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Beijing Horizon Robotics Technology R&D Co., Ltd.[北京地平線機器人技術研発有限公司] 2021年12月期の動向

業績

-2020年、同社の売上高は約2-2.3億元。(複数メディアの報道より)

-2021年9月時点において、Horizon Journeyシリーズのチップ出荷数は50万以上となり、40を超える量産契約を締結。

-2021年6月10日、C7ラウンドの融資15億ドルを獲得し、時価総額は50億ドルとなっている。

 

自動車メーカー及び部品サプライヤーからの出資

-2021年2月9日、同社は3.5億ドルのC3ラウンド投資を完了したと発表。投資機関に加えて、BYD、長城汽車、温州江汽子有限公司管理有限公司舜宇光学科技(集)有限公司常州星宇灯股份有限公司など自動車メーカー・部品サプライヤーからの追加出資があった。同社のシリーズCの資金調達総額は9億ドルであるという。(2021年3月4日付同社公式WeChatより)

-上汽集団(SAIC)は2019年に同社のBラウンド投資に参画し、最大の機関投資家株主となった。(2021年2月23日同社公式WeChatより)

-同社は長城汽車から戦略的投資を受けた。両社は自動車分野及びAI分野において強みを生かし、自動運転やコネクテッド技術での革新と実装を加速させるという。(2021年2月8日同社公式WeChatより)

-2021年1月、CATLが共同主幹事を務めるC2ラウンドの4億ドルの投資が完了した。(2021年1月7日同社公式WeChatより)  

 

受注

OEM モデル名 搭載製品
長安汽車 UNI-T, UNI-K 征程 (Journey) 2、およびJourney 2チップをベースにしたADAS・インタラクティブシステム
奇瑞汽車 螞蟻(Ant) 征程 (Journey) 2
智己汽車 智己 征程 (Journey) 2
東風汽車 嵐図FREE 征程 (Journey) 2
江淮汽車 思皓QX 征程 (Journey) 2
広汽集団 GS4 Plus 征程 (Journey) 2、Horizon Haloインタラクティブソリューション
AION Y 征程 (Journey) 2、Horizon Haloインタラクティブソリューション
上汽集団 上汽Maxus「MIFA」 征程 (Journey) 2
理想汽車 理想ONE (2021年モデル) 征程 (Journey) 3チップを2つ、征程 (Journey) 2チップを1つ
理想ONE 車載マルチサウンドゾーンインタラクション技術
長城汽車 哈弗H9 (Haval H9, 2022年モデル) 征程 (Journey) 2、Horizon Haloインタラクティブソリューション
哪吒汽車(Neta) 未定 (2022年量産開始)   -

 

新製品

車載用AIチップ「Journey 5」などの製品・システムを発表
-あらゆるシナリオに対応するセントラルコンピューティングチップ 「Journey 5」、及びそれに基づいた車両コンピューティングプラットフォーム、リアルタイムOSTogether OS」、インテリジェントソリューション「Horizon Matrix SuperDrive」を発表した。Journey 5のチップ単体での演算能力は128TOPSで、16のカメラによるコンピューティングをサポートする。Journey 5をベースとした車載コンピューティングプラットフォームは、車両における様々なシナリオに対して演算能力、アルゴリズム、開発効率化のサポートなどを通じて最大の効率化を提供する。リアルタイムOSである「Together OS」は、自動車メーカーやその他パートナー企業がAIソフトウェアの開発や量産をする際のサポートとなると同時に、反復学習の自動化及びクローズドループの構築を支援する。また、インテリジェントソリューション「Horizon Matrix SuperDrive」には47のセンサーが組み込まれており、高速道路、都市部、駐車場での走行などのあらゆるシナリオを補完する。(2021年7月30日付公式WeChatより) 

