Automotive Interiors Expo 2024 Europe
環境に配慮した持続可能な内装材:最新のフィルムおよびコーティング技術
2025/01/22
- 要約
- TOPPAN:透明装飾フィルムおよび液晶調光フィルム
- DNP:機能装飾フィルム、光制御フィルム、モノマテリアルPP装飾フィルム
- FIM-SlimLIGHTプロジェクト(Bö-La、MacDermid Alpha、Kunststoff-Institut Lüdenscheid)
- MacDermid Alpha Electronics Solutions:ハードコートポリカーボネートフィルム XtraForm™ 3D Matt
- Stahl:Stay Clean®およびStay Silent®コーティングソリューション
- Kunststoff-Institut Lüdenscheid:装飾部品の持続可能性
要約
2024年11月12日から14日まで、ドイツのシュトゥットガルトにあるメッセ会場で Automotive Interiors Expo Europeが開催された。本イベントは、UKIP Media & Events Ltd.の一部門であるUKi Media & Eventsが主催する3日間の年次イベントである。例年のような共催フェアが開催されなかったため、来場者数は減少した。ブースの数も、前年の140社から129社に減少した。
本イベントでは、自動車の内装デザイン、持続可能性、乗員の快適性、ユーザーエクスペリエンス(UX)、機能性、人間工学の分野における最新のイノベーションが発表された。来場者は主に、OEMやティア1、ティア2サプライヤーのデザイナー、エンジニア、調達マネージャーであった。
来場者は、合わせて32件の内装トレンドと技術のプレゼンテーションに参加する機会も得た。
本イベントの新しい目玉は、「新製品ゾーン」と「ロイトリンゲン大学VRゾーン」であった。
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新製品ゾーンとロイトリンゲン大学VRゾーン(Automotive Interiors Expo 2024 Europe, organized by © 2024 UKi Media & Events, a division of UKIP Media & Events Ltd. 画像:Copyright © MarkLines Co., Ltd. All rights reserved) |
「新製品ゾーン」では、機能性、美的アピール、互換性、および総合的な乗員体験のために専用設計された最先端のイノベーションが紹介された。
ロイトリンゲン大学VRゾーンでは、同大学のVRを活用した開発プロセスを体験できた。
前年と同様に、多くの企業が環境に配慮した持続可能な自動車内装材を展示した。材料の再利用、再製造、リサイクルも大きなテーマであった。
本稿ではいくつかの製品の新機能と本イベントで発表された一部のプレゼンテーションの要約について紹介する。
2025年は11月11日から13日まで同じくシュトゥットガルトで開催される。
分析レポート:コックピット
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