Hyundai/Kia の新型車装備:新型 Genesisに多数の予防安全装備を搭載

車両安定制御システム、アイドリングストップ機構、テレマティクスシステムの搭載拡大

2014/03/17

要 約

現代自 大型高級セダンGenesis
現代自 大型高級セダンGenesis
デトロイトモーターショー 2014より

 本レポートでは、現代自動車グループ (現代自動車と起亜自動車) が2012年半ば以降に発売した新型車 (フルモデルチェンジ車) 7車種について、主要装備とエンジン/変速機の設定状況をまとめた。

 主要装備の設定状況では、現代自動車が大型高級セダンGenesisに、カメラやレーダーセンサーを利用した予防安全装備や新開発の利便性装備を搭載。起亜自動車は、小型車のForte Koup, Carens, pro_cee'd, Soulに車両安定制御システム (VSM) を搭載。アイドリングストップ機構の搭載も拡大した。また、両ブランドとも、機能を拡張したテレマティクスシステムを設定した。

 エンジン/変速機の設定状況では、現代/起亜自動車とも直噴ガソリンエンジンに連続可変バルブタイミング機構を備えたエンジンの設定を拡大。変速機では、Genesisが自社開発の8速ATを標準装備した。

Hyundai/Kia が2012年半ば以降に発売した新型車

Segment Brand Model 概要
A Hyundai 新型 i10 欧州市場向けサブコンパクト車の2代目。ドイツでデザイン・開発し、トルコで生産する。2013年9月に欧州で発売。
B Kia 新型 Soul 小型トールワゴンの2代目。新型Kia cee'dのプラットフォームを採用。2013年第4四半期に韓国・米国、2014年に欧州に投入。
C Hyundai 新型
Elantra Coupe
Elantra sedanをベースとするスポーツクーペ。北米には2012年に、韓国ではAvante Coupeとして2013年4月に発売。
Kia 新型 Forte Koup Kiaの主力小型車、2代目 Forte family の3車種目である 2ドアクーペ。2013年8月に韓国、第4四半期に米国に投入。韓国ではK3 Koup、豪州等ではCerato Koup名で販売する。
新型 Carens 5/7人乗りの小型MPVの3代目。新開発のプラットフォームを採用。2013年3月に韓国・欧州に投入。韓国名はRondo。
新型 pro_cee'd 欧州市場向けの2代目cee'd familyの3車種目である3ドアハッチバック。2013年春に欧州に投入した。
D Hyundai 新型 Genesis 大型高級セダンの2代目。新開発のプラットフォームを採用し、標準では後輪駆動だが、4輪駆動も選択可能。2013年11月に韓国で発売。2014年上期に欧米にも投入する。

関連レポート:
デトロイト モーターショー 2014:
 Hyundaiは次期型Genesis、KiaはGT4 Stingerコンセプトを発表 (2014年2月掲載)
新型車装備レポート:
 ドイツ3社の新型車装備 (2013年11月掲載)、欧州メーカーの新型車装備 (2013年7月掲載)
 米国の新型車装備 (2013年8月掲載)、日本の新型車装備 (2013年7月掲載)



主な先進装備:Hyundai初の自動緊急ブレーキなど高度な運転支援装備を搭載

 走行安定性装備では、ESCと電動パワーステアリングを協調制御する車両安定制御システムVehicle Stability Management (VSM) の設定が小型車にも拡大し、Bセグメント車のKia Soulにも搭載した。新開発の電子制御式4輪駆動システムHTRACと、ドライバーが走行モードを選択できるIntelligent Drive Modeを現代自がGenesisに設定。燃費向上装備では、アイドリングストップ機構のIntelligent Stop & Goの搭載が拡大した。

 運転・駐車支援装備では、GenesisにHyundai初の自動緊急ブレーキや、車線逸脱を検知するとシステムがステアリングを押し戻すLane Keeping Assist Systemを設定。Kia車には、ドライバーの嗜好や道路状況に応じてステアリング操作モードを選択できるFlexSteerや、AT車の燃費向上のためにトルクマップ等を調整するActive Eco Systemの搭載が拡大した。

 視認性確保では、ステアリング操作に連動してヘッドライトの光軸を調整し、進行方向に光を照射するAdaptive Front Lightingを小型車のKia pro_cee'dに設定。Genesisには、先行車や対向車の有無に対応して、ハイ/ロービームを自動切替するHigh-beam Assistを搭載した。

