北京モーターショー2014: 中国国営自動車メーカー上位5社の展示車

上海汽車 、東風汽車、第一汽車、長安汽車、北京汽車の自主ブランド車合計24車種

2014/05/29

要 約



 以下は、2014年4月に開催された北京モーターショー2014 (“2014 Beijing International Automotive Exhibition”) における、中国国営自動車トップ5社 (集団) が展示した、自主ブランドの新型車の取材詳細である。(外資との合弁会社の新型車は、外資メーカー展示車として、別レポートで紹介。下記、関連レポートよりご覧下さい)

 具体的には、2013年の販売実績で上位5社の、上海汽車集団/東風汽車公司/第一汽車集団/長安汽車集団/北京汽車集団が展示した、環境対応車 (HV/PHV/EV/FCV) を含む、自主ブランドの新型車24車種を紹介する。うち、環境対応車は6車種、ガソリン車は18車種。

関連レポート:
 ▽北京モーターショー 2014:
   ・欧米自動車大手7社のガソリン/ディーゼル車展示  ・日欧米メーカーのHV/PHV/EV展示 

    ・中国準大手7社の展示                   ・日韓メーカーの展示
 ▽2013年4月の上海モーターショー取材:
  (1) 中国国営大手編、(2)中国新興大手6社(3)欧米大手編(4)日本韓国大手編



北京モーターショー2014での国営上位5社の自主ブランド新型車展示一覧表 (環境対応車を含む)

OEM 現地生産(予定)
OEM/ブランド
展示モデル 備考
(●はコンセプトカー
▲は環境対応車)
上海汽車集団
(SAIC)
上海汽車乗用車 栄威 (Roewe): W5 Urban Concept
               950 FCV ●▲
上海汽車商用車 大通 (Maxus): G10 旗艦版 2014年4月発売
                   V80 Hybrid (PHV)
東風汽車公司
(Dongfeng Motor)
東風汽車乗用車 東風 (風神シリーズ):  AX7 2014年内発売予定
                           L60 Concept
                           A60-EV (EV)
東風: 東風1号 Concept
東風柳州汽車 東風 (風行シリーズ): 景逸 S50 2014年8月発売予定
第一汽車集団
(FAW)
一汽轎車股份 FAW (紅旗シリーズ): 紅旗 L5 2014年4月発売
FAW (奔騰シリーズ): X80 2014年末発売予定
                          π奔騰 Concept
FAW (欧朗シリーズ): EV 2box
テスト販売開始中
天津一汽夏利汽車 FAW: T012 (仮称「駿派」) 2014年7月頃発売予定
長安汽車集団
(Changan)
長安汽車股份 長安: 新型奔奔 (All-new Benni) 2014年3月発売
        CS75 2014年4月発売
        逸動 (Eado) EV
2014年発売予定
北京汽車集団
(BAIC)
北京汽車股份 紳宝 (SENOVA): D50 2014年4月発売
                      D60 AERO 2015年末までに発売予定
北京牌 (Beijing): E150 EV II代 (EV)
北京汽車製造廠 北京 (BAW): BJ100 Concept
                 BJ80 2015年後半発売予定
                 BJ40 (5ドア仕様モデル) 2014年内発売予定
北汽福田汽車 福田 (Foton): 新風景 G7 2014年4月発売


上海汽車集団: 栄威はアーバンSUV/4代目FCV、Maxus はPHVの合計4車種

 