Journey 5」の第1段階における設計が完了
-2021年5月、第3世代の車載向け製品である、レベル4高度自動運転向けチップ「Journey 5」の第1段階における設計が完了。このチップは自動運転とスマートインタラクションの機能を統合したセントラルコンピューティングチップであるという。Journey 5」の演算能力は128TOPS。このほか、Horizonはこのチップをベースとした200~1000TOPSの演算能力となるセントラルコンピューターを発表する予定。(2021年5月9日付公式WeChatより)

車載用AIチップ「Journey 3」を発表
-北京モーターショーで新世代車載用AIチップ「Journey 3」を発表。また、低速での自動運転走行に注力する追勢科技(Space Tech)が、Journey 3」を使用した自動駐車及びバレーパーキングシステムを展示した。「Journey 3」の周辺認識機能及びセンサーフュージョンを活用し、駐車スペース、障害物、歩行者、走行可能エリアなどの検知を行い、自動駐車を実現している。また、プレスカンファレンスでは、広汽研究院(GAC R&D Center)と広汽資本(GAC Capital)がHorizonと戦略的協力協定を締結しGAC版「Journey 3」を共同で発表した。このチップは、広汽集団が使用している深層学習ネットワークに基づいてソフトウェアおよびハードウェアの最適化を行うと同時に、広汽集団の量産モデルの要件に合わせたチューニングを行っている。今後、量産モデルに搭載される予定。(2020年9月28日付公式WeChatより)

車載AIチップ「Journey 2
-2019年8月、車載用AIチップ「Journey 2」の量産を発表。このチップには同社のコンピューティングアーキテクチャBPU2.0(Brain Processing Unit)が搭載されており、2ワットの消費電力で4TOPSの能力を実現する。自動運転時の視覚認識、位置情報取得、ADASなどの自動運転に必要なあらゆるシナリオのニーズのほか、音声認識、視線追跡、ジェスチャー認識などのインタラクションにおけるニーズにも対応する。(2019年8月30日付公式WeChatより)

車載用AIチップ「Journey 1」
-2017年12月に、スマートドライビング、スマートシティ、スマートビジネスに対応するAIソリューションのための「Journey 1.0」を発表。このプロセッサーはHorizonの第1世代BPUアーキテクチャである高斯(Gauss)構造をベースにしたもの。歩行者、自動車、車線、標識、信号機など複数の対象物をリアルタイムで正確に検知・モニタリングすることが可能であり、あらゆる環境条件でも視覚認識が可能であるという。(2017年12月20日付公式WeChatより)  

  

戦略的提携

 

自動車メーカー

哪吒汽車(Neta)

-同社は哪吒汽車(Neta)の車両向けに製品及び技術サポートを提供し、哪吒汽車(Neta)が市場向けに製品を提供する支援を行う。同社Journeyシリーズのチップを搭載した車両が2022年に量産される予定。(2021年9月3日付公式WeChatより)  

-哪吒汽車(Neta)と「Journey 5」の量産に向けて協力を行うことで合意。ハードウェア及びソフトウェアにおいてスマートコンピューティングプラットフォームにおける協力を進める。また、今後継続して哪吒汽車(Neta)へ最先端のAIアルゴリズム及び高度自動運転のサポートを行うチップを提供する。(2021年7月30日付公式WeChatより) 

 

奇瑞汽車

-奇瑞控股集団有限公司は、同社と中国安徽省蕪湖市で戦略的提携協議に合意した。今回の提携に基づき、両社はスマートドライビング及びスマートインタラクションの分野において技術開発及び製品協力を行い、コネクテッドに対応する製品を共同で開発する。ADAS、自動運転、及び人と車両が相互にコミュニケーションをとるインテリジェントコックピットなどの分野での協力に注力。奇瑞控股集団のさまざまなニーズに基づいて「チップ+アルゴリズム+クラウド」を統合した総合的なソリューションを開発する。(2021年6月28日付奇瑞控股集团のリリースより)

 