 快適・利便性装備では、前席または運転席シートの気孔から送風するVentilated seatsと、ステアリングにヒーターを組み込んだHeated steering wheelの設定が小型車にまで拡大。テレマティクスシステムの設定も拡大し、現代自はBlue Link、起亜自はUVO eServicesの機能を拡張して搭載した 。

Hyundai/Kia が最近の新型車に設定した主な先進装備

Hyundai Kia
走行安定性
(燃費向上を含む)
Vehicle Stability Management (VSM) Elantra coupe Forte Koup, Carens, pro_cee'd, Soul
HTRAC 4輪駆動システム Genesis
Intelligent Drive Mode Genesis
Intelligent Stop & Go (ISG) i10 Carens, pro_cee'd. Soul
運転・駐車支援 Automatic Emergency Braking Genesis
Lane Keeping Assist System Genesis
FlexSteer Forte Koup, Carens, pro_cee'd, Soul
Active ECO System Elantra coupe Forte Koup, Carens, Soul
視認性確保 Adaptive Front Lighting System Genesis pro_cee'd
High-beam Assist Genesis
快適・利便性 Ventilated Driver's/Front Seats Genesis Forte Koup, Soul
Heated Steering Wheel Genesis, i10 Forte Koup, Carens, pro_cee'd, Soul
Blue Link/UVO eServices Genesis Forte Koup, Soul

 

 



エンジンと変速機:CVVT付き直噴/直噴ターボエンジンの搭載拡大

 現代自動車は、大型高級セダンGenesisに3.8Lおよび5.0L、小型車のElantra Coupeに2.0Lの直噴ガソリンエンジンを搭載。いずれも吸排気連続可変バルブタイミング機構 (D-CVVT) 付きで、直噴技術とD-CVVTにより、低燃費、排出ガス低減、高出力を図る。

 起亜自動車も、小型車のForte Koup, Carens, pro_cee'd, Soulに直噴ガソリンエンジンを搭載。その多くが吸気または吸排気バルブにCVVTを備えている。Forte Koupとpro_cee'dには、ターボチャージャーを組み合わせた1.6L直噴ガソリンターボエンジンも設定した。欧州向けモデルにはディーゼルエンジンを設定し、小型MPVのCarensには、1.7Lディーゼルターボエンジンも搭載した。

Dセグメント:Hyundai Genesis のエンジン/変速機

Genesis は米国仕様。◎は全仕様に標準装備、○は一部仕様に標準装備、△はオプション設定。
Hyundai
Genesis
3.8L Petrol GDI V6 with D-CVVT (Lambda, 311 hp)
5.0L Petrol GDI V8 with D-CVVT (Tau, 420 hp)
8-speed automatic transmission with SHIFTRONIC paddle shifter
資料:現代自動車米国公式サイト、新車発表資料
(注) 1. 新型Genesis向けに改良された 3.8L Lambda直噴エンジンは、3段階の可変吸気システム、噴射パターンを改善した燃料噴射器、エアギャップ構造のエキゾーストマニホールド等を備える。圧縮比は11.5。D-CVVT (Dual Continuously Variable Valve Timing:吸排気連続可変バルブタイミング機構) も採用する。
2. 最新版の5.0L Tau直噴エンジンは、最適化された吸気通路の長さ、摩擦およびNVH低減のためのタイミングチェーンの強化、低速域から高トルクを発生させるエキゾーストマニホールド、高圧縮比 (11.8)、マルチプル・インジェクション・マッピングの改善等により、出力増大、排出ガス低減、燃焼効率向上を図る。D-CVVTも採用する。
3. 新型Genesisの全グレードが標準装備する8速ATは、自社開発のトランスミッション。シフトロジックおよびスピードの改善、加速力の強化、スポーツモード・マッピング、スムーズな変速、伝達効率の向上を実現。SHIFTRONICと呼ぶマニュアルシフト機能と、ステアリングに装着したパドルシフターを備える。

 