ガソリン車

OEM 展示モデル 概要
上海汽車
乗用車
栄威 W5
Urban Concept
 初披露。外観/インテリアから装備まで改良を行った、4年ぶりのモデルチェンジを行う予定のアーバン SUV 「栄威 W5」のコンセプトカー。市販モデルは、2016年前後に量産を開始する予定とされる。
 フレーム式ボディで、Benz「G-Class」/トヨタ 「Prado」などのハイエンドSUV に多く採用されるスマートフルモード 4WDシステム"P-4WD"を装備。
 GMと共同開発した排気量2.0L直噴のターボ付"MGE"シリーズエンジンと、TSTデュアルクラッチ・トランスミッションを搭載。インテリア材料に、軽量化にも優れ、本革代わりとして使われる ALCANTARA 社製高級素材を採用。
上海汽車
商用車
大通 G10
旗艦版
 "大通" (Maxus) ブランド初のMPVのフラッグシップモデル (7/9/10座席仕様あり)。2014年4月に発売。標準価格は13.38万~26.98万元で、競合車種になっている「Buick GL8」 の6割未満。同じく競合車種になっている江淮汽車の「瑞風 M5」は最大4万元の値下げをし、10万~15万元で競合している。
 排気量2.4L エンジン、または、2.0L のターボ付エンジン (最高出力165kW)に、5速MT/6速MT/6速AT と組み合わせる。ダブルパノラマ・サンルーフを整備。

注: 自主技術コーナーでは、GMと共同で開発した新型動力システム"CUBE-TECH" ("MGE"/"SGE"シリーズ)の直噴ガソリンエンジン、6速または7速のデュアルクラッチ・トランスミッション (TST)、およびアイドリングストップ機構を展示した。上海汽車は、同"CUBE-TECH"動力システムを、すべての世界戦略車に搭載すると表明した。
 2013年の上海モーターショーで初披露したアーバンSUV「MG CS」を2015年初 (早ければ2014年末)に発売すると明らかにした。

 

栄威 W5 栄威 W5
上海汽車乗用車の「栄威 W5 Urban Concept」

 

Maxus G10
上海汽車商用車の「大通 G10」


 

FCV、レンジエクステンダー式PHV軽型バス

OEM 展示モデル 概要
上海汽車
乗用車
栄威 950 FCV  初披露。「栄威 950」のプラットフォームを採用した上海汽車自主ブランドの次世代 FCV セダンのコンセプトカー (上海汽車の自主ブランドFCVでは4代目)。全長4996/全幅1857/全高1502/ホイールベース2837mm。車両重量は2084kg。
 新エネルギー技術、軽量化技術を融合した。先代より構成部品を減らしたほか、マイナス20℃でも正常に稼働できるのが顕著な特徴。圧力700bar の水素タンク (水素搭載最大容量4.18kg) 合計2つを搭載。0→100km/hへの加速は12秒。最高速度は160km/h。航続距離は60km/h等速モードで最大405km。水素消費量は60km/h等速モードで0.93L/100km。
 動力システムはシリーズ式で、定格出力30kW、出力密度は400W/L: 250W/kg。小型加圧タイプの水素燃料電池ユニット (主動力、"JY-200B")に、永久磁石同期型パワーモーター (最大100kW、最大270Nm)、自社製中度容量のリン酸鉄リチウムイオン蓄電池 (補助動力、容量16Ah/定格電圧345V) を組み合わせた。車載充電器も標準装備。
上海汽車
商用車
大通 V80 Hybrid
(PHV)
 初披露。「大通 V80」をベースとした、レンジエクステンダー 式PHV 軽型バス (15座席)。全長5700/全幅1998/全高2345/ホイールベース3850mm。ゆったりとした車内空間も一つの特徴。3元系動力二次電池への充電、及び駆動用モーターへの電力パワーの供給といった役割が果たせるレンジエクステンダー (APU、出力28kW/最大110kW)が、動力システムに組み合わせられている。
 航続距離は最大1000km。0→100km/hの加速は約21秒で、最高時速は120km/h。総合燃費(メーカー発表)は約4.8L/100km。燃費は、同型ガソリン車より60%、同型ディーゼル車より40%向上。
 装備面で、ABS+EBD+BAS、PKE (Passive KeylessEntry)、AFS、HID (High Intensity Discharge) ヘッドランプ、フォーポイントタイプ駐車レーダーを装備。

注: 新エネルギー車コーナーで、市販車「栄威 E50」(北京・上海での各種政府補助金受取後の価格は14.28万元)。また、上海汽車初のPHVセダン「栄威550 Plug-in」も展示した。

 

栄威 950 FCV 栄威 950 FCV
上海汽車乗用車の「栄威 950 FCV」

 

大通 V80 Hybrid
上海汽車商用車の「大通 V80 Hybrid」

 

