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CES 2023:将来の方向性を示すEVコンセプト

ステランティス、ソニー、BMW、メルセデス:ブランドの差別化を強調

要約

CES 2023 welcome display
CES 2023のウェルカムディスプレイ

 2023年1月5日から8日まで、米国ネバダ州ラスベガスでCES 2023が開催された。CES 2022では新型コロナウイルスのオミクロン変異株の影響により出展のキャンセルが相次いだが、CES 2023の来場者数は11万5千人に回復した。CES 2023には300社近くの自動車とモビリティ関連の企業が出展し、その展示スペースは40万平方フィートを上回った。これは展示会場の総面積の20%にあたり、CES 2023が世界最大の国際自動車ショーの1つであることを示している。

 CES 2023ではコンセプトモデルが大きな存在感を示し、将来の方向性を示す指標となった。ステランティスは、未来型電動トラックを予見させるRAM 1500レボリューションBEVコンセプトと、ブランドの新技術が強調されたプジョー・インセプションコンセプトの2つのコンセプトモデルを発表した。ソニー・ホンダモビリティが発表したアフィーラ(Afeela)プロトタイプは、新しい自動車ブランドを披露し、その最初の量産モデルを期待させるものであった。BMWは、デジタル化されたBMW i Vision Deeコンセプトにより、HMIと新しい車両インタラクションを強調した。メルセデス・ベンツは、CES 2022でバーチャルデビューを果たした、VISION EQXX Efficiencyコンセプトモデルを展示した。

 本稿は、CES 2023に出展された自動車コンテンツに焦点を当てた一連のレポートの一部である。本稿では特に、ステランティス、ソニー、BMW、メルセデス・ベンツなどの複数のOEMによって展示されたコンセプトモデルに焦点を当てる。前稿では、CES 2023で展示または参照された今後の量産モデルについて説明した。

 

関連レポート:
CES 2023:未来型EVの量産モデル(2023年2月)
CES 2023:EVコンセプトカーのHMI(2023年1月)
デトロイトモーターショー2022 (1):電気自動車に重点を置く米国のOEM各社(2022年10月)
Stellantis(下):2022年上半期は売上・収益が大幅増、北米での利益率向上が牽引(2022年8月)
BMWグループ:電動化を加速、2030年までに販売台数の50%以上をEVへ(2022年8月)
CES 2022:主要自動車メーカー、EVへの取り組みを加速(2022年2月)

 

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