Cセグメント:Hyundai Elantra Coupe と Kia Forte Koup, Carens, pro_cee'd のエンジン/変速機

Elantra CoupeとForte Koupは北米仕様、Carensとpro_cee'd は欧州仕様の装備。
◎は全仕様に標準装備、○は一部仕様に標準装備、△はオプション設定。
Hyundai Kia
Elantra coupe Forte Koup Carens pro_cee'd
1.4L Petrol with CVVT (98 hp)
1.6L Petrol GDi turbocharged with D-CVVT (201 hp)
1.6L Petrol GDi (133 hp)
1.6L Petrol GDi with CVVT (133 hp)
2.0L Petrol GDI with D-CVVT (173 hp)
1.6L Diesel (CRDi)(126 hp)
1.7L Diesel (CRDi) turbocharged (114 hp, 134 hp)
6-speed manual transmission
6-speed manual ISG
6-speed automatic transmission with SHIFTRONIC
6-speed automatic transmission
6-speed automatic DCT
Electronically controlled 6-speed automatic transmission with overdrive
資料:現代自動車米国公式サイト、起亜自動車米国/英国公式サイト、新車発表資料
(注) 1. 2014年型Elantra Coupeが搭載する2.0L GDi エンジンは、最高出力が173 hpで、旧型エンジンよりパワーが17%増加。D-CVVTにより排出ガスの低減と燃費の向上を図り、EPA高速燃費は34 mpg。
2. 1.6L GDi ターボエンジンを搭載したForte Koupは、同モデルの中で最もパワフルで、最高出力201 hp、最大トルク 195 lb-ft を発生。2.0L GDiエンジン搭載車は、最高出力 173 hp、最大トルク 154 lb-ft。
3. Kia Carensが搭載する1.7L ディーゼルエンジンは可変ジオメトリーターボ付き。最高出力114 hp の同エンジンとアイドリングストップ機構付き6速MTの組み合わせでは、CO2排出量は124g/km、欧州複合燃費は4.7L/100km。
4. Kia pro_cee'dの1.6L GDiエンジン搭載車は、pro_cee'dとして初めてデュアルクラッチトランスミッション(DCT) を設定。DCTは、ATの利便性とMTの効率性を併せ持ち、燃費向上とCO2排出量低減に寄与する。
5. Kia pro_cee'd のGTおよびGT Techグレードは、1.6L GDi ターボエンジンを搭載。欧州のKiaブランド車としては初めてターボエンジンを採用した。ターボにより、最高出力は51%増の201 hp、最大トルクは61%増の265 Nmに向上。

 

A/Bセグメント:Kia Soul およびHyundai i10 のエンジン/変速機

Kia Soul は米国仕様、Hyundai i10は欧州仕様の装備。◎は全仕様に標準装備、○は一部仕様に標準装備、△はオプション設定。
Kia Hyundai
Soul i10
1.0L Petrol 3 cylinder (Kappa, 66 ps)
1.2L Petrol 4 cylinder (Kappa, 87 ps)
1.6L Petrol GDi (Gamma, 130 hp) with D-CVVT
2.0L Petrol GDi (Nu, 164 hp) with D-CVVT
5-speed manual transmission
6-speed manual transmission
Electronically controlled 6-speed automatic overdrive with Sportmatic
4-speed automatic transmission
資料:起亜自動車米国公式サイト、現代自動車英国公式サイト、新車発表資料
(注) 1. Kia Soulが搭載する6速ATは、Sportmaticと称するマニュアルシフト機能を備える。
2. Hyundai i10が搭載する 1.0L Kappa エンジンは、最高出力 66 ps を 5500 rpm で発生。旧型 i10より、700 rpm 低い回転数で最高出力を発生させている。最大トルクは 94 Nm/3500 rpm。同エンジンは、工場装着オプションでLPG仕様を選択可能。その場合の最高出力は 67 ps/6200 rpm、最大トルクは 90 Nm/4500 rpm。
3. Hyundai i10 の 1.2L Kappa エンジン搭載車は、同モデルの全販売台数の40%程度を占める見込み。最高出力は 87 ps/6000 rpm、最大トルクは 120 Nm/4000 rpm。

 

 



Dセグメントの主要先進装備:Hyundai Genesis

 Dセグメントでは、現代自動車が大型高級セダンGenesisに、カメラやレーダーセンサーを利用した予防安全装備を数多く搭載。Hyundaiセダンとしては初めて4輪駆動システムHTRACも設定。快適・利便性装備では、車内の二酸化炭素濃度を検知し、自動で換気するCO2 Sensor Control systemを搭載したほか (現代自によると世界初)、テレマティクスシステムBlue Linkの2代目を初搭載した。

