日本、中国における燃料電池商用車に関する技術動向
トヨタ、ホンダ、FAW、GROVEの特許出願動向
2023/01/16
- 要約
- 日本、中国における燃料電池商用車に関する技術動向
- 日本と中国における燃料電池商用車の特許出願動向
- 日本(トヨタとホンダ)の燃料電池商用車に関る技術の分布の特徴
- 中国(GROVEとFAW)の燃料電池商用車に関る技術の分布の特徴
要約
本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の自動車業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の自動車開発に関する情報収集と解析を行い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国語特許の出願や技術翻訳を実施している。
近年、地球温暖化の対策として温室効果ガス削減等の要因により世界的に化石燃料車の代替需要が強まっている。上記代替需要の中、燃料充填時間、航続距離、走行中温室効果ガスゼロ等の優位性を持つ燃料電池商用車が注目されている。
日本では、トヨタ、ホンダを代表とした日系OEMやパートナー企業による実証が相次いで発表され、実用化に向けて開発が活発している。日本特許出願の分析からは、「燃料電池システムと複数のスタック制御」に集中的に取り組んでいることが分かる。中国では、GROVE、FAWを代表としたOEMによる燃料電池商用車の発表が相次いでおり、急速に量産と実用化が進んでいる。中国特許出願の分析からは、「製造方法と水素タンク」に集中的に取り組んでいることが分かる。
本件では燃料電池商用車について、日本、中国の各社が取り組んでいる技術や開発アイテムの動向を示す。
技術情報配信サービス-swimy URL:https://thinktank.toyota-td.jp/pub/list
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