 



東風汽車公司:風神はアーバンSUV/上級セダン、風行は初のセダンなど合計5車種

 

ガソリン車

OEM 展示モデル 概要
東風汽車
乗用車
風神 AX7  初披露。"風神"自主ブランド初のアーバンSUV。4年間かけて開発した。全長4690/全幅1850/全高1727/ホイールベース2712mm。2014年内に発売予定。標準販売価格は12万~18万元。
 排気量2.0L、または、2.3L エンジンに、5速MT/6速ATを組み合わせる。
風神 L60 Concept  初披露。東風汽車がPSAと共同で開発した中国戦略量産車の小型コンセプトカー。「風神S30」と「風神A60」の中間になるA+セグメントカー。スポーティなボディデザインが施されている。全長4695/全幅1815/全高1525/ホイールベース2710mm。その量産モデルは2015年第1四半期に発売の予定(予定価格13万~15万元)。
 排気量1.5Lの"e-TECO"シリーズ自主開発エンジン(最高出力85kW/最大トルク145Nm)に、5速MT/4速ATを組み合わせる。
東風1号 Concept  初披露。東風汽車の"風神"自主ブランドの上級セダンのコンセプトカー。主に、公用車向けに設定。全長5m超で、第一汽車の「紅旗H7」とほぼ同レベル。早ければ2015年に武漢工場で生産し、発売する予定。
 PSAのプラットフォーム3をベースに開発。排気量1.8L/2.0Lのターボ付エンジン、または、2.4Lエンジンを搭載。ヘッドランプを含めて、LEDランプが多数装備される。
東風柳州汽車 風行・景逸 S50  初披露。風行シリーズ初のセダンモデル。日産の旧型「軒逸」(Sylphy) がベースモデルとの報道もある。柳州工場で生産し、早ければ2014年8月に発売の予定。予定価格は7万~10万元。
 排気量1.5L /1.6L エンジンを搭載。CVTを組み合わせる仕様も設定。

注: 鄭州日産は今回のモーターショーで、"風度"自主ブランド事業の中期計画を発表。2017年までに、新型車5車種を導入(発売)。年間販売20万台を目指す。

 

風神 AX7
東風汽車乗用車の「風神 AX7」

 

風神 L60 concept 風神 L60 concept
東風汽車乗用車の「風神 L60 Concept」

 

東風1号 東風1号
東風汽車公司の「東風1号」コンセプトカー

 

風行 景逸 S50
東風柳州汽車の「風行 景逸 S50」


 

EV

OEM 展示モデル 概要
東風汽車
乗用車
風神 A60-EV
(EV)
 市販車「風神 A60」をベースにした EVモデル (4ドア4座席の中型セダン)。全長4680/全幅 1720/全高1515/ホイールベース 2700mm。 車両重量は1430kg。航続距離は最大180km。最高速度は130km/h。0→ 100km/hの加速は12秒。
 動力システムは、駆動用永久磁石式同期モーター (最高出力70kW/最大トルク226Nm)、駆動用リチウムポリマー蓄電池 (総容量28kWh)、減速機を含む。電動式カーエアコン、デジタルコンビネーションインストルメントパネル、EPS、ABSを装備。

 

風神 A60-EV
東風汽車乗用車の「風神 A60-EV」

 

 



第一汽車集団:奔騰は中型SUV/スポーツセダン、天津一汽は小型SUVなど合計5車種

 

