インド Bharat Mobility Global Expo 2024(3)商用車
トラック・バスの最新クリーンモビリティとサステナブルテクノロジー
2024/03/26
- 要約
- Tata Motors:水素燃料電池バス「Starbus Fuel Cell EV」、水素駆動トラック「Prima H.55S」、電気トラック「Ultra E.9」
- Ashok Leyland:燃料電池電気バス、電気トラック「14T Boss」、「AVTR」シリーズのLNGトラクター
- VE Commercial Vehicles(VECV):ラストマイル物流向け「EVFirst Eicher」、「Eicher Pro 8055」デュアル燃料トラクター
- JBM Group:EVバス「e-BIZLIFE」、電動モビリティ部品
- Force Motors:ラストマイルEVバス「e-Traveller」、CNG仕様「Traveller CNG Smart CitiBus」
- EKA Mobility:EKA K1.5、EKA 9 電気トラック
要約
インドのOEM各社はBharat Mobility Global Expo 2024において、商用車セグメントにおける最新テクノロジーと最新モデルを展示した。このイベントでは、ICE車、電気自動車、水素自動車が展示された。本稿では、Tata Motors、Ashok Leyland、Force Motors、EKA、Eicher Group、JBMなど、商用車OEM各社の主要な技術革新やニューモデルについて取り上げる。
Bharat Mobility Global Expoでの商用車
Tata Motors 展示ブース |
商用車セグメントはインドのOEMに素晴らしい成長機会をもたらした。急速な都市化、政府によるインフラ整備の推進、製造業やその他の産業の発展、買い替え需要、経済情勢の改善などが、インドのトラック販売を牽引している。ほとんどのトラックはディーゼルで走っているため、環境へのインパクトを軽減するためにバイオ燃料や電気トラックの需要が高まっている。
新型コロナウイルスによるパンデミックで甚大な影響を受けた観光および公共交通の需要回復が、インドのバス販売を牽引している。政府も公害削減のために電気バスを推進している。主要な公営の交通機関や民間のバス事業者は現在、保有するバスを電気バスに移行しつつある。
他の自動車セグメントと同様、インドの主要な商用車OEMがこのイベントに出展した。OEMによる展示や発表は、持続可能でクリーンなエネルギーソリューションに関連するものが大半を占めた。CNG(圧縮天然ガス)、電気、水素関連の技術も発表された。
OEM各社は、トラック、バス、およびアーバンモビリティのソリューションを展示した。また、数社のOEMがコンポーネントと充電ソリューションを展示した。このイベントはまた、いくつかの新興OEMが革新的なソリューションを展示する機会も提供した。
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