欧米Tier1サプライヤー:自動運転、コネクテッド、HMI動向 (2)

Continentalはデジタル化に注力、Schaefflerのモビリティコンセプトと駆動システム

2020/11/04

要約

  Continental(コンチネンタル)のような大手サプライヤーは、自動運転、コネクティビティ、モビリティ、HMI等、多くの自動車トレンドを包含する開発戦略に向かう傾向がある。Continentalの「Transformation 2019-2029」戦略プログラムでは、自動運転システムや運転支援システム、コネクティビティを実現するシステム、その他のインテリジェント関連製品等、収益性の高い成長分野の強化に焦点を当てている。また、Continentalは、2022年までにAI分野の専門家を2倍以上の1,900人にまで増やす計画で、AI開発を支援するとともに、子会社のArgus Cyber Securityを通じた自動車用サイバーセキュリティの開発を推進している。

Continental CUbE vehicle
Continental CUbE

  また、Continentalは、新しいモビリティアプリケーションを探求するため様々な取り組みを行っている。例えば、都市モビリティの将来的な発展のためにハンブルク市とパートナーシップを結んだ。両者は、衝突警告システムや、駐車場の空きスペースを検知するセンサーベースの車載システム等のプロジェクト実施にむけテストを行う予定である。また、タクシーやシャトル、自動配送用のモバイルハブとして利用できる自動運転EVコンセプト「Continental Urban Mobility Experience(CUbE)」を発表した。

  Schaeffler(シェフラー)は現在、Space Driveドライブ・バイ・ワイヤシステムや、駆動系およびシャシー部品を各車輪に統合したIntelligent Corner Moduleに焦点を当てて開発を進めている。また、Schaeffler Moverプラットフォーム等の独自モビリティコンセプトを発表してきた。

  本レポートは、2019年1月から2020年7月までの期間における、欧州及び米国大手サプライヤーの自動運転コネクテッド及びHMI分野における各動向に焦点を当てており、今回のレポートはContinentalとSchaefflerについて記述している。



【欧米Tier1サプライヤー:自動運転、コネクテッド、HMI動向】レポート:
(1) Bosch, Marelli
(3) ZF, Aptiv, Magna
(4) Valeo, Faurecia, Lear

関連レポート:
自動運転とAI ~リスクと機会~ (2020年8月)
オートモーティブワールド2020:ロボタクシー、LiDAR、高精度3Dマップなど (2020年2月)
CES 2020:変化をとげる車室内体験 (2020年2月)
CES 2020:ADAS対AVに対する新たな期待 (2020年2月)
完全自動運転の実現に向けた高性能センシング技術 (2019年10月)



Continental:モビリティサービスのデジタル化

  Continentalの「Transformation 2019-2029」戦略プログラムは、収益性の高い成長分野の強化に焦点を当てる内容になっている。自動運転支援、自動運転、コネクティビティ、新しい車両アーキテクチャの実装と、高性能コンピュータを活用したコネクティビティ、インテリジェント製品をベースとしたソフトウェアおよびデータ関連事業等が含まれる。

  自動運転技術の分野では、Continentalは短期的にはレベル2およびレベル3の領域の技術に注力する。レベル2は、自動運転技術の中で最も急速に成長している市場セグメントであると考えており、このセグメントでの事業機会を狙う。戦略的投資に関しては、Continentalのアプローチは、コア技術と思われる企業を買収し、Continentalの強みを補完する企業との戦略的提携やパートナーシップを形成することに重点を置く。

  Continentalでは、AI部門で働く従業員が900人を超えており、2022年までにその数を1,900人にまで増やす計画である。また、ソフトウェアやIT部門のエキスパートを2019年の1万9,000人から2022年末までに2万5,000人に増やすことを目指す。さらに、車両エレクトロニクス関連の研究開発活動に特に注力する。特筆すべきは、モビリティサービスのデジタル化に関する売上高を、2019年の10億ユーロから2030年までに30億ユーロへと3倍にすることを目標としている点である。

  Continentalの自動車技術部門は、「自動運転・安全」と「車両ネットワーク・情報」の2つの事業分野に分かれている。「自動運転・安全」では自動運転技術およびシステムの開発を担当し、無事故運転の達成を目指す。「車両ネットワーク・情報」は、コネクテッドモビリティ向けにハードウェア、ソフトウェア、サービス等の部品・システムを開発し、HMIのソリューションも提供する。



