現代・起亜:HEV・EVモデルを拡充、米国事業を強化
現代自はHEV強化と水素戦略、起亜はEVおよびPBV市場戦略
2025/04/04
- 要約
- 現代自動車グループのグローバル販売台数
- 現代自動車グループの生産拠点(2024年以降)
- 現代自動車の中長期計画:HEV、EREVの開発を強化、EVは21モデルに拡充
- 起亜自動車の中長期計画:電動化、PBV、SDVに5年間で38兆ウォンを投資
- 水素戦略:2045年までにカーボンニュートラル
- GlobalData 販売予測: 現代自動車グループの2028年ライトビークル販売台数は750万台
要約
現代自動車は自動車事業を始めてから57年、2024年9月30日に車両生産累計1億台を達成した。現代自動車グループのグローバル販売台数は2024年に723万台を達成し、2025年もグローバルOEMトップ3を目指す。2025年3月24日には、同グループの最大市場である米国で2025~2028年に210億ドルを投資する計画を発表した。自動車部門には90億ドルを投じ、米国における年間生産能力120万台の体制を構築する。
現代自動車は2030年の販売目標を当初計画(2023年)の590万台より35万台低い555万台に設定した。ハイブリッド車(HEV)の需要が高まる中、2025年1月から新型ハイブリッドシステム搭載の14車種を投入する計画で、特に北米市場での販売を強化する。2028年にはHEV販売台数を2023年比で40%以上の増加となる133万台とすることを目指す。また、2045年までにカーボンニュートラルを達成するというビジョンを掲げ、特に水素事業の成長と差別化を図る。
起亜自動車はさまざまな電気自動車およびカスタマイズ可能なモビリティソリューションを提供し、グローバル市場での地位を強化する。特にEVとPBV(Platform Beyond Vehicle)市場を中心とする電動化戦略を通じて、2030年までに年間430万台の販売を目指す。
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