JMS 2023:フォックスコン主導のMIH、都市交通の最新ソリューションを発表

鴻海精密工業(Foxconn、フォックスコン)が主導するMIHコンソーシアム(MIH Consortium、以下、MIH)は10月26日、東京ビッグサイトで開催されているJapan Mobility Show 2023 (ジャパンモビリティ―ショー2023)のプレスブリーフィングで、MIH コンソーシアムの最高経営責任者(CEO)である ジャック・チェン(Jack Cheng)氏が登壇し、未来のスマートシティーのエコシステムに対応するソリューションとして、3人乗り電気自動車(EV)のコンセプトカー「Project X (プロジェクトX)」と、スマート物流に関する包括的な戦略を提供する「Project Y (プロジェクトY)」ソリューションを披露した。

・「Project X」はOpen EV platformをベースとする3人乗りEVで、都市交通を再定義するモデルとして紹介された。フリートやレンタル事業者などモビリティーサービスプロバイダー向けに開発され、特徴として、車体サイズ全長3,020mm、全幅1,840 mm、全高1,690mmのコンパクトな車両デザイン、スマートでインタラクティブなディスプレイ、航続距離への不安を解消できる交換バッテリーシステム、乗員の乗降や荷物の積み下ろしが迅速にできるよう最適化されたスライドドアなどの採用が紹介された。自動運転機能はレベル2からレベル4までカスタマイズできる。

「Project Y」ソリューションについては、今後Open EV platformを物流の分野にも活用し、バンや3.5トントラック、5トントラックを提携パートナーと共に開発し、輸送効率を向上させるとともに、スマートで環境にやさしい物流の実現に取り組むとした。

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