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BYD:新ブランド「仰望」、「方程豹」を発表

NEVの中核技術を自主開発、中国での生産能力は480万台へ

要約

U8正式下线
仰望(Yangwang)U8ラインオフ
(出所:BYD公式サイト)

 BYDは2023年に入り、高級ブランド「仰望(Yangwang)」に続いて、オフロードブランド「方程豹(Fangchengbao)」を発表し、新エネルギー車(NEV)のラインナップを拡充している。

 BYDはEVとPHVのコア技術を自主開発している。細長い角形のブレードバッテリーはCTP(Cell to Pack)に続いて、車体と一体化したCTB(Cell To Body)バッテリーを開発。EV向けの「eプラットフォーム3.0」やPHV用の「DM-i/DM-pハイブリッド技術」のほか、四輪独立駆動アーキテクチャ「易四方(Yisifang)」、インテリジェント車両制御システム「雲輦(DiSus)」などの独自技術も発表している。

 BYDの研究開発人員は9万人を超え、世界で累計4万件を超える特許を出願し、2.8万件超の特許権を取得している(2023年7月時点)。2022年の研究開発費は前年比90.3%増の202.2億元。こうした研究開発体制が同社のNEV技術の飛躍を支えている。

 BYDの公式発表によると、2023年11月の乗用車販売台数は前年同月比31.1%増の30.1万台となり、2カ月連続で30万台を突破した。1~11月の累計販売台数は267.2万台に達し、すでに2022年の販売台数(186.9万台)を超えている。

 乗用車の輸出は2023年11月単月で前年同月比148.7%増の30,629台。BYDの乗用車はすでに日本、ドイツ、オーストラリア、ブラジル、UAEなど70の国と地域、400余りの都市で販売されている。また、海外生産拠点の建設を加速しており、タイでの工場建設に続いて、2023年7月にはブラジル工場を新設すると発表した。


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