Continental:都市モビリティ分野でハンブルク市と提携

  Continentalは、IAAやCESといった展示会で、新しいセンシング技術、コネクティビティモジュール、HMIシステム等、あらゆる自動車技術トレンドに対応した自社の取り組みを紹介している。ハンブルグ市とのパートナーシップは、Continentalの技術がどのように都市にも恩恵をもたらすかを実証するものである。

カテゴリー 内容
投資及び買収 ルーマニアでの生産・研究開発への投資
Continentalは、ルーマニアでの事業に2億ユーロを投資し、Sibiuに新たな生産ラインと研究開発拠点を建設した。ルーマニアにある同社の研究開発チームは、AI、クラウド技術、サイバーセキュリティ、ドライバーモニタリングシステム等の分野に注力している。(2020年3月18日のプレスリリースより)
協業及び共同研究 都市モビリティ分野でハンブルク市と提携
ITS World Congress Singaporeで、ハンブルク市はContinentalと将来の都市モビリティ開発に関するパートナーシップ契約を締結した。本提携は、安全性を向上させ、駐車スペースを効率的に利用するための共同ITSプロジェクトを実施する。プロジェクトの一つでは、道路利用者を保護するためにモバイルエッジコンピューティングを利用した衝突警告システムを実施している。センサーを利用した、利用可能な駐車スペースの車載検知、最寄りの駐車スペースへのナビゲーション、路上・路外駐車の有料化等、さまざまな駐車ソリューションが検討される。(2019年10月22日のプレスリリースより)
展示会 CES 2020で発表された技術
ContinentalはCES 2020で、安全で便利で効率的なモビリティソリューションを紹介。Continentalは、CUbEプラットフォームを用いた自動運転タクシーアプリケーションを通じ、全体的なHMIシステムを展示した。そのトランスペアレントフードシステムは、サラウンドビューシステムをベースにしており、運転手は床下の地形や障害物を見ることができる。Continentalは、パートナー企業と協力して、ウルトラワイドバンド技術を車両に組み込むことで、キーレス車両の操作をより安全で便利なものにしている。また、Continentalは、次世代のナチュラル3Dディスプレイをセンターコックピットのアプリケーションで展示する。新しい接触センサーシステム (CoSSy) は、車両とあらゆる大きさの物体との接触を検知する。(2020年1月3日のプレスリリースより)
Mobile World Congress 2019での技術展示
Mobile World Congress 2019でContinentalは、最新世代のインテリジェントアンテナモジュールを含むいくつかのシステムを発表。このモジュールは、アンテナ構造がモジュールのプリント基板に組み込まれているため、超薄型設計となっている。また、Continentalは、事前定義された機能のためのアプリケーションソフトウェアを搭載した車載サーバーを展示する。Elektrobitは、運転情報とインフォテインメント・アプリケーションを組み合わせたコックピット・ソフトウェア・プラットフォームを展示する。さらに、Continentalのエンドツーエンドのスマートパーキングソリューションは、利用可能な駐車場をリアルタイムで認識、計算、割り当てし、駐車料金を比較する。(2019年2月18日のプレスリリースより)
IAA 2019におけるコネクテッド技術のデモ展示
ContinentalはIAA 2019で、コネクテッドシステム、ソリューション、サービスがユーザーエクスペリエンスにどのような効果を与えることができるかを体感するデモ機を展示する。ディスプレイは、走行モードに基づいて伸縮することで、将来のモビリティシナリオへ適応できることを実証する。eHorizonでは、デモ機は常に最新の地図データを持ち、インテリジェント交差点への接続を介して起こり得る危険を警告する。ワイヤレスソフトウェアのアップデートにより、車両の電子機器やソフトウェアは常に最新の状態に保たれ、安全性が確保される。(2019年8月29日のプレスリリースより)


Continental:CUbEコンセプトを用いた自動配送サービスの実演

  Continentalは、特にCUbEプラットフォームを通じたパーソナル無人車以外の自動運転の研究開発に注力しており、自動配送サービスやロボタクシーへの応用にも力を入れている。