ガソリン車

OEM 展示モデル 概要
一汽轎車股份 奔騰 X80  奔騰ブランドのB級SUV。全長4586/全幅1820/全高1695(ルーフレールなしは1662)/ホイールベース2675mm。車両重量は1610kg。最高速度は198km/h。長春工場で生産し、2014年末に発売の予定。標準販売価格は11.98万~18.18万元。2013年上海モーターショーで初披露。
 第一汽車のM1プラットフォームを採用。排気量1.8L "CA4GC18T型"ターボ付エンジン (最高出力132kW/132Nm)、または、2.0/2.3L エンジンに、6速MT/マニュアルモード付6速ATを組み合わせる。
π奔騰 Concept  初披露。奔騰シリーズのスポーツセダンのコンセプトカー。スポーティなボディラインが特徴。量産モデルは2016年に生産・販売が開始される予定。
 ボディサイズからみると、「奔騰X80」より大きい。
紅旗 L5
(限定販売モデル)
 中国の象徴的な迎賓車として用いられた、最上級セダン「紅旗CA770」の市販モデル (E級大型セダン、4ドア4列5座席)。ホイールベースは大きく3435mm。全長5555/全幅 2018/全高1578mm。車両重量は3150kg。トランクルームサイズは高360/幅1360/深さ790mm。燃費(メーカー公式発表値)は20L/100km。
 2014年4月に限定販売の予約を開始 (販売価格500万元から)、長春工場で受注生産。主な競合車種は、「Audi A8」(標準価格87.10万~264.80万元や、一回り小さい「Benz S-Class」(同85.80万~298.80万元)。
 第一汽車が自主開発した"L"プラットフォームを採用。動力システムは、排気量6.0L 12気筒のアルミ製ガソリンエンジン"CA12GV60-01型"(最高出力292kW/最大トルク550Nm) と、マニュアルモード付6速AT、スマートフルタイム4WDを組み合わせる。
 電気式プライベートウィンドウガラスを装備。購入者は身分規制基準 (未公開、審査が必要)を満たす必要があるとの報道もある。ABS+EBD/CBC、EBA/BAS/BA等のブレーキ補助装備、ASR/TCS/TRC、ESP/DSC/VSCなどの操縦安定制御システムを標準装備。
天津一汽
夏利汽車
FAW T012
(仮称「駿派」)
 天津一汽夏利汽車の自主ブランド小型アーバンSUV。全長4170/全幅1765/全高1625/ホイールベース2557mm。天津工場で生産し、2014年7月頃から発売の予定。販売予定価格は約7万~10万元。主な競合車種は「長安CS35」。
 1.5L 「4GA5型」自主開発エンジン(最高出力75kW /最大トルク135Nm)、または、1.8L トヨタモデルエンジン(最高出力102kW/最大トルク170Nm)に、5速MT/アイシンAW製マニュアルモード付6速ATを組み合わせる。6つのエアバッグ、ESP、リアランプはLEDを採用。

注: 第一汽車集団傘下の一汽轎車股份は、2020年までに、MPVを含む、あらゆるセグメント上級車市場に、紅旗ブランドモデルで参入する計画がある。2019年までに、SUV 2車種、中型リムジン(迎賓車) 1車種、商務市場向け 1車種 (MPVと推定される)。

 

奔騰 X80
一汽轎車股份の「奔騰 X80」

 

π奔騰 concept π奔騰 concept
一汽轎車股份の「π奔騰 Concept」

 

紅旗 L5 紅旗 L5
一汽轎車股份の「紅旗 L5」(限定販売車)

 

FAW T012 FAW T012
天津一汽夏利汽車の「FAW T012」(仮称「駿派」)


 

EV

OEM 展示モデル 概要
一汽轎車股份 欧朗 EV 2box  "欧朗" (Oley) シリーズのEV仕様ハッチバック (5ドア5座席仕様)。全長4200/全幅1660/全高1465/ホイールベース2525mm。車両重量は1250kg。最小回転半径は5m。テスト販売価格は21.98万元とされる。
 充電時間は、専用充電スタンドで0.8時間 (普通充電7h)。走行速度は最高140km/h。航続走行距離は最大150km。0→50km/hの加速は6.8秒で、50km/h → 80km/h加速は4秒。
 動力システムは、駆動用交流非同期モーター (定格出力35kW)、駆動用三元系リチウムイオン蓄電池 (容量21.1kWh) を採用。
 装備面で、ABS+EBD、前座席に2つのエアバッグ、サイドエアバッグ、後退(駐車)レーダー、オートエアコン、手動防眩リアミラーを標準搭載。

注: 第一汽車集団は、2014年4月、2020年の中国新エネルギー車市場シェアの15%を目指す目標を明らかにした。

 

Oley EV
一汽轎車股份の「欧朗 EV」(2box)

 

 



