住友理工 (株)
(旧 東海ゴム工業)
会社概要
業容
-住友電工系のゴム製品・樹脂製品メーカー。主力製品は、防振ゴム、ホース、内装品、制遮音品、燃料電池(FC)部材、ゴムシール材等。
‐事業セグメントは自動車用品と一般産業用品に分かれる。2024年3月期、売上高の90.9%が自動車用品事業。
資本構成
-東京証券取引所プライム市場、名古屋証券プレミア市場に上場 | (2024年3月31日現在) |
氏名および名称 | 出資比率 (%) |
住友電気工業株式会社 | 49.64 |
マルヤス工業 | 10.50 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 4.06 |
住友理工共栄持株会 | 3.01 |
フコク物産 | 2.62 |
日本カストディ銀行(信託口) | 2.01 |
住友理工社員持株会 | 1.93 |
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券) |
1.21 |
BNP PARIBAS LUXEMBOURG/ 2 S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURGFUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.87 |
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 (株)みずほ銀行) | 0.81 |
合計 | 76.66 |
主要製品
防振ゴム (Anti-vibration rubbers)
-耐熱ゴム製品 (Heat-resistant Rubber Products)
- エンジンマウント (Engine mounts)
- 液体封入式エンジンマウント (Hydraulic engine mounts)
- エグゾーストパイプサポート (Exhaust pipe supports)
-シャシー系部品
- サスペンションブッシュ (Suspension bushes)
- メンバーマウント (Suspension member mounts)
- ストラットマウント (Strut mounts)
- 液体封入式サスペンションブッシュ (Active hydraulic suspension bushes)
-軽量化部品
- 樹脂ブラケットエンジンマウント (Engine Mounts with Resin Brackets)
- 樹脂ブラケットトルクロッド (Torque Rods with Resin Brackets)
- ウレタン製バウンドストッパー (Urethane Bound Stoppers)
- 樹脂製ダストカバー (Resin Dust Covers)
-アクティブ製品
- 電気式アクティブコントロール・マウント(E-ACM : Electric Active Control Mount)
- バイブレーションキャンセレーション・システム (VCS : Vibration Cancellation System)
-制振部品
- ダイナミックダンパー (Dynamic dampers)
自動車用ホース (Automotive hoses)
-燃料系ゴムホース (Rubber Fuel Hoses)
-燃料系樹脂ホース (Resin Fuel Hoses)
-キャニスター (Canisters)
-エアー・コントロール系ホース (Air Control Hoses)
-水系ホース (Water Hoses)
-オイル系ホース (Oil Hoses)
-エアコンホース (Air Conditioning Hoses)
-パワーステアリングホース (Power steering hoses)
-水素ホース (Hydrogen Hoses)
制遮音品 (Sound Controlling & Insulation Products)
-エンジンカバー (Engine Covers)
-定在波スペーサー (Standing Wave Spacers)
放熱防音材 (Heat Conducting & Sound Reducing Materials)
-マグネティック・インダクション・フォーミング (Magnetic Induction Foaming: MIF)
内装品 (Interior Equipment)
-ヘッドレスト (Headrests)
-アームレスト (Armrests)
シール (Seal Products)
-コネクターシール (Connector Seals)
-ワイヤーシール (Wire Seals)
燃料電池自動車(FCV)向け製品 (Products for Fuel Cell Vehicles (FCV))
-セル用ガスケット (Cell Gaskets)
沿革
1929年12月 | 資本金100万円を以て四日市市に、昭和興業株式会社として設立し、ゴムベルトの製造に従事。 |
1930年01月 | 社名を蒲田調帯株式会社に改称し、平型ベルト・コンベヤベルトの製造を開始。 |
1937年10月 | 株式会社住友電線製造所 (現・住友電気工業株式会社) の経営参加により、社名を東海護謨工業株式会社に改称、ゴムベルト以外の工業用ゴム製品の製造にも着手。 |
1941年03月 | 芦屋市二葉護謨株式会社と合併、甲南工場とした。 |
1942年04月 | 岡山市株式会社渡邊ゴム工業所を合併、岡山工場 (後に岡山製作所) とした。編上式・布巻式ホース製造を開始。 |
1943年08月 | 松阪市笹川紡織株式会社を合併、松阪工場 (現・松阪製作所) とした。 |
1945年07月 | 甲南工場の設備を岡山および松阪工場へ移転して同工場は閉鎖した。 |
1949年07月 | 名古屋証券取引所に株式を上場。 |
1954年02月 | 防振ゴムの試作に成功、製造を開始。 |
1960年11月 | 小牧工場 (現・小牧製作所) 操業開始。 |
1961年11月 | 社名を東海ゴム工業株式会社に改称。 |
1964年12月 | 本社を小牧市に移転。 |
1966年10月 | 生産合理化のため四日市工場の設備を小牧および松阪工場へ品種別に集中し、同工場を閉鎖した。 |
1968年05月 | 小牧に東海化成工業株式会社 (現・連結子会社) を設立。 |
1977年06月 | 岡山工場を同一市内の新工場へ移転。 |
1981年06月 | 液体封入式エンジンマウントの製造を開始。 |
1984年03月 | OA機器用樹脂部品の製造を開始。 |