カテゴリー 内容
投資及び買収 ハンガリーに自動運転車開発のための新研究開発センターを開設
Continentalは、ハンガリーに自動運転車開発のための最新の研究開発センターを建設する。同センターは、AIベースの深層機械学習の分析と改善のためのオプションの検討、開発、テストに関与し、100人のソフトウェアとハードウェアの専門家を雇用する。(2019年2月21日のHIPAプレスリリース)
協業及び共同研究 自動運転時の意思決定に関するPRORETA研究プロジェクトの継続
Continentalは、複数の大学との一連のPRORETA研究プロジェクトを継続している。2019年に開始されたPRORETA 5プロジェクトでは、自動運転デモ車両での認知、行動予測、意思決定アルゴリズムを検証している。PRORETA 5は、都心部の複雑な交通状況を認識し、アルゴリズムがどのようにして正しい判断を下すことができるのかを理解することを目的とする。(2020年7月1日プレスリリースより)
Nexteerと自動運転ムーバープロジェクトで提携
2019年、NexteerはContinental、CNXMotion(NexteerとContinentalの合弁会社)等と自動運転ピープルムーバープロジェクトで提携した。(2020年3月29日のプレスリリースより)
EasyMile、上海嘉定工業区と無人運転車開発のための覚書を締結
EasyMileとContinentalは、上海嘉定工業区 (JDIZ) との間で、中国における無人車輛向けソリューションの開発と推進に関する覚書を締結した。嘉定工業区は、先進的な製造業の産業基盤を構築することを目的とした、市レベルのパイロット工業団地。(2019年12月19日のプレスリリースより)
Knorr-Bremseと自動運転商用車開発で提携
ContinentalとKnorr-Bremseは、メーカーの異なる3台のトラックによる自動運転隊列走行の初期テストとデモンストレーションを行った。ショーケースには、個々の車両による隊列編成、隊列走行、緊急ブレーキ、隊列分割等が含まれている。車両のセンサーはContinentalが担当し、商用車ダイナミクスの専門知識においてKnorr-Bremseが貢献している。(2019年7月16日のプレスリリースより)
新技術 自動運転向けタイヤ監視管理サービス「ContiConnect」
Continentalは、自動運転向けのタイヤ監視管理サービス「ContiConnect」の提供を開始する。タイヤセンサーが空気圧の低下を検知すると、遠心力で自動的に空気を注入。トレッドの摩耗は電気抵抗で管理する。Continentalは、ロボタクシー等の用途向けにContiConnectを提案していく。(2019年10月31日の日刊自動車新聞の記事より)
展示会   IAA2019でCUbEを出展
ContinentalはIAAフランクフルト・モーターショーでロボタクシーCUbEを展示し、EasyMileと協働で未来のモビリティを実証する。両社は、無人ロボタクシー電動シャトルのデモ走行路を設置した。ロボタクシーCUbEは、EasyMileのEZ10シャトルと無人運転ソフトウェアをベースにした、Continentalの無人運転車両技術開発プラットフォーム。この技術は量産の準備ができており、現在は様々なパイロットプロジェクトで使用されている。(2019年9月12日のプレスリリースより)
CES 2019における自動運転車両を使った配送デモ
CES 2019で、Continentalは、配送ロボットと無人運転車両の助けを借りて商品を配送するアプローチを実演する。Continentalは、CUbE無人運転車のプラットフォームを使って、荷物を直接消費者に届けるためのロボットを展開して配備する方法を展示。CUbEを商品配送に利用することで、利用可能な輸送能力をさらに活用し、遊休時間を短縮することができる。(2019年1月8日のプレスリリースより)
Continental CUbE CUbEと連携して自動運転による配送に利用されるロボット


Continental:77GHzレーダー、センサーシステムを発表

  Continentalのセンサー製品群は、レーダー、LiDAR、カメラを搭載したCUbEシャトルコンセプトに代表されるように、様々なシステムを特徴とする。また、Continentalは、複数の機能を同時に提供するフュージョンシステムも開発している。

