上海汽車:2025年までにモビリティサービスを含む総合プロバイダーを目指す
電動化、インテリジェント/コネクテッド、シェアリング及びグローバル化を推進
2018/07/19
- 要約
- 上海汽車グループの概要:グループを構成する企業とブランド、販売台数
- 中期計画: 電動化、インテリジェント/コネクテッド、シェアリング、グローバル化を推進
- 海外展開:新興国に工場を建設
- メーカー別計画:SUVモデル/NEVの拡充と生産体制の強化
- 自主ブランド:NEVとコネクテッドカーを積極的に投入
- 外資合弁ブランド:SUVの拡充と人気モデルのNEVの投入を計画
- 上海汽車グループの中国販売台数(工場出荷台数)
- LMC販売予測:上海汽車グループの販売は堅調に伸び、2021年には330万台となる見込み
要約
上海汽車集団(以下、上海汽車グループ)は、上海市に本部を置く、中国最大規模の自動車メーカーグループで、初めて外資OEMと合弁を締結した自動車グループ企業でもある。傘下には、完成車メーカー以外に部品メーカー、自動車関連サービス、自動車金融などに関する多くの企業を抱える。なお、中国大手OEM及び外資系OEMと取引のある大手部品メーカーの華域汽車系統股份有限公司(HUAYU Automotive Systems Company Limited)は上海汽車グループの傘下企業。
2018年の販売目標は、グループ全体で725.5万台、営業収入9,115億元を掲げる。2020年に中国国内において技術面も含めて自動車グループのトップ、2025年には、グローバルで競争力と影響力のあるモビリティサービス及び製品の総合プロバイダーを目指すとしている。十三五期間(2016年-2020年)は、電動化、インテリジェント/コネクテッド、シェアリング、グローバル化の4つの領域の強化を推進するために、各分野のトップレベルの企業との提携や新たな取り組みに挑戦している。
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