CES 2020: 電動車と電動化技術
Mustang Mach-E、Fiat Centoventi、Audi AI:ME、Byton M-Byte など
2020/02/12
- 要約
- 米国OEM、今後投入予定の電動SUVやクロスオーバーを披露
- 欧州OEMは電動車のサブブランドを紹介
- Bytonと日産、以前のCES出展品を発展させる
- サプライヤー各社は数多くの展示を通して、自動車のサステナビリティを訴求
要約
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Ford Mustang Mach-E |
CES 2020は、2020年1月7日-10日まで米国ネバタ州ラスベガスで開催された。自動車関連技術の展示スペースは前年の30万平方フィート (約2.8万平方メートル) からやや減少した29万平方フィート超 (約2.7万平方メートル) に及び、来場者数は17万人超にのぼる見込み。
CES 2020では、出展メーカーが代替パワートレインや持続可能なモビリティに改めて着眼し、FCAはSUVやクロスオーバーの人気車種のプラグインハイブリッド (PHV) モデル、Fordは最近発表したばかりの電気自動車 (EV) のSUV「Mustang Mach-E」を披露したほか、Audi、Mercedes-Benz、日産は現行モデルとコンセプトカーをあわせて展示した。
多くのサプライヤーも一堂に会し、代替パワートレイン用システムや持続可能性への取組みを公開した。現代モービスは水素を燃料に走行する完全自動運転の都市向けコンセプトカー「M.Vision S」を発表し、Magna Internationalは昨年と同じく電動パワートレイン・コンフィギュレーターを披露したほか、拡張現実 (AR) を使ってアクティブ・エアロダイナミック製品のデモンストレーションを行った。Bosch、MARELLI、三菱電機、トヨタ紡織はハイブリッド車、電気自動車などの電動車両用部品を展示した。
このレポートはCES 2020での自動車関連の展示に焦点を当てたレポートの一部となるもの。本編では、OEMやサプライヤーが紹介したEV、PHV、ハイブリッド車 (HV) 、燃料電池システムなど、電動車と電動化技術に焦点を当てた。
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