カテゴリー 内容
投資及び買収 Blickfeldへの出資
Blickfeld は、Continentalを含むシリーズ A の資金調達ラウンドを完了した。Blickfeld は、LiDARセンサーおよびソフトウェアの開発・製造を行っている。Blickfeldはこの投資を利用して、自動車市場向けのLiDARセンサーの生産を拡大し、適格性を確認していく。(2020年3月20日のプレスリリースより)
テキサス州の新レーダーセンサー工場
Continentalは、テキサス州New Braunfelsにレーダーセンサーの新工場を建設するため、3年間で1億ユーロを投資する。起工式は2020年半ば、生産開始は2021年を予定している。(2020年2月6日のプレスリリースより)
新技術 レーダーを用いた商用車用ターンアシストシステム
Continentalは、サイクリストや歩行者を検知して分類することができる、レーダーを使った商用車用のターンアシストシステムを発売した。このレーダーセンサーシステムは、バックミラーに設置され、車両の側面から最大4メートル、後方14メートルまでのエリアを監視する。歩行者や自転車、スクーターが車両の死角に入るとすぐにドライバーに警告する。(2020年6月30日のプレスリリースより)
カメラとセンサーシステムの融合
Continentalは、これまで別々に配備されていたカメラを束ねて、完全なシステムを形成している。複数の衛星カメラが高精度の画像データを提供し、中央制御装置で処理・評価する。このシステムが提供する詳細な画像データは、遠隔駐車場やバレーパーキング等の用途に利用することができる。現在、画像解像度1.3メガピクセルの衛星カメラが利用可能。また、解像度250万画素で優れた暗視性能を持つ新世代のカメラも近日中に生産を開始する予定。(2019年12月3日のプレスリリースより)
自動運転用複合カメラシステム
Continentalは、自動運転時の運転制御を安全に伝達するために、車内向け赤外線カメラと車外向けカメラからなる複合カメラシステムを開発した。このシステムは2021年から量産を開始する。車外カメラは、ADASシステムにデータを提供する。車内カメラは、運転者の位置、視線の方向、手の位置を検出して、車両の制御が可能かどうかを判断する。また、Occupant Safety Monitor機能により、車両の乗員に応じてシートベルトやエアバッグ等の安全システムを調整することができる。(2019年8月13日のプレスリリースより)
77GHz短距離レーダー
Continentalは、車両の周囲を正確に検出する次期開発段階の新型短距離レーダーを発表した。この新しいレーダーは、77GHzの技術を使用して動きと速度を正確に検出する。車両の四隅のそれぞれにレーダーセンサーを配置することで、車両の周囲をほぼシームレスに360度監視することができる。(2019年6月25日のプレスリリースより)
受注 EasyMile EZ10自動運転シャトルに関する技術
Continentalの無人運転車両技術は、EasyMileの自動運転シャトル「EZ10」に初めて搭載される。Continentalの中心的な技術開発プラットフォームは、EZ10をベースにした無人運転シャトル「CUbE」。CUbEにより、Continentalは、無人運転車両用の生産可能なレーダーシステムを開発した。EZ10は、7つのレーダーセンサー、レーザーセンサー、カメラを搭載しており、360度の環境画像を生成することが可能。(2019年7月9日プレスリリースより)
SRR600 77GHz短距離レーダー Occupant Safety Monitorシステム


