自動車技術会シンポジウム「電動車両技術の最新動向」車両・部品展示

歴代プリウスのモーターおよびPCU、ソルテラのe-Axle、シビック e:HEV用PCU

2023/03/27

要約

 公益社団法人 自動車技術会が主催するNo.08-22シンポジウム「電動車両技術の最新動向」が2023年2月3日に東京・豊洲IHIビル低層棟大研修室/アトリウムで開催された。このシンポジウムは自動車技術会の電気動力技術部門委員会(委員長:真島 隆司氏)の企画によるもので、講演会では電動車関連のメーカーや大学・研究機関などの講師による講演が行われ、オンラインも含めて200名を超える参加者とのことであったが、現地会場では講演内容に関連した電動化車両や部品展示も併催されていた。展示会場は、東京・豊洲IHIビル1階アトリウムの「ものづくり館 アイミューズ」横の一般の方も入れるエリアで、来訪者や昼休み中のIHI社員なども見学していた。

 展示されていたのはホンダの新型シビック、SUBARUのSOLTERRA、トヨタの4thプリウスのカットモデルの3台の他に電動パワートレインや電動コンポーネントが多数あり、特にトヨタは第1世代から第4世代までのプリウスに搭載した全てのモーター、PCU、パワーモジュールと第5世代プリウスのトランスアクスル、PCUの展示を行っていて、ハイブリッドの進化の歴史がたどれる博物館の展示レベルの品揃えとなっていた。

 本稿ではシンポジウムの講演会と併催されていた電動車、電動関連部品の展示会の内容を紹介する。なお、シンポジウムの講演内容については次回レポートで紹介する。

新型シビック、ソルテラ、4thプリウスカットモデル 歴代プリウス搭載のモーター、PCUの展示
併催展示会場の新型シビック、ソルテラ、4thプリウスカットモデル 歴代プリウス搭載のモーター、PCUの展示

 

分析レポート:
分析レポート EV/HV駆動モーター(日本市場編)(2022年9月)
分析レポート EV/HV駆動モーター(欧州市場編)(2022年6月)

関連レポート:

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