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[人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA] ジヤトコ、同軸式e-Axleや9速AT、CVT-Xなどを初出展

ジヤトコは、公益社団法人自動車技術会(JSAE)が主催する「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA」において、主力商品であるAT/CVT、電動化商品を出展した。同社は強みとして、1)ギア技術、2)日産との協業を通じた車両適用技術、3)トランスミッションで培った量産技術を挙げており、電動化車両に対してもこれらの強みを活かして技術・製品を市場に投入していくという。なお、プレスブリーフィングでは、2030年までに電動車向けユニットで500万台を目指すと述べた。

・開発中の製品としては、モーターの中心軸をドライブシャフトが貫通する「同軸」型のeアクスル(e-Axle)のコンセプトモデルを日本初出展した。従来一般的であった3軸式のe-Axleに加えて開発されているもので、EVで要求される小型・軽量化に貢献する。2020年代半ばの量産車への搭載を目指している。

・新規開発品では、FR車用9速オートマチックトランスミッション(AT)「JR913E」を世界初出展した。このATは、日産「フェアレディZ」に搭載されているもので、小型・軽量、低騒音、高効率を特長としている。小型・軽量化については、一般的に使用されているアルミより加工しやすく軽量なマグネシウムを使用することで実現している。また、同社の既存7速ATと比較して、トランスミッション内のクラッチの個数を4から3に減らしたことも小型化に貢献している点の1つ。低騒音については、エンデュラムダンパーの採用により、静粛性を高めたという。高効率化は、潤滑オイルの量を制御する機能により、最小限の油圧を送り込むことで実現している。そのほか、インプットシャフトが長く、遊星ギアを4つ配置していることも特長。なお、この9速ATは同社のステップATとしては初めてシフトバイワイヤーに対応したものだという。

・中・大型FF車用CVT「Jatco CVT-X」もまた、新規開発品として世界初出展された。このCVTは、伝達効率90%を達成したもので日産「キャッシュカイ(Qashqai)」に搭載されている。オイルポンプをメカポンプと電動ポンプに分割し、メカポンプの小型化を通じてフリクションロスを抑えたことで、約8%の車両の低燃費化に貢献している。そのほか、トルコンロック領域を拡大してたことで高効率化やショックの低下を果たした。また、ノイズを67%抑えNVH性能も向上させている。

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