Continental:アンテナ、テレマティクスなどのコネクテッド製品群を開発

  コネクティビティに関して、Continentalは近年、アンテナの開発、5Gシステムの応用、V2Iの研究に取り組んでいる。

カテゴリー 内容
投資及び買収 Kathrein Automotiveを買収
Continentalは、Kathrein Automotiveの買収を完了した。Kathreinはアンテナと衛星技術のメーカー。インテリジェントアンテナは、インテリアコネクティビティコンセプトの出発点となる。(2019年2月4日のプレスリリースより)
協業及び共同研究    I2Vインターフェース評価における3Mとの提携
Continentalは、3Mと共同評価パートナーシップを締結し、安全性を向上させるためのI2V(Infrastructure-to-vehicle)インターフェースの評価を行う。Continentalと3Mは、高精度(HD)地図上の環境ランドマークを利用した定位・補正サービス、都市部の道路環境における物体の識別・分類、作業ゾーン環境の認識向上、センサーフュージョンによるインフラ関連物体の検知強化等、I2Vインターフェースを評価していく。(2019年10月15日のプレスリリースより)
MBitionと新型テレマティクスソフトウェアプラットフォームの契約を締結
Elektrobitは、Daimlerの子会社であるMBitionと長期的な協業契約を締結し、ドイツのベルリンに新しいソフトウェアラボを開設した。MBitionは、次世代Mercedes-Benzのテレマティクスシステム用ソフトウェアプラットフォームの設計と実装を行うパートナーとしてElektrobitを選定した。(2019年9月30日のプレスリリースより)
マルチアクセスエッジコンピューティングのためのCar2MECプロジェクト
Continentalは、Car2MECプロジェクトのもと、ドイツのA9高速道路デジタルテストコースでパートナーと共同でテストを実施した。このプロジェクトの目標は、テクノロジー、ネットワークアーキテクチャ、経済性の観点から、コネクテッドドライブにおけるマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)の価値を見極めることにある。プロジェクト・パートナーは、緊急警告、渋滞終了警告、速度制限の変更補助、HD地図等のユースケースを検証した。(2019年3月21日のプレスリリースより)
新技術 接続機能を備えたTPMS
ContinentalとMercedes-Benz Trucks UKは、トレーラーやマルチデッキを使用するフリートの安全要件を満たすために設計された新しい統合デジタルTPMSを開発した。ドライバーとフリート管理者は、リアルタイムでトレーラーのタイヤ空気圧と温度を受け取ることが可能。ドライバーは、タイヤの空気圧が低下したり、タイヤの温度が上昇したりすると、ダッシュボードに表示される警告を音声と視覚で受け取ることができる。トレーラーシステムには、タイヤに取り付けられたセンサー、トレーラーのシャシーに取り付けられたCCU、トレーラーのニアサイドに固定された警告ランプが統合されている。高出力のBluetoothドングルが運転席にデータを転送する。(2020年6月4日のプレスリリースより)
受注 欧州OEM向けにインテリジェントアンテナモジュールと5Gテレマティクスユニットを供給
Continentalは、欧州の自動車メーカー2社にインテリジェントアンテナモジュールと5Gテレマティクスユニットを供給する。いずれのプロジェクトもContinentalの5GハイブリッドV2Xプラットフォームをベースにしており、2023年に量産を開始する予定。インテリジェントアンテナモジュールは、4Gまたは5G、Wi-Fi、Bluetooth、キーレスエントリー等の無線アプリケーションを組み合わせて使用する。(2020年7月8日のプレスリリースより)
スマートフォンを利用した車両アクセスシステム「CoSmA」を受注 
Continentalは、スマートフォンベースの車両アクセスシステム「CoSmA」の新規生産受注を獲得した。欧州とアジアのグローバルOEM3社が、将来の自動車にCoSmAを採用する。生産開始は2021年を予定。CoSmAは、スマートフォンから車へのアクセス、ロック解除、発進が可能で、Bluetooth Low Energy技術と超広帯域技術の両方を使用。(2020年6月23日のプレスリリースより)
展示会 2019 Mobile World CongressでのVodafoneとの5Gテストの結果
ContinentalとVodafoneは、2019 Mobile World Congressで、通信技術がどのようにして数千件もの事故を防ぐことができるかを実演する。研究されているアプリケーションの1つが、デジタルセーフティシールド。AIと組み合わせて車両に内蔵されたカメラが歩行者や自転車の意図を判断、保護する。もう一つのアプリケーションは交通渋滞警告システムで、車両が渋滞に到達する手前で通知を行う。(2019年2月21日のプレスリリースより)
CES 2019で展示されたフレキシブルな5Gハイブリッドプラットフォーム
Continentalは、フレキシブルな5Gハイブリッドプラットフォームを開発している。ContinentalのハイブリッドV2Xソリューションは、4Gと5Gのネットワークアクセスのための技術に加え、DSRCとCellular-V2Xの技術を統合。新しいハイブリッドV2Xソリューションでは、同じプラットフォームを使用してどちらの通信規格にも対応できるため、V2X通信のコストと複雑さを軽減することが可能。ContinentalはCES 2019において、4Gテレマティクスユニット内にDSRC V2Xを統合したハイブリッドV2Xのライブデモ機を展示する。(2019年1月4日のプレスリリースより)
Diagram demonstrating operation Continental Hybrid V2X platform
CoSmA車両アクセスシステムのデモ図 Continental Hybrid V2Xプラットフォーム


