ロボタクシーの導入拡大、苦境を乗り越えて

Aurora、Cruise、Mobileye、Motional、Waymoほか、自動運転テストと商用サービスの概況

2023/08/30

要約

本レポートについて

　本レポートは、MarkLinesのポータルユーザー向けにVSI Labs（VSI）によって作成された。VSIは、アクティブ・セーフティと自動運転を支えるテクノロジーを対象に、深い洞察と分析を行い業界に発信するテクノロジー調査会社である。

 

はじめに

　ロボタクシー業界では昨年、多数のマイナス要因がみられた。最大の衝撃は、2022年10月にフォードとVWがArgo.ai（アルゴAI）を清算したことであろう。

　Argoの終焉は、自動運転車のベンチャーキャピタル環境に大きな影響を及ぼし、特にロボタクシー業界では追加の資金調達が極めて困難になった。

　しかし興味深いことに、ここ数ヵ月間、複数の都市で複数のプレーヤーにより、新規のロボタクシーテストが多数発表されている。これは、ガートナーハイプサイクルの幻滅期の谷を通過した兆候なのか？また、啓発期の上昇に入った兆候なのか？

　本稿では、ロボタクシー業界の最近の活動を分析し、ロボタクシーのテスト、パイロット運用、商業サービスを実施している都市をまとめている。特に、昨年ロボタクシーの活動を開始した都市や、短期的計画をもっている都市を注視している。分析は、主に米国と欧州の活動に焦点を当てている。

 

資料：Egil Juliussen氏による2023年7月28日付け"Robotaxi Deployments Grow Despite Negative Setbacks" をVSI Labs（同社ウェブサイト VSI Labs AUTONOMOUS SOLUTIONS PORTAL）の許可を得て掲載しています。

VSI-Labs日本 問い合わせ窓口：
　ジャパン・カントリー・マネージャー　永井 達
　電話：090-4756-3486
　Eメールアドレス：nagai@vsi-labs.com

 

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