWhのバージョンがあり、Munro社では米国で販売されているAWDの72.6kWhバージョンを分解調査している。

 駆動用モーターは内部油冷式、SC巻線のIPMSM(埋込磁石内蔵型同期モーター)で、分解品(AWD)はフロント側が最高出力70kW/最大トルク255Nm、リア側が最高出力155kW/最大トルク350Nmとなっている。

 インバーターのパワーデバイスはフロントとリアで異なり、フロントインバーターはIGBTパワーモジュールを使用し、リアインバーターはSiC(シリコンカーバイド)MOSFETパワーモジュールを使用している。

 減速機はBEV用のe-Axleでは標準的な3軸2段減速機を採用している。

 バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、58kWhの基本モデルでは24個のモジュールで電圧が522.7V、77kWhのモデルでは32個のモジュールで電圧が697Vとなっていて、最大800V/350kWの急速充電と400Vの急速充電が可能となっている。

 

 マークラインズは、デトロイトに本拠地を置く車両ベンチマークのエンジニアリング会社Munroと提携している。Munro社は各種車両の分解調査を行い、全ての部品について、重量・寸法など詳細スペック、コスト分析を実施、分析結果のレポートを提供している。詳しい情報をご希望の方は、下記へお問い合わせください。


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