マークラインズ8つの事業
コンテンツ一覧
サービス一覧

ホンダの収益改善計画:生産能力を57万台削減しフル稼働へ

グローバルモデルの派生車数を1/3に削減し、開発工数を30%削減

要約

Passport
2019年初頭に北米市場に投入した新型SUV「Passport」(資料:ホンダ)

  本レポートは、ホンダの四輪事業の収益改善計画について報告する。内容の骨子は、

  • 四輪車の世界生産能力を、2016年3月の555万台から2022年には497.7万台へ57.3万台削減する(グローバルで69.3万台を削減し、中国で12万台を増強)。中国を除くグローバルでの稼働率は、2018年の90%から2022年までにフル稼働に上昇する。2025年には生産に関わる費用を、2018年比10%削減する。
  • 2025年までに、グローバルモデルの派生車種を1/3に削減、地域専用モデルはより強いモデルに集約・削減する。
  • さらに2020年投入車より、量産車の開発効率や部品共有を高める「ホンダ アーキテクチャー」を導入することにより、2025年までに量産車の開発工数を30%削減する。

  最近の中国、米国、欧州市場の失速も加わって、2018年度決算では12.9%の営業減益(7,263億円)、営業利益率4.6%。四輪事業の営業利益は2,097億円(利益率は1.9%)で二輪事業の営業利益2,916億円(13.9%)を下回った。特に第4四半期には連結営業利益423億円(利益率1.0%)、四輪事業では530億円の営業赤字(-1.8%)となった。

  ホンダは「四輪事業の収益力改善が一番の課題」としている。

  同社は、「CASE」事業への投資が本格化する前に、上記の再編を行うことが必要であったとのこと。ホンダの「CASE」戦略については、別途報告する予定。


関連レポート:
ホンダの電動化戦略:小型EV「Honda e」を2019年欧州、2020年日本で発売 (2019年3月)
ホンダ:電動化/自動運転で日米中のIT企業と提携、EV用電池を現地調達(2018年9月)
ホンダの商品計画:電動車を積極投入、2モーター i-MMD採用車種を拡大(2018年9月)

 

このレポートは有料会員限定です。

会員登録いただく、期間限定で続きをお読みいただけます。
さらに、以下のようなコンテンツを無料でご利用いただけます。

  • 市場・技術レポート
  • 世界の自動車生産 / 販売台数
  • モデルチェンジ予測
  • 自動車業界の最新ニュース
  • 自動車部品300品目シェア・供給情報
  • ご利用に関するお問い合わせ先

    月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
    japan 日本
    〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
    tel-icon 03-4241-3907
    カスタマーサポートデスク
    メディア関係者様向け
    USA 米国
    Southfield, Michigan, USA
    +1-248-327-6987
    MEX メキシコ
    León Guanajuato,Mexico
    +52-477-796-0560
    DEU ドイツ
    Frankfurt am Main, Germany
    +49-69–904-3870-0
    CHN 中国 (上海)
    〒200001 上海市黄浦区
    +86-21-6212-6562
    CHN 中国 (深圳)
    〒51800 広東省深圳市南山区
    +86-755-2267-1725
    THA タイ
    Klongtoey, Bangkok, Thailand
    +66-2-665-2840
    IND インド
    Gurgaon, Haryana, India
    +91-124-4048779