江淮汽車

-江淮汽車と「Journey 5」の量産に向けて協力することで合意し、「Journey 5」をベースとしたハイエンドモデルの中国国内での量産を進めていく。「Journey 5」は車載用AIチップの第3世代にあたるモデルであり、演算能力は128TOPS、16のカメラからの入力データに対応することで、自動運転に必要なマルチセンサーフュージョン、予測、及び予期制御などのニーズを満たす。「Journey 5」が発表されたことにより、同社はレベル2から4までに対応したインテリジェントチップを提供する唯一の企業となった。(2021年7月30日付江淮汽車公式WeChatより) 

-2021年上海モーターショーにおいて、江淮汽車との協力に関する調印式を行った。インテリジェントドライビング、コネクテッド、AIの分野での戦略的パートナーシップを締結。研究開発及び製品の両分野に焦点をあてており、研究開発においては、新エネルギー及び従来のエネルギーによるモデルのADAS及び自動運転に注力する。製品面においては、江淮汽車に対して、プロセッサー、コンピューティングプラットフォーム、センサーアルゴリズム、地図及び測位システム、スマートコックピットなど「チップ+アルゴリズム+ツールチェーン」といったソリューションを提供する。(2021年4月25日付江淮汽車プレスリリースより)

 

理想汽車(Li Auto)

-同社は理想汽車(Li Auto)とさらなる提携関係の強化を発表。両社は共同で電動車の成長に向け協力する。同社Journeyシリーズのチップは、理想汽車(Li Auto)に高性能かつオープンなスマートドライビングコンピューティングプラットフォームを提供することとなる。両社は、2019年に提携を発表し、「理想ONE」には同社の車載インタラクション技術が搭載されている。(2021年4月20日付公式WeChatより)

 

長城汽車

-長城汽車と、戦略的提携合意書に署名を行った。先進ADAS、高度自動運転、インテリジェントコックピットなどに重点を置き、自動車における先進技術及び製品開発、またスマートビークルの開発と量産を推進していく。(2021年2月8日付公式WeChatより)

 

BYD

-同社とBYDは、深圳のBYD本社において、戦略的提携関係の調印式を行った。両社は最新の技術を用いて、スマートビークルの開発及び量産を推進する。将来的には、同社のチップ及びアルゴリズム等の技術をBYDの様々な製品などに適合させ、BYDのスマートモビリティにおいて支援を行うという。(2021年3月4日付公式WeChatより1/2)

 

上汽乗用車

-同社は上海汽車集団股份有限公司乗用車公司(上汽乗用車)と包括的な戦略的提携関係を締結した。両社は上汽グループのブランドの特徴を生かしたスマートモビリティ及びコネクテッド向け製品を共同で開発していく。今回の提携に基づき、同社は上汽乗用車向けにJourney 2、Journey 3、Journey 5を活用したADAS、自動運転、インテリジェントコックピットなどのソリューションを提供する。上汽乗用車のフロントビューADASシステムは、Journey 2を使用しており、今後はドメインコントローラーや自動運転システムにおいても提携を強化していく。同社の自動運転向けハイグレードチップを中心に両社は共同チームを立ち上げ、テスラFSD(Full Self-Driving)をベンチマークとするソリューションの量産に向けて共同で取り組む。(2021年2月23日付公式WeChatより)

 

第一汽車グループ: FAW南京

-第一汽車グループの完全子会社である一汽(南京)科技開発有限公司(FAW南京)と、自動車におけるAI、センシング技術、ADAS、高度自動運転、スマートインタラクション、ソフトウェア定義自動車の領域で協力すると明らかにした。両社はコアコンピューティング一体型AIプラットフォーム「紅旗AI芯脳」を共同で構築し、ADAS及び高度自動運転分野に向け最終的には量産を目指す。今後、 標準装備での量産に向け協力を進めるとともに、未来の自動運転製品における共同開発を推進していく。(2020年7月24日付公式WeChatより

 

