ソニーの自動車関連技術に関する動向

特許出願傾向は電池関連から情報処理関連に移行

2021/06/03

要約

  本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の自動車業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の自動車開発に関する情報収集と解析を行い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国語特許の出願や技術翻訳を実施している。

  ソニーは2020年にモビリティへの取り組みとして「VISION-S」を発表し、更に2021年にはその開発活動、試作車や走行試験の取り組みを発表した。そこでソニーの自動車関連技術開発への取り組みの動向を特許出願情報から示す。

  ソニーの自動車関連技術に関する特許の出願件数は、2013年以降増加しており、2016年にピークに達し、その後減少傾向がみられる。近年は電池に比べて自動運転分野の出願件数の比率が高くなっている。電池技術については一部を村田製作所に譲渡している。2014年までは電池関連の開発アイテムの出願件数の比率が高く、2015年以降は情報処理関連の出願件数の比率が高くなっている。

 

トヨタテクニカルディベロップメント株式会社

技術情報配信サービス-swimy URL:https://ip.toyota-td.jp/service6/
自動車に関するコンテンツを多数収録。気になるコンテンツを1クリックでグラフ化。更に詳細表示、ダウンロードにも対応。

 

TTDC関連レポート:
自動車メーカーのターボチャージャーに関する技術動向 (2021年3月)
車載LiDAR技術に関する動向 (2021年1月)
ウィンドウガラスの防眩に関する技術動向 (2020年11月)
シート温調技術(シートヒータ&シートベンチレーション)に関する技術動向 (2020年9月)
ガラスアンテナに関する技術動向 (2020年8月)
電動車のバッテリー冷却に関する技術動向 (2020年6月)

 

このレポートは有料会員限定です。 残り 5 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。