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ホンダ:ソニーとEV提携で合意、GMとレベル4自動運転の技術実証を開始

“Honda SENSING 360”を導入、AIを活用する将来安全技術を開発

要約

  ホンダは2022年3月、ソニーグループ株式会社と合弁会社を設立し、高付加価値のEVを共同開発して、モビリティ向けサービスの提供と併せて事業化していくことで基本合意した。GMとプラットフォームの共通化など既に進めている電動化戦略とは別の事業として取り組む。
  ホンダは2021年9月に、GMと共同でレベル4自動運転技術に関する技術実証を日本で行うと発表した。日本政府はレベル4自動運転導入に向けた法整備を進めている。

Honda SENSING 360
5台のミリ波レーダーを新たに装備したHonda SENSING 360
(出典:ホンダ)

  2021年10月には“Honda SENSING 360”を発表、フロントワイドビューカメラに加え、新たに5台のミリ波レーダーを搭載する。2022年に中国で発売するのを皮切りにグローバルで順次適用を拡大する。
  11月にソフトバンクと共同で、第5世代移動通信システム(5G)およびセルラーV2X通信システムを活用して、歩行者とクルマによる事故低減に向けた技術のユースケース検証を開始した。
  また、11月には先進の将来安全技術を世界初公開した。運転ミスやリスクを減らす世界初のAI活用による「知能化運転支援技術」と、人とモビリティが通信でつながることで事故が起きる手前でリスクを予兆・回避する「安全・安心ネットワーク技術」を開発している。2020年代後半に実用化し、さらに「2050年に全世界でホンダの二輪・四輪が関与する交通事故死者ゼロ」の実現を目指す。


  ホンダは2021年度の通期業績見通しについて、売上収益が14兆5,500億円(10.5%増収)、営業利益は8,000億円(21.2%増益)と発表。
  2021年度通期の販売台数見通しは420万台(前年度比7.6%減)。2021年4月~2022年1月期の生産台数は3,410,343台で前年同期比10.3%減となった。半導体などの部品不足や新型コロナウイルスの感染再拡大については、2022年度も一定の影響が残るとしている。

 

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