Continental:eHorizon、車両データ共有アプリケーションを通じた新たなデジタルサービスの提供

  Continentalは、車両の走行ルートの状況に関する情報を取り込んで車両の他のシステムを準備するeHorizon等のシステムを開発してきた。また、データ収益化の可能性のあるコネクテッドパーキング等の車両データ共有アプリケーションも実証している。

カテゴリー 内容
協業及び共同研究 Hewlett Packard Enterpriseと共同開発した車両データ共有の新プラットフォーム
ContinentalとHewlett Packard Enterprise (HPE) は、新たなデジタルサービスを実現するために、車両データを共有する新しいプラットフォームを発表した。新しいプラットフォームは2019年に提供。HPEとContinentalは、データ取引や自動車メーカーのバックエンドシステムやサービスへの車両データの統合を促進するための追加サービスを提供する。また、このプラットフォームは、データの収益化とブランドの差別化を支援する。このプラットフォームは、ブロックチェーン技術に基づく分散型アーキテクチャを活用している。(2019年2月26日のプレスリリースより)
ElektrobitとTomTomが開発したHDマップホライズン
TomTomとElektrobitは、業界初となる自動運転用HDマップホライズンをリリースしたと発表。HDマップホライズンは、車両が道路の正確な仮想画像を構築し、安全性と快適性を高めるのに役立つ。このシステムは、ElektrobitのEB robinos Predictorオンボードソフトウェアを介して、TomTom AutoStreamを介して最新のHDマップデータをストリーム配信する。(2019年3月7日のプレスリリースより)
新技術 世界14カ国で駐車情報サービスを開始
Continentalは、利用可能な駐車場に関する情報サービスを14カ国で展開している。全世界での展開に向けて準備が進められており、2019年に実施される。このデータは、地図プロバイダーや自動車メーカーにライセンスパッケージとして販売され、地図プロバイダーは車載ナビゲーションシステムを通じてデータを提供する。このサービスでは、駐車場のリアルタイムの稼働率データや、価格、営業時間、充電スタンド等の情報を提供する。路上駐車場のリアルタイム情報は、2019年後半に追加される。(2019年1月10日のプレスリリースより)
予防的車両安全対策「Road Condition Observer」
Continentalは、自動車が潜在的なリスクに前もって対策することを実現するシステムを開発した。Road Condition Observerは、ESCやカメラ等のシステムを利用し、摩擦係数のデータをほぼリアルタイムでクラウドに継続的に送信する。eHorizonは、AIの助けを借りて全車両のクラウドデータを処理し、Preview ESCに供給することで、車両の速度をリアルタイムの状況に適応させることができる。(2019年7月31日のプレスリリースより)
受注 商用車におけるeHorizonの有効性
ContinentalのeHorizonシステムを搭載したトラックは、2012年以降、10億リットル以上のディーゼル燃料と300万トン近くのCO2を節約している。静的なeHorizonは、HERE Technologiesが提供する地形ルートデータとGPS信号情報に基づいて、ルート状況に関する情報をECUに配信する。その後、ECUは車両の走行スタイルと速度を自動的に調整する。次世代ダイナミックeHorizonは、クラウドとのネットワーク化によりデジタルマップがほぼリアルタイムに更新されるため、最大2%の追加節約の可能性を提供する。(2019年6月6日プレスリリースより)
展示会 IAA 2019で示されたコネクテッドパーキングのデータ転送アプリケーション
ContinentalはIAAでコネクテッドパーキングを例に、ドライバーが車で収集したデータを転送することでどのようなメリットが得られるかを紹介する。このサービスの基盤となるのは、ContinentalとHewlett Packard Enterpriseの間で開発されたブロックチェーンベースのデータマネタイズプラットフォーム。コネクテッド・パーキングでは、ドライバーはアプリを使ってデータ共有プログラムに登録する。次の旅行では、車両センサーが道路沿いの空き駐車場や占有駐車場を検知し、このデータを自動車メーカーに送信する。ドライバーはデータを提供したことで仮想ウォレットに入金される仕組みであるという。(2019年8月27日のプレスリリースより)
ElektrobitのOTAアップデート用ツールチェーン「EB Cadian Sync」をCES Asiaで展示
Elektrobitは、CES Asiaで、ソフトウェアとファームウェアのOTAアップデートのための拡張性、柔軟性、安全性の高いツールチェーンであるEB Cadian Syncのデモを行う。これにより、OEMはアップグレード可能な車両を提供し、セキュリティ問題に迅速に対応することができる。また、OEMは、車両のライフサイクルを通して、更新された機能や車両機能を提供することができる。(2019年6月11日のプレスリリースより)
EB Cadian Sync toolchain demonstration
OTAアップデート用ツールチェーン「EB Cadian Sync」のデモ


