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OEM各社の米国事業動向(2020年)

新型コロナウイルスにもかかわらずOEM各社はEVの生産と開発に巨額投資

要約

GM_FactoryZero
改修中のGMデトロイト・ハムトラミック工場(Factory Zeroと改称)
(出所:GM)

  2019年の米国の自動車販売台数は2018年の1,730万台から若干減少して1,710万台となった。アナリストは当初2020年の米国自動車販売について、安価で手頃なクレジット、失業率の低下、旺盛な消費意欲により1,670万台から1,710万台の間になると予測していた。しかし新型コロナウイルス流行が販売に大きな影響を与え、2020年第1四半期は前年同期比で13%減、第2四半期は33%減となった。

  各自動車メーカーは新型コロナウイルスによる厳しい経済環境にもかかわらず、特に持続可能なモビリティに対する米国内の投資を継続した。GMはFactory Zeroと改称されたデトロイト・ハムトラミック(Hamtramck)工場に22億ドル、スプリングヒル(Spring Hill)工場に20億ドルを投資してEV生産を強化すると発表した。テスラは約11億ドルを投じてテキサス州オースチン(Austin)に組立工場を建設する。VWはテネシー州チャタヌーガ(Chattanooga)生産キャンパスの建設と開発を継続しEV生産に備える。

  OEM各社は最近、成長を支えるために米国内での協力や提携を強化している。GMとホンダは先に合意した、GMの「アルティウム(Ultium)」バッテリーを採用するホンダのEVを共同開発するのに続き、2020年9月に北米における戦略的提携に関する覚書を交わした。GMとLG化学はオハイオ州ローズタウン(Lordstown)で両社の合弁会社Ultium Cellsのバッテリーセル工場の建設を開始した。またトヨタとマツダはアラバマ州ハンツビル(Huntsville) の合弁組立工場拡大に向け8億3,000万ドルを追加投資した。

  本レポートでは2020年の米国におけるOEMの重要な活動、投資および米国自動車市場の概況を報告する。


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