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自動車リサイクルの課題:資源循環利用とプラスチック再生

再生プラスチック原料の確保と車両の易解体設計

要約

第3回サステナブルマテリアル展
第3回サステナブルマテリアル展は、今後の開発課題となる循環可能な材料や装置の開発を競い約160社の参加をみた。

 現行の自動車リサイクル法のもとで95%以上の再利用率を達成している廃車処理は、大半を焼却による熱利用としている。しかし循環型利用の観点からこれはリサイクルと認められず、代替技術が求められる。

 また、欧州ELV指令(規則化見込)が要求する2030年以降の再生プラスチック25%使用(うち25%は廃車由来)に対応するため、自動車メーカー及びサプライヤーは次の課題に直面することとなった:

  • 再生プラスチック原料の入手ルートと量的確保
    1. 解体・中古部品販売業界との連携
    2. 廃車以降の静脈流通の管理と情報相互開示
  • 廃車からのプラスチック再生技術開発
  • 車両の易解体設計や材料統一

 本稿では、今後課題となるプラスチックのリサイクルを中心として、2023年のメーカー講演や展示会への出展内容などをもとに動向を概観した。また、日米欧におけるリサイクル規則類の概要を示した。

取材展示会 会期 会場 企画運営・主催
N-Plus 2023年9月13日~15日 東京ビッグサイト アテックス株式会社
第3回サステナブル マテリアル展 2023年10月4日~6日 幕張メッセ RX Japan株式会社

 

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