Dセグメント:Hyundai Genesis (米国仕様) に設定した主な先進装備 (新車発表資料より抽出)





HTRAC4輪駆動システム  新開発の電子制御式フルタイム4輪駆動システム。Hyundaiセダンとしては初搭載。165ポンドと軽量なシステムで、路面や走行状況に応じて、前輪と後輪へのトルク配分を最適化する。ドライバーが走行モードを選択でき、NormalとEcoモードは全天候での確実な制御を提供。Sportモードは、後輪により多くのトルクを送り、機敏な操縦を可能にする。この走行モードは、Intelligent Drive Modeと連携して作動する。
Intelligent Drive Mode  Intelligent Drive Modeは、路面状況やドライバーの嗜好により、4種の走行モード (Eco, Normal, Sport, Snow) から好みのモードを選択できる機能。モードにより、トランスミッションマッピング、スロットルレスポンス、スタビリティコントロール、サスペンションの減衰力等を調整する。Hyundaiでは初搭載。






Automatic Emergency Braking  自動緊急ブレーキの搭載はHyundai車では初めて。前方監視カメラとレーダーセンサーで先行車を監視。先行車との衝突の危険を検知し、ドライバーが反応しない場合は、自動ブレーキをかける。自車の速度が 5-50 mph の場合はフルブレーキをかけ、衝突回避または被害軽減を図り、50-112 mphの場合はパーシャルブレーキをかけ、危険を警告する。
Smart Cruise Control  フロントグリルに装着したレーダーセンサーにより、先行車との車間距離を一定に維持する。先行車が停止すれば、自車も停止する。
Blind-Spot Detection system (BSD)
Lane Change Assist (LCA)
Rear Cross-traffic Alert (RCTA)
 リアバンパーに装着されたレーダーセンサーにより、BSDは自車の斜め後方の死角部分に他車が進入すると、サイドミラーに表示して、ドライバーに警告する。それを無視して、ドライバーが車線変更しようとすると、警報を発するとともに、ステアリングを振動させる。ヘッドアップディスプレイにも表示する。
 LCAは、高速走行時に、斜め後方から高速で近づいて来る車を検知する。
 RCTAは、駐車場からバックで出る時に、車の後方左右の状況を確認する。
Lane Departure Warning System(LDWS)
Lane Keeping Assist System (LKAS)
 LDWSは、前方監視カメラにより前方の車線とそのラインを認識し、車両が、方向指示器を作動させないで車線を逸脱しそうになると、インスツルメントパネルの表示とステアリングの振動で警告する。オプション設定。
 LKASは、43 mph以上で走行中に車線を逸脱しそうになると、システムがステアリングを押し戻して、車線逸脱を防止する。オプション設定。
Automatic Vehicle Hold  電子パーキングブレーキの付属機能。信号や渋滞で車両を停止させると、ブレーキペダルから足を離しても、アクセルペダルを踏むまでブレーキがかかった状態を維持する。
Parking Assistance System  フロントおよびリアバンパーに装着された8個の超音波センサーと後方監視カメラにより、駐車する際に周囲をモニターする。周囲の物との距離は、ダッシュボードの画面上の表示と警告音により、ドライバーに知らせる。


High-beam Assist (HBA)  夜間に先行車および対向車を検知すると、自動的にヘッドランプのハイビームをロービームに切り替える。周囲に他の車がいなければ、再びハイビームに戻す。周囲のドライバーを眩惑させることなく、良好な視界を確保する。オプション設定。