部品サプライヤー

Continental

-Continentalは、北京地平線機器人技術研発有限公司[Beijing Horizon Robotics Technology R&D Co., Ltd.]とジョイントベンチャー契約を締結したと発表した。Continentalが主要株主となる合弁会社では、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転向けのハードウェアとソフトウェアの統合ソリューションの開発に焦点を当てる。また両社は、合弁会社が置かれる上海嘉定工業区と投資契約を締結した。この合弁事業は、地平線のスマートカメラのプロセッサーおよびアルゴリズムと、ContinentalのADASおよび自動運転のコントロールユニットを統合し、地平線にその技術分野におけるグローバルでの競争力と製造実績を確保させることを目的としている。中国市場に加え、グローバルなOEM向けにもサービスを供給する予定。さらにこの合弁会社は、Elektrobitとの協力に関する了解覚書も締結した。Elektrobitが基盤となる標準車両インフラのソフトウェアやソリューションを提供することで、合弁会社は機能の差別化やイノベーションの開発に専念できるという。なお、この合弁会社は200名の従業員を雇用する予定。(2021年9月29日付プレスリリースより)

-Continentalは、同社とインテリジェントドライブを手掛ける合弁会社を設立し、中国本土および世界の完成車メーカーに先進運転支援システム (ADAS) と自動運転関連ソフト/ハードウェアシステムソリューションを提供することで合意したと発表した。同社の車載AIチップJourneyシリーズとアルゴリズムをContinentalの様々なADAS製品に導入し、中国に適したインテリジェントドライブソリューションの開発に注力することで両社は合意、今回の合弁会社設立で両社はさらに提携を深める。今後、Continentalと同社はインテリジェントドライブ向けの製品開発と量産を加速させ、合弁会社を活用して中国自動車市場向けにさらなるサービスを提供する。(2021年4月23日付プレスリリースより)

 

Faurecia

-同社とFaureciaは、戦略提携枠組み合意書を結んだ。両社はマルチモーダルAIソリューションを共同開発し、インテリジェント・コックピットシステムと先進運転支援システム (ADAS) 関連技術の商業化を推進する。(2020年1月12日付プレスリリースより

 

NXP Semiconductors

-NXP Semiconductorsと戦略的提携の協定書を締結した。両社はスマートモビリティにおける共同開発及び提携を行う。ADAS、自動運転、車載インタラクションなどに重点を置き、より高性能なソリューションを生み出すことで、相互のサプライチェーンにおけるシナジー効果を高める。同時に産業チェーン内でADAS及び高度自動運転の事前統合及び量産の共同開発を行うことで、自動車のスマート化を促進する。今回の提携の内容は、Horizonの「Journey 2」とNXPのS32Gシリーズ高性能制御チップを使用した、運転と駐車の統合ソリューションとナビゲートオンオートパイロット(NOA)ソリューション、「Journey 5」とS32Gシリーズを使用したオールシナリオ向けスマートビークルの開発などが含まれる。(2021年9月2日付公式WeChatより)

 

徳賽西威 (Huizhou Desay)

-恵州市徳賽西威汽車電子股份有限公司と同社は戦略的提携を締結。双方の強みを生かしてインテリジェントコックピットにおける研究開発を推進し、スマートモビリティ技術のイノベーションと応用を進める。今回発表されたインテリジェントコックピットは間もなく量産に入るという。(2021年4月26日付プレスリリースより)

 

亜太機電 (APG)

-浙江亜太機電股份有限公司(亜太機電)と同社は上海モーターショーにおいて戦略的提携に合意した。提携に基づき、両社は相互のリソースを利用した運転支援製品を共同開発し、亜太機電はHorizonのJourneyシリーズ車載チップ及びアルゴリズム、また自動運転用コンピューティングプラットフォーム「Matrix」、センサーシステムを、自社のADAS製品やレベル2-4向け自動運転ソリューション、ドメインコントローラーに利用可能となる。亜太機電はスマートモビリティ製品の設計、アプリケーションおよびマーケティングを行い、Horizonは関連技術支援を行う。(2021年4月19日付公式WeChatより)

 

華陽集団 (Foryou)

