欧米Tier1サプライヤー:自動運転、コネクテッド、HMI動向 (3)
ZFによるWABCO買収、Aptivは現代と合弁会社Motionalを設立、Magnaはドライバーアシストシステムに注力
2020/11/09
- 要約
- ZF:自動運転技術の開発を拡大
- ZF:WABCOを買収し事業範囲を拡大
- ZF:「ZF coASSIST」「ZF coPILOT」「ZF ProAI」など自動運転システム
- ZF:ソリッドステートLiDARに関する提携により最新カメラシステムをアピール
- ZF:デジタルクラウドプラットフォームに関してマイクロソフトとの提携を強化
- ZF:HMI技術はドライバー及び乗客モニタリングシステムへ
- Aptivは現代自動車と自動運転技術に取り組む合弁企業Motionalを設立
- Magnaはドライビングアシストシステムの開発へシフト
要約
ZF自動運転の配車サービスデモカー |
ZF、Aptiv、Magnaは、自動運転車以外のさまざまな技術の開発も行いながら、自動運転技術に対し戦略的に開発を進めている。ZFは、商用車の完全自動運転から乗用車の運転支援システムに至るまで、すべての自動運転レベルに対応する技術の開発を行ってきた。ZFは、e.GO及びTransdevと提携し、公共交通及び貨物輸送用の自動運転EV「e.GO Mover」の開発を行っている。また、2020年5月にはWABCOを買収しており、自動運転とコネクテッドに関する同社の技術は商用車向けへと拡大した。
それに対してMagnaとAptivは的を絞った取り組みを行っている。Magnaは、2018年にLyftと提携し、完全自動運転車の開発を支援していたが、2020年にはSAE自動運転レベル4および5の開発から1~3へ移行する旨を発表した。
Aptivは自動運転レベル4及び5の完全自動運転車向け技術の開発を行っている。同社もLyftと提携しており、ラスベガスにて自動運転タクシーサービスを2020年2月までを通じて10万台以上提供している。またAptivは2020年3月、現代自動車と40億ドルを投じて自動運転レベル4向けシステムに注力する合弁会社Motionalを設立した。
本レポートは、2019年1月から2020年7月までの期間における、欧州及び米国大手サプライヤーの自動運転コネクテッド、モビリティ及びHMI分野における各動向に焦点を当てており、今回のレポートはZF、Aptiv、Magnaについて記述している。
【欧米Tier1サプライヤー:自動運転、コネクテッド、HMI動向】レポート
(1) Bosch、Marelli
(2) Continental、Schaeffler
(4) Valeo、Faurecia、Lear
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