VW Group:次世代SDV開発でRivian、小鵬と提携
ドイツで生産能力73.4万台と従業員3.5万人を削減
2025/02/10
- 要約
- BEVアーキテクチャ中期戦略
- E/Eアーキテクチャとソフトウェア:Rivian、小鵬と開発
- 中国事業:Intelligent Connected Vehicles(ICV)
- ドイツ工場の再編:生産能力73.4万台と従業員3.5万人を削減
- 2024年1-9月期の業績:税引き前および税引き後利益は3割減
- GlobalData販売予測:VW Groupのライトビークル販売は2028年に872万台
要約
![]() |
VWが2024年7月に初公開した 中国市場向けE-SUV coupe の“ID. UNYX”(出典:VW Investor Relations Roadshow Presentation (2024.11.20)) |
VWと米国の新興EVメーカーRivianは2024年11月、合弁会社“Rivian and VW Group Technology, LLC”を設立した。VWは58億ドルを投資し、Rivianに資金援助するとともに、次世代のSDVに向けたelectrical architectureとソフトウェアを開発する。また、2020年代後半に投入するE/Eアーキテクチャ(Electrical/Electronic architecture)と対応するソフトウェアの計画を発表した。
VW Groupは2024年4月、2030年までに400万台販売、持ち分法利益30億ユーロを目指す中国事業変革の戦略を発表した。また、新興EVメーカーの小鵬汽車(XPeng)と共同で中国向けIntelligent Connected Vehicles(ICV)に搭載するChina Electrical Architecture(CEA)を開発すると発表した。
VWの経営陣は2024年9月初めにドイツ国内3工場の閉鎖を含むリストラ計画を労働組合“IG Metall”に提示、12月初旬には労働組合が時限ストライキを実施した。ドイツ国内工場の閉鎖は見送られたが、生産能力73.4万台と従業員3.5万人を削減するなどの条件で妥結した。
関連レポート:
CES 2025:ホンダ、BMW、Scout Motorsのコンセプト(2025年2月)
中国市場(2024年第4四半期)(2025年1月)
欧州自動車産業の変革:持続可能性、デジタル化(2024年8月)
北京モーターショー2024:ドイツメーカー(2024年5月)
このレポートは有料会員限定です。 残り 6 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。