-華陽集団と同社が戦略的提携協定を締結。両社はそれぞれの強みを生かし、インテリジェントコックピット及びインテリジェントドライブの分野で協力していく。2021年の上海モーターショーでは、同社の車載チップ「Journey 2」をもとに両社が開発したDMS製品を発表。今後両社は「Journey 3」や「Journey 5」をベースとした自動運転用ドメインコントローラープラットフォームも開発する予定。(2021年4月19日付プレスリリースより

 

禾賽科技(Hesai Technology)

-同社はLiDARメーカーの上海禾賽科技有限公司 (Hesai Technology)と提携したと発表した。両社は高度自動運転標準装備のLiDARソリューションにおいて協力していく。同社はセントラルコンピューティングプラットフォームである「Journey 5」をベースに、Hesai Technologyは車載グレードのハイブリッドソリッドステートLiDARであるAT128をベースとして共同開発を進めていく。AT128はHesai Technologyの量産車標準装備向け前方照射LiDAR。高集積の専用チップを搭載し、車載向け試験を終えている。(2021年8月6日付公式WeChatより

 

域馳智能(Anhui Domain Compute)・宏景智駕(Hangzhou Hongjing Drive Technology)

-同社と安徽域馳智能科技有限公司(Anhui Domain Compute)、杭州宏景智駕科技有限公司(Hangzhou Hongjing Drive Technology)は戦略的協力協定を締結した。この提携に基づいて両社はそれぞれの強みを生かし、レベル2-4の自動運転に関する共同開発を行う。(2021年4月9日付公式WeChatより

 

紐劢科技(Nullmax)

-紐劢科技(Nullmax)と自動運転において戦略的提携関係の合意に至ったと発表した。両社の製品技術を統合し、量産需要に沿ったアルゴリズム・チップ統合ソリューションを開発するという。(2021年8月9日付プレスリリースより

 

東軟睿馳 (Neusoft)

-同社と東軟睿馳汽車技術 (上海) 有限公司 (Neusoft)は、戦略的提携に合意した。今回の合意に基づき「Journey 2」を搭載したADASの量産化を推進するとともに、将来的にはJourneyシリーズの後継モデルを使用した自動運転コンピューティングプラットフォームの共同開発を行う。(2021年4月19日付プレスリリースより

 

斑馬智行 (Banma Zhixing)

-同社は、斑馬智行(Banma Zhixing)との共同イノベーションセンターの設立を発表。それぞれのAIチップ、アルゴリズム、オペレーティングシステム、ツールシステムなどの分野における製品技術をベースに、スマートモビリティ製品のAIオープンプラットフォームにおける共同でのイノベーション、建設を行い、インテリジェントドライビング分野におけるソフトウェア・ハードウェア一体型ソリューションプラットフォーム及び製品開発システムの実現を進め、コックピットにおけるマルチモーダルインタラクションに関連する製品の使用場面定義及び量産を行う。(2021年1月23日付プレスリリースより

 

未来黒科技 (Futurus)

-未来黒科技は、AR HUD事業を共同展開しヒューマン・マシン・インタラクション(HMI)技術の開発を推進する目的で、同社と戦略的協力協定を締結したと発表した。両社はHMI領域において、フルネットワーク時代における新しいコネクテッド方式を模索するとともに、業界における量産製品の普及に向けて協力するという。(2020年12月23日付プレスリリースより

 

追勢科技 (Space Tech)

-同社は低速自動運転技術の開発企業である上海宇宙科技有限公司 (Shanghai Space Tech Co., Ltd.)と、自動運転車用駐車場および低速自動運転車向け製品の研究開発、インテリジェントパーキング関連製品の量産プロセスのさらなる推進を目的として、北京で戦略的協力協定を締結した。今回の合意により、両社はそれぞれの技術力を活かし、自動駐車支援(APA)および自動バレーパーキング(AVP)技術の開発に注力し、包括的かつ強力な協力関係を構築するという。(2020年9月27日付プレスリリースより

 

新石器 (Neolix Technologies)