長安汽車集団:戦略車「奔奔」の最新型、アーバンSUV、EV中型セダンの合計3車種

 

ガソリン車

OEM 展示モデル 概要
長安汽車股份 新型奔奔
(All-new Benni)
 フルモデルチェンジした、長安汽車股份の戦略ハッチバック「奔奔」の最新型。全長3730/全幅1650/全高1530/ホイールベース2410mm。最高速度は175km/h。2014年3月発売 (標準販売価格4.79万~5.69万元)。「奇瑞QQ」が主な競合車種。
 1.4L 最新型 "Blue Core" VVTエンジン (最高出力74kW/最大トルク135Nm) に、5速MT/5速IMT ("Intellect Mechanical Transmission":AMTと同様のもの) を組み合わせる。メーカー公表燃費は5.3L/100km。
 パノラマサンルーフ (Panoramic Sunroof)、7インチスマートHDタッチスクリーンを装備。
長安 CS75  「長安 CS35」に続き、「長安」ブランド2車種目のアーバン SUV (中型サイズ)。全長4650/全幅1850/全高1705/ホイールベース2700mmと、他社の同型車より大きい。2014年4月発売。標準販売価格は10.88万~14.38万元。
 長安汽車の"Blue Core"動力システムを採用。排気量1.8L ターボ付エンジン (最高出力130kW/最大トルク230Nm)、または、2.0L VVT エンジン(最大トルク200Nm)に、6速MT/アイシンAW製マニュアルモード付の6速ATと組み合わせる。
 二重密封構造の採用により、アイドル時の車内騒音は37db (A) という低騒音を実現。装備面では、EPB (電動パーキングブレーキ) /EPS (電動パワーステアリング)/ESP (横滑り防止装置)、車体右側死角監視システムを全モデルに標準装備。TPMS (タイヤ空気圧モニタリングシステム)、6つのレーダーとスマート補助モニタリングパーキングシステムも搭載。

 

CS75 CS75
長安汽車股份の「長安 CS75」 「長安 CS75」カットモデル展示


 

EV

OEM 展示モデル 概要
長安汽車股份 長安
逸動 EV
 発売済みの中型セダン「長安・逸動」をベースにしたEV。全長 4620/全幅 1820/全高 1515 /ホイールベース 2660mmで、車両重量は1610kg。航続距離は最大160km。最高速度は140km/h。2014年に発売の予定。
 動力システムは、駆動用永久磁石式同期モーター (最高出力90kW/最大トルク280Nm)と、駆動用リチウムイオン電池 (容量26kWh) を組み合わせる。充電予約機能や、携帯電話遠隔充電制御機能を有する。
 装備面では、ESP、前列座席にフロント/サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、パワーウィンドー、DVD カーナビ + GPS を装備。

注: 長安汽車集団の技術コーナーでは、動画解説と実物展示とを合せて、"Blue Core"長安自主エンジンを紹介した。

 

Eado EV
長安汽車股份の「長安 逸動 EV」

 

 



北京汽車集団:A級セダン「紳宝D50」、軽型バス「風景」の最新型など合計7車種

 

