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国家自動車政策(NAP):インド自動車産業の全体展望

企業平均燃費(CAFE)とCO2排出量ベース課税の導入

要約

 インド国家自動車政策2018(National Auto Policy 2018)の草案では以下が提唱された。
・BS-VIに続く排出基準を定めた長期ロードマップの採択
・2028年までに排出基準を国際標準と整合化
・2025年までに企業平均燃費(CAFE)を導入
・車長とCO2排出量に応じた減税の実施
 政府案では2028年までにCO2排出量を110g/kmに削減する。

 この政策は、各種インセンティブの長期ロードマップとグリーンモビリティのためのインフラ投資について定義づけることを求めている。

 今後5年以内に基準類の整合化を図り、併せて1958年協定(UNECE WP.29 1958)への加盟を検討する。国営自動車試験・研究開発インフラプロジェクト(NATRiP: National Automotive Testing and R&D Infrastructure Project)の施設更新や専門家育成を行い、インド新車安全評価プログラム(BNVSAP: Bharat New Vehicle Safety Assessment Program)の要求に応えることも求めた。旧型車の更新を促すスクラップ・インセンティブ(V-VMP: Voluntary Vehicle Modernization Program)の導入も支援する。

 国産開発する重要部品を選定し、部品が従うべき自動車業界規格(AIS: Automotive Industry Standards)とインド標準規格(BIS: Bureau of Indian Standards)の整合を図る。最新技術部品の生産に向け、生産財・設備・機械の輸入関税の引き下げも促す。

 研究開発面では、ライセンス契約、合弁、買収によって技術を獲得する「技術獲得ファンド(Technology Acquisition Fund)」の設立を提案し、投資規模に応じた研究開発費の減税も促す。

National Auto Policy 2018

 

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