Continental:3Dディスプレイ、インテリジェントアシスタントなどのHMIシステム

  Continentalは、3Dディスプレイやクラスター、インテリジェント音声制御デジタルアシスタント、HUD、触覚フィードバック付きシステム等、様々なHMI関連システムを開発してきた。

カテゴリー 内容
協業及び共同研究 パイオニアとの戦略的提携により、アジア市場にユーザーエクスペリエンスを提供
Continentalとパイオニアは、アジア市場向けにユーザーエクスペリエンスを提供するための戦略的協力協定を締結した。Continentalは、パイオニアのインフォテインメントサブドメイン全体を車両コックピット用高性能コンピュータに統合し、コックピットシステム開発の柔軟性を高める。(2020年5月26日のプレスリリースより)
Immersionのハプティック技術を使用することで合意
ImmersionはContinentalと契約を締結し、Continentalが自動車用インターフェース向けに高度触覚(haptic)技術を使用することを許可した。(2019年11月20日のプレスリリースより)
Leiaとナチュラル3Dライトフィールドインストルメントクラスターを開発
Continentalは、シリコンバレーに拠点を置くLeiaと共同で、革新的なコックピットソリューション「Natural 3D Lightfield Instrument Cluster」を開発。この新システムは2022年までに量産を開始する予定。ライトフィールドディスプレイは、3Dの奥行きを快適に知覚し、複雑な光の効果をレンダリングすることを可能にする。視点によって微妙に変化する8つの視点で構成された3D映像は、同じ対象物を8つの視点で見ることができるため、異なる位置から同じ3D映像を見ることができる。(2019年6月11日のプレスリリースより)
新技術 インテリジェントガラス制御の強化
Continentalは、車の窓を車載コンピュータに接続する「インテリジェント・グラス・コントロール・システム」を強化している。この技術は現在、全てのウィンドウに対応している。インテリジェント・グラス・コントロールは、ガラスに組み込まれた特殊なフィルムを使用して、電気制御信号を介して半透明度を変化させ、温度管理とプライバシーにメリットをもたらす。また、この技術は、適応型カメラシステムを改善し、ウィンドウスクリーンをスマートディスプレイに変換する。(2019年7月25日のプレスリリースより)
適応型音声制御車載デジタルアシスタント
Continentalは、運転支援およびインフォテインメントシステム向けの適応型音声作動デジタルアシスタントを開発した。このアシスタントは、クラウドベースの音声起動型デジタルコンパニオンと自然音声認識システムとで構成。メニュー間のシームレスな移行や、標準的なフレーズに頼らずに意味を解釈する能力などの利点を提供する。また、対話のたびにユーザーのプロフィールを学習し、最適化することができる。他のプロバイダーの類似システムと連携することができ、ユーザーは他の場所からコンテンツにアクセスすることが可能。(2019年7月18日のプレスリリースより)
コンパクトかつ高性能なHUD
Continentalは、初の超小型高性能HUDを開発した。このHUDは、特にスポーツカーのような限られたスペースのコックピットへの組み込みに適する。(2019年6月17日のプレスリリースより)
受注 自動立体視3DディスプレイがGenesis GV80に採用
Continentalは、自動立体視3D技術を搭載した量産型ディスプレイを、HMC Genesis GV80ハイライン仕様向けに投入する。このディスプレイは、追加装備なしで3Dグラフィックスを表示することができる。カメラは、ドライバーの注意力散漫や疲労を検知するための注意検知システムを採用している。3D表示の基盤となるのは、ContinentalのCross Domain Hub。(2020年3月16日のプレスリリースより)
展示会   Elektrobitユーザーエクスペリエンス・インフォテインメントソフトウェアがソニーVision-Sコンセプトに採用
Elektrobitは、CES 2020で展示されたソニーの「VISION-S」コンセプトに、ユーザーエクスペリエンス・インフォテインメントソフトウェアのコンポーネントを提供した。これには、本格的なコックピットシステム、インフォテインメントハードウェアとソフトウェア、デジタルミラー、3Dガラス、ドア・ツー・ドアディスプレイパネルなど、車両全体のインテグレーションとソリューションが含まれる。クラスターディスプレイはElektrobitのEB GUIDEソリューションをベースにしており、センターディスプレイと助手席ディスプレイはElektrobitのAndroid Automotive向けサービスをベースにしている。(2020年1月10日のプレスリリースより)
IAA 2019で統合インテリアプラットフォームを発表
Continentalは、IAA 2019で統合インテリアプラットフォーム(IIP)の最新バージョンを発表する。IIPは、コックピットの全幅にわたって接続されたディスプレイを特徴とし、コネクテッドカーがマスターしなければならない機能の数がハイライトで表示される。Continentalは、IIPアーキテクチャに仮想化ソリューションを採用し、様々なセキュリティ要件を持つ複数のオペレーティングシステムを1台のコンピュータ上で同時に操作できるようにしている。(2019年9月5日のプレスリリースより)
Natural 3D Lightfield Display Integrated Interior Platform demonstrator
ナチュラル3Dライトフィールドインストルメントクラスター 統合インテリアプラットフォームのデモ


