インドの二輪車生産と工場生産能力の分析
2018-19年度は2,450万台を生産、eモビリティは初期段階
2019/06/24
要約
インドは世界最大の二輪車生産国である。二輪車市場は主にオートバイとスクーターで構成される。国内市場における二輪車生産は2017-18年度の2,320万台から2018-19年度は2,450万台へと成長した。
二輪車はインドの自動車生産台数全体の80%を占める。二輪車メーカーの年間生産能力は2,500万台以上。1人当たり所得水準の向上、燃費の良さ、ローンの簡便性、eコマース分野における端末輸送、農民向け政策、eモビリティにおける二輪車優先が、インドにおける二輪車販売をさらに加速するであろう。二輪車生産は2026年までに年間5,060万台に達すると見られている。
インドの自動車生産台数(2018-19年度)
![]() |
インドの自動車生産台数(2018-19年度) (出典:各種発表および情報ソースよりマークラインズ作成) |
カテゴリー | 生産台数(千台) |
---|---|
二輪車 | 24,503 |
乗用車 | 4,026 |
三輪車 | 1,268 |
商用車 | 1,112 |
関連レポート:
Future Mobility Show 2019:インドにおけるクリーンで持続可能な将来のモビリティ (2019年4月)
MOVE 2018:インド初のグローバルモビリティサミット(2) (2018年10月)
MOVE 2018:インド初のグローバルモビリティサミット(1) (2018年10月)
インドにおける電気自動車とEVエコシステムの展望 (2018年8月)
世界の二輪車生産と販売:インド、中国、インドネシア・タイほかASEANの概況 (2018年7月)