ガソリン車

OEM 展示モデル 概要
北京汽車股份
(BAIC Motor)
紳宝 D50  「紳宝 C70G」(別称"紳宝D70") に続いて、2車種目(車台サイズが小さいシリーズの車種) となる"紳宝"シリーズの量産モデル。北欧スタイルのA級セダン。全長4582/全幅1794/全高1486/ホイールベース2650mm。「紳宝C70G」と同じラインで生産し、2014年4月に発売 (標準価格7.48万~11.98万元)。
 "Saab-93"シャシーを採用。"4A91"型排気量1.5Lの直列4気筒アルミ製エンジン (最高出力83kW/最大トルク147Nm) に、5速MT/CVT、及びアイドリングストップ機構を組み合わせる。6つのエアバッグ、"programmed self-steering rear suspension" (四輪操舵) を装備。
紳宝 D60 AERO  初披露。A+級スポーツセダン (コンパクトサイズ)。前後座席中央を貫通した斬新な操作タッチパネルを装備するなど、複数の新技術が採用されるのが特徴。 2015年末までに発売の予定。販売予定価格は20万元前後。
 Saab技術を採用したターボ付ガソリンエンジン (排気量2.0/2.3L) を搭載。
北京汽車
製造廠
(BAW)
北京 BJ100
Concept
 高い機動性を持つオフロード車のコンセプトカー。全長4868/全幅1993/全高1815/ホイールベース2900㎜。空気充填タイプではない特殊タイヤを採用し、機動性に優れているのが特徴。
 これをベースにして、軍用車のほか、2年後 (2016年以降) を目指して、民生用の量産モデルを発売する予定。
北京 BJ80  初披露。前「勇士」モデルの後継車で、砂漠を含む複雑な地形にも適応する、"北京"自主ブランドの民生版オフロード車。全長4780/全幅1850/全高1975/ホイールベース2800㎜。2015年後半に発売の予定。
 排気量4.0LのV6エンジンを搭載。国産"北斗"GPSカーナビを装備。
北京 BJ40
(5ドア仕様)
 初披露した5ドア仕様の新型「BJ40」(オフロードSUV)。3ドア仕様の既存市販モデル (2013年末に14.68万元で発売) と同じの5座席。2014年内に発売の予定。
 搭載エンジンは、市販モデルが最高出力約80kWの 2.4L エンジンに対し、最高出力がより強い約130kWの新型 2.4L エンジンを採用した。
北汽福田汽車 福田
新風景 G7
 フルモデルチェンジした、「風景」(View) の最新型 (7代目)。北汽福田汽車の戦略軽型バン (乗用タイプと荷物タイプがある)。2011年初から3年間合計で2.9億元をかけて開発。2014年4月に発売。標準販売価格は8.98万~9.98万元。
 販売目標は国内年間4万台以上 (中国シェア50%) と、東南アジアと中東・アフリカなど海外市場で10万台と設定。 (*注) 前「風景」の中国における2013年軽型バス市場シェアは、全国平均で約27% (販売台数2万台超)。陜西省/河南省/深圳では50%以上に達した。
 新型は、先代より、外観/快適性の追求、安全性・動力性能向上などの面で改良・刷新。短距離乗用向け、または、都市物流向けにも適す。積載能力も20%高め、最大1.8トンまで引き上げた。
 排気量2.0L 「491型」ガソリンエンジン (定格出力95kW/最大トルク193Nm)、または、2.8L 「4JB1T型」コモンレールディーゼルエンジン (最高出力70kW/最大トルク225Nm) を搭載。うち、「491型」エンジン搭載車は、旧型「491型」ガソリンエンジンを刷新したことにより、出力は32%とトルクは5%アップしたのに対し、燃料消費効率は最大8%向上。

 

SENOVA D50 SENOVA D50
北京汽車股份の「紳宝 D50」

 

紳宝 D60 AERO
北京汽車股份の「紳宝 D60 AERO」

 

BJ100 concept BJ100 concept
北京汽車製造廠の「北京 BJ100 Concept」

 

BJ80 BJ80
北京汽車製造廠の「北京 BJ80」

 

BJ40 BJ40
北京汽車製造廠の「北京 BJ40」

 

新風景G7
北汽福田汽車の「福田・新風景G7」


 

EV

OEM 展示モデル 概要
北京汽車股份 E150 EV II代
(EV)
 「E150 EV」の2代目モデル (セダン)。初代より軽量化に注力した。全長4025/全幅1720/全高1503/ホイールベース2500mm。車両重量は1250kg。充電時間は、一般電源で6h、専用充電スタンドで1h。航続距離は最大210km以上。最高速度は125km/h。
 パワーバッテリーは、SK高性能三元系リチウムイオン蓄電池 (容量30kWh) を採用。タイヤ圧監視測定システム「TPMS」や、車線逸脱警報システム、8インチタッチパネル式スマートインターフェースを装備。

注: 技術コーナーでは、新型「紳宝 EV」のプラットフォームを展示した。

 

E 150EV E 150EV
北京汽車股份の「E150 EV II代」(EV)

                     <自動車産業ポータル、マークラインズ>