SAE China 2019 (2):コネクテッドカーの発展と適用

イノベーション発展構想、高精度測位、商用化、インテリジェントコックピット

2019/12/13

概要

与会专家在院士论坛环节做演讲
専門家による中国工程院フォーラムでの講演

 中国汽車工程学会年会展覧会(SAECCE2019)が2019年10月22日から24日まで、上海汽車展覧会センター(Shanghai Automobile Exhibition Center)で開催された。本稿はSAE Chinaレポートの第2弾で、中国工程院メンバーのフォーラム、テーマ毎の講演内容についてレポートする。

 コネクテッド、自動運転、NEVは近年自動車業界の主な話題であり、今回の大会でもこれらのテーマを中心とした多くの講演が行われ、詳しい討議が行われた。マクロレベルでは中国工程院メンバーの李俊 氏は中国のコネクテッドカーの技術発展に関する新しい技術的構想を提案し、北京理工大学の王震坡 教授は今後のNEV技術の発展動向に関する講演を行った。具体的なコネクテッドカーのセンシング、意志決定、技術の商用化、コネクテッドカーのヒューマンマシンインタラクションなどの面において、ミリ波レーダー・システムの北京行易道科技(Autoroad Tech)、Bosch、ZF、Faurecia、車載ソフトウェアや高精度地図開発の武漢光庭、積水化学、上海交通大学、シンガポールの南洋理工大学などのメーカーや大学の専門家、教授が最新の研究成果を紹介した。本稿では以上のテーマに関連する講演内容について報告する。

 


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