便
CO2 Sensor Control System  世界初搭載。グローブボックスの下に装着されたセンサーで車内の二酸化炭素(CO2)の濃度を検知し、自動的に換気システムを作動させる。Hyundaiの研究によると、CO2が2,000 ppm を超えると乗員は眠気を誘われるという。
Head's-Up Display  鏡と液晶画面を利用し、フロントガラスに走行情報を投影する。速度、Smart Cruise Controlの作動状況、ナビゲーション、死角検知情報、車線逸脱警報、オーディオ等の情報は、ドライバーの約6フィート前方に見えるように映し出される。オプション設定。
Smart Trunk System  スマートキーを身に付けた人がリアバンパーの後方3フィート以内に3秒以上立つと、トランクが自動的に開く。トランクが開く前に、音と光で注意を促す。他社の同種のシステムと違い、片足をリアバンパーの下でキックする必要はない。
Driver's Seat with Power Bolster and Cushion Extender  運転席にオプション設定されたHyundai車初の新機能。内蔵のエアポンプとコントローラーバルブにより、シート内部のエアセルを制御して、シートバックボルスターの膨らみを調整する。また、シートクッションの最前部が上方および前方に膨らんで脚を支え、特に背の高いドライバーの運転疲労を軽減する。
9.2-inch High-Definition Screen  センターコンソールに設置した9.2インチの高精細タッチスクリーン。Hyundaiの同セグメントでは初。ナビゲーションシステムやBluetoothのストリーミングオーディオなど、Driver Information Systemの各種機能を備える。
Blue Link  テレマティクスシステム Blue Link の2代目を初搭載。追加機能としては、Googleによる行先検索{音声操作)、遠隔操作の拡大 (エンジン、エアコン、デフロスター)、自動衝突通知および緊急支要請 (ユーザー指定の連絡先への連絡も含む) がある。
 Blue Linkには、スマートフォン、ウェブアプリ、車載システムからアクセスできる。従来の機能には、道案内、メンテナンスのスケジューリング、子供に車を貸す際に制限速度や門限を設定、ドア開閉等の遠隔操作等が含まれる。

資料:現代自動車米国公式サイト、新車発表資料

 

 



Cセグメントの装備設定状況:Hyundai Elantra coupe およびKia Forte Koup, Carens, pro_cee'd

 Cセグメントでは、新型車全4車種に、ESCと電動パワーステアリングを協調制御するVSMを標準装備。現代自の米国向けElantra coupeには、7インチの高精細ディスプレイを含むナビゲーションシステムやテレマティクスシステムBlue Linkを設定した。起亜自の米国向けForte Koupには、運転席シートの気孔から送風するVentilated Driver's SeatやテレマティクスシステムUVO eServicesを搭載。欧州向けのCarensとpro_cee'dには、アイドリングストップ機構、LED Daytime Running Lights、7インチタッチスクリーンを含むナビゲーションシステムを搭載した。

Cセグメント:Hyundai Elantra Coupe と Kia Forte Koup, Carens, pro_cee'd の主要装備

Elantra CoupeとForte Koupは北米仕様、Carensとpro_cee'd は欧州仕様の装備。
◎は全仕様に標準装備、○は一部仕様に標準装備、△はオプション設定。
Hyundai Kia
Elantra
coupe
Forte
Koup
Carens pro_cee'd
走行安定性
(燃費向上を含む)
Electronic Stability Control (ESC)
Vehicle Stability Management (VSM)
Traction Control System (TCS)
Electronic Brake-force Distribution (EBD)
Rear Spoiler
Intelligent Stop & Go (ISG)
Tire Pressure Monitoring System (TPMS)
衝突安全性 Dual Front Advanced airbags
Front Airbags
Side Airbags (Front) & Curtain Airbags
運転・駐車支援 Rear Camera Display
Reversing Sensors
Emergency Stop Signal
Cruise Control
Hill-start Assist Control (HAC)
FlexSteer (下表1)
Gear Shift Indicator
Active ECO System (下表2)
視認性確保 LED Daytime Running Lights
Xenon Adaptive Front Lighting System with Automatic Leveling
Automatic Headlight Control
Projector Headlights with LED accents
Electrically Adjustable & Heated Door Mirrors
Electrically Folding Door Mirrors
Side Mirrors with Turn Signal Indicators
Door Mirrors with LED Turn Signal Indicators
Front Fog Lights
Cornering Lights
Rain Sensing Front Wipers
Front Wiper De-icer
Heated Rear Window
Auto-dimming Rear-view Mirror
Auto-dimming Mirror with HomeLink
快適・利便性 Power Lumbar Support (Driver & Front Passenger)
Heated Front Seats
Ventilated Driver's Seat
Electric Seat Cushion Extension (下表3)
Dual Automatic Air Conditioning
Ionizer
Automatic Defog System
Rear Air Ventilation
Cooling Glove Box
Heated Steering Wheel
Bluetooth Connectivity
Multifunction LCD Full Color Display (下表4)
7-inch Navigation System with High-resolution Display
7-inch Touchscreen Satellite Navigation with
European Mapping & Traffic Messaging Channel
Blue Link
UVO eServices Infotainment System (下表5)
Voice-Command Navigation System

