PHEVの開発動向 - 特許出願状況の分析
Huawei、ホンダなどの開発アイテム・技術紹介
要約
本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の⾃動⾞業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の⾃動⾞開発に関する情報収集と解析を⾏い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国特許の出願や技術翻訳を実施している。
バッテリーEVに代わり再び注目を集めているPHEV(プラグインハイブリッド車)の製品開発について、2020年以降の特許情報に基づいて技術動向を調査した。本レポートでは日本、中国、米国、欧州、国際特許出願を調査対象としている。
特許出願件数は2020年から2022年にかけてわずかに変動が見られるが、2023年では521件と大幅に増加している。また、各社ごとの特許出願件数を見ると、日本ではトヨタ自動車、本田技研工業、中国ではGEELYやBYDが多く出願している。
開発アイテムとしては「EREV/HVの適応型発電制御とエネルギー管理」、「EVバッテリーパックの電気接続と着脱固定技術」、「レンジエクステンダーEVの最適構成と総合制御」、「航続距離延長EVの安全・高効率・電池保護統合制御」といったテーマである。
技術分類別で見ると、「高効率統合型パワートレイン制御」、「ハイブリッド走行モード自動設定システム」、「多機能DC/DCコンバータと充電制御技術」の特許出願件数が多く見られる。
技術情報配信サービス-swimy URL:https://thinktank.toyota-td.jp/pub/list
自動車に関するコンテンツを多数収録。気になるコンテンツを1クリックでグラフ化。更に詳細表示、ダウンロードにも対応。