-同社は新石器 (Neolix Technologies)と北京で戦略的協力協定を締結したと発表した。両社は無人配送車の量産に不可欠なセンサーソリューションの分野での提携を深化させ、Journeyチップをベースとした研究開発を進めていくという。(2021年9月13日付プレスリリースより

 

易図通 (eMapgo)

-同社は、易図通科技(北京)有限公司 (eMapgo Technologies (Beijing) Co., Ltd.)と戦略的パートナーシップを締結し、高精度地図の分野での協力関係を深め、高度自動運転のための安全かつ高信頼の量産型高精度測位ソリューションを業界に提供すると発表した。計画によると、同社のAIチップとアルゴリズムに対応したフロントマウントの高精度地図測位製品は年内に発売される予定。(2020年7月27日付プレスリリースより

 

その他協業

上海市政府

-上海市政府と同社は、上海で戦略的協力の枠組み合意書に署名した。上海市政府は、同社と戦略的に協力して、車載用AIチップグローバル研究開発本部とスマートカー用セントラル・コンピューティング・プラットフォームグローバル本部を構築する。AIチップのエコシステム構築を実施するとともに、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによるメリットを引き続き活用して、AIの基礎的なコア技術のブレークスルーと基礎的なコンピューティング・プラットフォームの構築を推進していく。(2021年2月20日付プレスリリースより

北斗星通智聯(BiCV)

-同社は、北斗星通智聯 (BDStar Intelligent & Connected Vehicle Technology Co., Ltd.) と戦略的協力協定を締結した。 インテリジェントコックピットの分野では、両社が協力して、マルチモードインタラクション、ドライバー/車室モニタリング、エンドツーエンドのクラウドネットワークに関するハードウェア・ソフトウェア統合型インテリジェントコネクテッド製品を開発し、インテリジェントコックピット体験のカスタマイゼーションを求める消費者のニーズに応える。 インテリジェントドライビングの分野では、両社はADAS、自動バレーパーキング、自動運転車用セントラル・コンピューティング・プラットフォームなどの技術に注力し、インテリジェントドライビング向け量産ソリューションのためのプラットフォームベースの技術開発を加速する。(2020年9月28日付プレスリリースより

豪威集団 (OmniVision)

-同社は、中国の半導体設計会社である豪威集団 (OmniVision) と戦略的協力協定を締結した。本契約に基づき、両社は、マルチモード・インタラクション、ドライバー/車室監視を中心に、ハードウェアとソフトウェアを統合したインテリジェント・コックピット製品を共同で開発する。インテリジェント・ドライビングの分野ではADASと自動運転に注力し、インテリジェント・ドライビングの量産ソリューションのためのプラットフォーム技術の開発を加速する。 現在、インテリジェントコックピット領域で両社が開発したビジョンソリューションは、すでに中国大手OEMの量産モデルに採用されており、今後、より適切なソリューションが開発される予定。インテリジェントドライビング領域でも、両社はADAS関連の協業の成果を早期に商業化させるべく緊密に協力する。(2020年11月30日付プレスリリースより

中興通訊(ZTE)

-ZTEは同社と戦略的協力協定を締結し、5G対応のインテリジェント・ネットワーク・コネクティビティの技術研究とアプリケーション構築で協力すると発表した。また同社は、ZTEの子会社英博超算(南京)科技有限公司[Yingbo Super Computing (Nanjing) Technology Co.]と、インテリジェントドライビングAIソリューションの開発やADAS、高度自動運転等の分野で協力するという。今回の戦略的協力協定の締結により、3社はそれぞれの強みを活かし、スマートドライビングソリューション、車両スマートネットワーキング、スマートトランスポーテーションの分野で緊密な協力を行うとともに、AIや5G、スマートネットワーク接続の分野での協力を共同で行い、パイロット実証プロジェクトの構築やスマートネットワーク車両の開発を共同で推進する。(2020年1月22日付プレスリリースより

 