資料:現代自動車米国公式サイト、起亜自動車米国/英国公式サイト、新車発表資料

 

Hyundai Elantra Coupe と Kia Forte Koup, Carens, pro_cee'dに設定した主な先進装備
(1)
FlexSteer
 FlexSteer は、ドライバーの嗜好や道路状況に応じて、3種のステアリング操作モードの切替ができる。Normal モードは俊敏なコンパクト車らしい操作が可能。Comfort モードは、電動によるサポート量が大きく"軽い"操作が可能。Sport モードは、サポート量が少なく、道路からのフィードバックを直接感じられる。
(2)
Active Eco System
 AT車に設定されるActive Eco Systemは、燃費を最大化するために、トルクマップ、シフトスケジュール、トルクフィルタリング、アイドル回転数を調整する。
(3)
Electric seat cushion extension
 長い脚のドライバーに合わせて、電動で運転席のシートクッションを前に伸ばすことができる。長身のドライバーも快適な運転が可能。
(4)
Multifunction Display
 多機能ディスプレイ。標準では液晶ディスプレイにアナログメーターが表示されるが、ステアリング上の 'GT' ボタンを押すと 'GT仕様' となり、デジタル表示で速度、エンジントルク、ターボブースト圧、エンジン冷却液温度、平均燃費、走行可能距離等を示す。
(5)
UVO eServices
 UVO eServicesテレマティクスシステムは、音楽の再生、ハンズフリー通話、Googleマップ検索等のほか、(1)ボタンを押すだけでKiaのコールセンターに電話し、支援を求められる、(2)エアバッグが展開すると、自動で緊急通報を行い、車の所在地を連絡する、(3)メンテナンスの時期を知らせる、(4)いつでも車両点検ができる、(5)駐車した場所を記憶し、スマートフォンのGPS機能によりドライバーを案内する、(6)子供に車を貸す際に門限を設定する、等の機能を有する。

 

 



A/Bセグメントの装備設定状況:Kia Soul および Hyundai i10

 Bセグメントの小型トールワゴンKia SoulとAセグメントのサブコンパクト車Hyundai i10には、アイドリングストップ機構やステアリングにヒーターを組み込んだHeated steering wheelを設定。また、Kia Soulには、ESCと電動パワーステアリングを協調制御するVSM、電動パワーステアリングの操作モードを選択できるFlexSteer、自動防眩機能を備えたAuto-dimming rear view mirrorを搭載した。

SUV新型Soul
起亜の新型Soul
フランクフルトショー2013より
現代ブランドi10の新モデル
現代 i10
フランクフルトショー2013より

A/Bセグメント:Kia Soul と Hyundai i10 の主要装備

Kia Soul は米国仕様、Hyundai i10は欧州仕様の装備。◎は全仕様に標準装備、○は一部仕様に標準装備、△はオプション設定。
Kia Hyundai
Soul i10
走行安定性
(燃費向上を含む)
Electronic Stability Control (ESC)
Vehicle Stability Management (VSM)
Traction Control System (TCS)
Electronic Brake-force Distribution (EBD)
Tire Pressure Monitoring System (TPMS)
Rear spoiler
Intelligent Stop & Go (ISG) system
衝突安全性 Dual Front Advanced Airbags
Front Airbags
Side Airbags (Front) & Curtain Airbags
運転・駐車支援 Rear Camera Display ○△
Rear Parking Sensors
Hill-Start Assist Control (HAC)
Emergency Stop Signal
Active Eco System ○△
Cruise control ○△
FlexSteer
視認性確保 LED Daytime Running Lights
Automatic Headlights ○△
Heated, Power Outside Mirrors
Outside Mirrors with Turn-signal Indicators
Power-folding Outside Mirrors
Front Fog Lights ○△
Front Static Cornering Lights
Auto-dimming Rear View Mirror
快適・利便性 Heated Front Seats & Rear Seat Cushions
Heated Front Seats
Ventilated Front Seats
Heated Steering Wheel
Cooling Glove Box
Supervision Meter Cluster with 4.3" TFT Color LCD
UVO eServices Infotainment System ○△
Bluetooth Connectivity ○△

資料:起亜自動車米国公式サイト、現代自動車英国公式サイト、新車発表資料

                     <自動車産業ポータル、マークラインズ>