日産自動車のクルマづくりへのチャレンジ ~電動化・知能化でクルマを革新し続ける~
第6回[名古屋]機械要素技術展 講演「クルマの電動化・自動運転化の最新技術」より
2021/05/18
- 要約
- 「ゼロフェイタリティ=知能化」と「ゼロエミッション=電動化」
- バッテリーの進歩
要約
第6回[名古屋]機械要素技術展における日産自動車(株)常務執行役員 アライアンスグローバルVP Nissan第一製品開発本部 赤石 永一 氏の講演(2021年4月8日)に基づき、本稿では日産の今後の製品開発の方向についてまとめた。主要方針は、パワートレインの知能化と駆動力の100%電動化に集中することである。マイルストーンとして、2030年代早期に主要市場で全車を電動化する。バッテリー単品についても2020年代に全固体電池を採用し商品性を向上するとともに、電力系統や資源循環など社外系を含めたエコシステムをEV投入当初から構想しており、実際に展開をすすめている。
会場風景。企業方針説明とあって多くの聴衆を集めた。 | 100%電動走行とバッテリーをキー技術としてゼロエミッションを達成する。 (出所:日産) |
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