三菱自動車:タイでHEV強化、鴻海からBEV供給
北米で次期型「日産リーフ」ベースのBEV投入へ
2025/07/29
要約
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2025年3月にバンコク国際モーターショーで世界初公開された「Xforce HEV」 |
三菱自動車は2025年5月、鴻海精密工業(Foxconn)傘下の鴻華先進科技(Foxtron)が開発した電気自動車(BEV)を三菱自動車に供給することで合意したと発表した。OEM供給されるBEVは台湾で生産され、2026年後半以降オセアニア地域向けに販売開始を予定している。
同社は新中期計画「Challenge 2025」にて、2023年からの直近5年間で全16車種(内 電動車9車種)を投入すると明示。既に2023年に「ミニキャブ EV」、2024年に「エクスパンダー(Xpander) HEV」、2025年に「エクスフォース(Xforce) HEV」を投入。PHEV最量販モデルの「アウトランダー(Outlander) PHEV」についても、2024年10月に最新モデルを日本市場に投入、2025年3月以降欧州20カ国で順次発売する。
2025年秋頃には「エクリプス クロス(Eclipse Cross)」のBEVモデルを欧州向けに投入する他、2026年後半には日産「リーフ」の次期モデルをベースとした新型BEVを米国で投入する予定と発表した。
本レポートでは、三菱自動車の販売・生産概況を中心に、電動車・ハイブリッド車の投入動向を詳説する。