インドオートエキスポ 2020:長城汽車と海馬汽車がインド市場に参入

マルチ・スズキ、現代、起亜、MG Motorは新型車およびEVを披露

2020/03/04

要約

Indian Auto Expo 2020
"Auto Expo 2020" India Expo Martのエントランス

  Indian Auto Expo 2020は、インド自動車工業会 (SIAM) 、インド工業連盟 (CII) 、インド自動車部品工業会 (ACMA) による共同開催で、2月5日から12日までGreater NoidaのIndia Expo Martで開催された。23万5,000平方メートルの展示ホールに主要自動車メーカーが一堂に集結した。

  本稿は、長城汽車 (Great Wall Motor) 、海馬汽車 (Haima) 、マルチ・スズキ、現代自動車、起亜自動車、MG Motorが展示したコンセプトカーと今後の計画などのリリース内容を中心に報告する。

  長城汽車はAuto Expo 2020が初出展となり、「Haval Concept H」と「Vision 2025」を披露した。海馬汽車はインドでの販売計画を発表。マルチ・スズキは、電気自動車 (EV) コンセプト「FUTURO-e」を世界初公開、「Vitara Brezza」および「Ignis」の改良型も展示した。現代自は未来のモビリティコンセプトを展示し、「Tucson」と「Creta」の改良型を発売した。起亜は「Sonet」をワールドプレミアしたほか、インド向け仕様のMPV「Carnival」や「Seltos X-Line Concept」を出展した。MG Motorはインド市場向けのSUVとMPVなど、様々なセグメントの14モデルを披露した。

 

長城汽車はインド市場デビューを果たした MG Motorはレベル3の自動運転機能を備えた「Marvel X」を披露

 

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