1988年01月 | 米国に現地法人DTR Industries, Inc. (現・連結子会社) を設立。 |
1990年06月 | 静岡県裾野市に富士裾野工場(現・富士裾野製作所)の操業を開始。 |
1994年02月 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1995年07月 | タイ国に現地法人Tokai Eastern Rubber (Thailand) Ltd. (現・連結子会社) を設立。 |
1995年12月 | 中国に現地法人東海橡塑 (天津) 有限公司 (現・連結子会社) を設立。 |
1996年08月 | 米国に現地法人TRI USA, Inc. (現・連結子会社) およびDTR Tennessee, Inc. (現・連結子会社) を同時に設立。 |
1996年09月 | 東京・名古屋両証券取引所第一部銘柄に指定。 |
1998年02月 | 大分県豊後高田市に (株) TRI大分AE (現・連結子会社) を設立。 |
1999年07月 | ポーランド共和国に現地法人TRI (Poland) Sp.z o.o. (現・連結子会社) を設立。 |
2001年06月 | タイ国に合弁会社Inoac Tokai (Thailand) Co., Ltd. (現・関係会社) を設立。 |
2002年04月 | 米国にTRI Technical Center USA, Inc. (現・連結子会社) を設立。 |
2002年10月 | 香港にTokai Rubber Industries (H.K.) Limited (現・連結子会社) を設立。 |
2003年02月 | 中国に東海橡塑模具 (天津) 有限公司 (現・連結子会社) を設立。 |
2003年03月 | 中国に東海軟管 (大連) 有限公司 (現・連結子会社) を設立。 |
2003年09月 | 中国に東海橡塑 (嘉興) 有限公司 (現・連結子会社) を設立。 |
2003年10月 | コンベヤベルト事業に関わる営業権をバンドー化学 (株) に譲渡。 |
2003年12月 | 中国に東海橡塑 (広州) 有限公司 (現・連結子会社) を設立。 |
2004年01月 | 中国に東海化成 (天津) 汽車部品有限公司 (現・連結子会社) を設立。 |
2005年11月 |
インドにTokai Imperial Rubber India Private, Limited (現・連結子会社) を設立。 |
2007年12月 |
株式会社TRI九州および株式会社東海化成九州 (ともに現・連結子会社) を設立。 |
2008年05月 | インドにTokai Rubber Auto-Parts India Private, Limited. (現・非連結子会社) を設立。 |
2010年03月 | 生産拠点集約のため、岡山製作所の設備を小牧製作所およびTRI九州へ移転し同製作所を閉鎖。 |
2011年03月 | 中国に環宇東海橡塑 (天津) 有限公司 (現・非連結子会社) を設立。 |
2011年07月 | 中国に東海橡塑技術中心 (中国) 有限公司 [Tokai Rubber Technical Center (China) Co., Ltd.] を設立。 |
2011年08月 | インドネシアにPT. Tokai Rubber Indonesia IndonesiaおよびPT. Tokai Rubber Auto Hose Indonesiaを設立(ともに現・非連結子会社)。 |
2011年09月 | インドにTokai Rubber Auto-parts India Private, Ltd.を設立。 |
2013年02月 | イタリアのDytech-Dynamic Fluid Technologies S.p.A.を買収。 |
2013年04月 | タイのInoac Tokai (Thailand) Co., Ltd.を子会社化。 |
2013年05月 | ドイツのAnvis Group GmbHを買収。 |
2013年07月 | ブラジルのProduflex Minas Industria de Borrachas Ltda. (現・Tokai do Brasil Industria de Borrachas Ltda.) を買収。 |
2014年10月 | 東海ゴム工業 (株) から住友理工 (株) に社名変更。 |
2014年11月 | 燃料電池自動車に搭載されるセル用ガスケットを開発し、製造を開始。 |
2015年04月 | 愛知県小牧市に住理工FCシール (株) を設立。 |
2015年04月 | 山形県米沢市に住理工山形 (株) を設立。 |
2016年01月 | 名古屋市中村区にグローバル本社を開設。 |
2016年01月 | Tokai do Brasil Industria de Borrachas Ltda. を存続会社として、Tokai Rubber do Brasil Servicos Ltda. を吸収合併し、社名をSumiRiko do Brasil Industria de Borrachas Ltda. に改称。 |
2016年01月 | ポーランドにSumiRiko Automotive Hose Poland Sp. zo. o を設立。 |
2016年12月 | メキシコにS-Riko Automotive Hose de Chihuahua S.A.P.I. de C.V.を設立。 |
2017年07月 | タイにSumitomo Riko (Asia Pacific) Ltd.を設立。 |
2018年07月 | (株)住理工ホーステックスが住理工ホース販売(株)を吸収合併し、住友理工ホーステックス(株)に改称。 |
2019年04月 | (株)住理工ファインエラストマーを合併、埼玉事業所とした。 |
2019年06月 | 中国に蘇州東海橡塑科技有限公司を設立。 |
2020年08月 | フランスの連結子会社SumiRiko Industry France S.A.SおよびSumiRiko AVS France S.A.Sの全株式を譲渡。 |
2021年01月 | ベトナムにSumiRiko Vietnam Co., Ltdを設立。 |
2022年10月 | 米国のLanzaTech NZ, Inc.と、サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けたゴム・樹脂・ウレタン廃棄物の再利用に関する共同開発契約を締結。 |