研究開発

-同社の従業員は約1,000名で、そのうち研究開発に従事する人員は約60%。

名称 所在地 設立時期 概要
上海自動運転R&Dセンター 上海市 2017年5月 ADAS・自動運転の製品開発、車載ソフトウェアの開発・システムテストおよび適合、完成車への統合、フロントエンドのカスタマーサポートサービス
シリコンバレーAIテストラボ 米国 シリコンバレー 2018年8月 AI基礎研究所とAI応用研究所の2つから構成
南京R&Dセンター 南京市 2016年8月 特にシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、音響信号処理の3つの技術領域、およびスマートホーム、自動運転、深層学習チップの3つの用途における研究開発
車載AIチップグローバルR&D本部 上海市 建設中 2020年11月、中国(上海)自由貿港新片区管理委会との間で締結。 総額約30億元の投資を行い、今後2年間で100万台の車載AIチップ搭載スマートカーの量産を計画。ADAS・コックピットHMI向けAIコンピューティングに資する半導体チップの開発および量産化に注力。

-同社創業者の博士および研究チーム、清華大学の学術研究員および国内のAI研究チーム、そして南京政府が2018年4月に「南京先進AI研究所」を設立。

-2018年、長安汽車と共同でAIラボを設立。

中汽創智との研究開発協力

-同社は、中汽創智科技有限公司(China automotive innovation corporation)と戦略的協力協定を締結し、オートモーティブインテリジェンスとスマートネットワークコネクティビティの分野で深い協力関係を築いていくことを発表した。 合意内容によると、両社は、同社の車載用AIチップとAIアルゴリズムをベースに、先進運転支援システム(ADAS)、高度自動運転、インテリジェントコックピットを中心に包括的かつ緊密に協力し、スマートドライビングの量産ソリューションにおけるプラットフォーム技術の開発を加速する。(2020年7月17日付プレスリリースより

博泰と共同ラボを設立

-上海博泰悦臻有限公司(PATEO CONNECT+、博泰)と同社は戦略的提携を締結した。 両社は、インテリジェントコックピットを中心に協業および共同製品開発を推進するために、AIチップ対応コックピットプラットフォーム「Horizon Journey」の共同開発ラボを設立する。 計画では、2021年に両社の共同開発による製品が量産、車両に搭載される予定。(2020年12月30日付プレスリリースより

上海臨港新エリアにAIチップグローバルR&Dセンターを建設

-中国(上海)自由貿易試験区臨港新エリア管理委員会と同社は、臨港新エリアにおける車載用AIチップグローバルR&Dセンターの建設に向け、総額約30億元を投じて、今後2年間でスマートカー100万台相当の車載用AIチップの量産を目指すプロジェクト契約を締結した。また、ADAS用AIコンピューティングやコックピットHMIを支援する車載インテリジェント運転チップの開発と商業化にも注力し、人材を募集する計画。(2020年11月25日付プレスリリースより

上汽集団とのAIに関する共同研究

-同社と上汽集団は共同ラボの設立に関する契約を締結した。 両社は、インテリジェントネットワーク接続技術の分野で協業し、未来志向のAI技術を共同開発するとともに、上海汽車のブランド特性を活かしたインテリジェント接続端末アプリケーションを開発する。共同ラボの研究開発成果は、まず上海汽車が発売する新型車に適用される予定。(2020年8月31日付プレスリリースより

一汽智能網開発院と共同ラボを設立

-同社は、中国第一汽車股份有限公司智能網聯開発院(一汽智能網開発院)と戦略的協力協定を締結し、ADAS、高度自動運転、インテリジェントコックピットの各分野における協業を通じて、インテリジェントネットワーク製品を共同開発する。この契約に基づき、同社は一汽智能網開発院に対し、Journeyシリーズのインテリジェントドライビングプロセッサー、Matrix自動運転コンピューティングプラットフォーム、視覚認識アルゴリズム、クラウドベース高精度測位地図、インテリジェントコックピット等の製品および技術を提供する。 この共同製品は、まず第一汽車の紅旗ブランドの車両に採用される。(2020年8月19日付プレスリリースより

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