中国の日系部品メーカー(2):華南/華中地域の動向
広東省の広州/佛山/中山/東莞、湖北省の武漢/襄樊、湖南省の長沙、河南省の鄭州など
以下は、日系部品メーカーの2012年4月から2013年6月までの約1年2カ月における、華南地域の広東省、華中地域の湖北省と湖南省および河南省での事業動向である。
反日デモの影響を受けていた日系自動車大手のトヨタ/ホンダ/日産/三菱自動車が投資計画を変更せず中国工場の増強を継続すると表明したことを受けて、日系部品メーカーは投資活動を活発化し始めた。トヨタ/日産/ホンダの乗用車やパワートレイン工場の集積地である華南地域の広東省広州市、または、日産/ホ ンダの乗用車・エンジン工場を擁する華中地域の湖北省武漢市/襄樊市と河南省鄭州市、ならびに、三菱自動車/Fiat/VWの工場 (建設中を含む) を有する華中地域の湖南省長沙市において、既存工場の拡張や新工場の建設を進めている。
更に、反日デモの直後に新工場建設または既存工場拡張など中国事業の拡大計画を先送りにしたり、棚上げした日系部品メーカーも、既存計画を進めることを再決断したケースも増えている。
一部のメーカーは、中国での生産子会社に、拡販のため開発機能をもたせて顧客企業のニーズに対応できるよう開発の現地化に進めている。さらに、コスト削減のために日本生産の一部を中国の生産子会社に移管するケースもある。
日系部品メーカー動向関連レポート:
中国 (華東地域) 編 (2013年6月27日) 中国 (華中地区/西南地区)編 (2012年7月)、 中国 (華南地区-広東省)編 (2012年7月)、 中国 (華東地区)編 (2012年6月)、 中国 (東北/華北地区)編 (2012年5月)、 米国編 (2013年7月)、メキシコ・ブラジル編 (2013年5月)、 タイ編 (2013年3月)、 ASEAN編 (2013 年2月)、 欧州編 (2012年12月)、インド編 (2012年11月)、 メキシコ・ブラジル編(2012年9月)、米国編 (2012年7月)
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