Continental:Argus Cyber Securityが各種提携により、サイバーセキュリティソリューションを強化

  Argus Cyber SecurityはContinentalの子会社で、攻撃からシステムを保護しながら接続機能を実現する自動車用サイバーセキュリティソリューションを提供することに注力している。

カテゴリー 内容
協業及び共同研究 Argus Cyber SecurityとNXP Semiconductorがサイバーセキュリティソリューションを統合
Argus Cyber SecurityとNXP Semiconductorは、Ethernetネットワーク通信を保護するNXP S32G車載プロセッサをベースにした新しい統合ソリューションを発表した。このソリューションにより、OEMは、車両システムにサイバーセキュリティのインシデントを検知して対応する能力を装備することで、ガイドラインに準拠することが可能となる。(2020年3月12日のプレスリリースより)
T-SystemsとArgus Cyber Securityの提携
T-SystemsとContinental子会社Argus Cyber Securityが自動車のサイバーディフェンスで協業する。T-Systemsは3月、自動車に特化したセキュリティオペレーションセンターを発表した。T-Systemsは、Argusの高度に開発された車載向け情報・イベント管理システムとその車載ソリューションを活用したい考え。OEMやフリート管理者は、イベント管理システムを利用して、コネクテッドカーの異常を特定する。(2019年4月4日のプレスリリースより)
シンガポール輸送セクター向けのSingtel・Argus Cyber Security間のMoU
シンガポールの通信会社SingtelとArgus Cyber Securityは、シンガポールの交通セクターのサイバーセキュリティ能力を強化し、コネクテッドカーや自動運転車の導入を促進するために、いくつかのイニシアチブで協力するための覚書に署名した。両社は、Argusの車載技術ならびにスタンドアローンサイバーセキュリティバックエンドプラットフォームを含む一連のソリューションを発売。また、両社はSingtel Cyber Security Instituteでサイバーセキュリティの研究開発を行う予定。(2019年1月28日のプレスリリースより)


Continental:Elektrobitを通じたソフトウェア・ハードウェアツール開発

  Continentalは、主に子会社Elektrobitを通じて、将来の自動車アプリケーションのための新しいコンピュータとプラットフォームを開発してきた。またElektrobitは、電子システムのテストや開発を支援するための様々なツールキットを作成している。

カテゴリー 内容
協業及び共同研究 SUSE Innovatesと戦略的パートナーシップを締結、Linuxベースのオペレーティングシステムを提供
SUSE Innovatesは、将来のインテリジェント車両向けに次世代Linuxベースオペレーティングシステムを提供するため、Elektrobitと戦略的パートナーシップを締結した。本提携の目的は、透明性要件を満たしシームレスなOTAシステムアップデートを実行する未来のソフトウェアプラットフォームの提供。(2020年5月20日のプレスリリースより)
ElektrobitとBaiduの戦略的パートナーシップによるApollo Computing Unitソフトウェアの提供
Elektrobitは、Baiduと戦略的パートナーシップを締結し、Baiduの自動運転向け先進車載コンピューティングプラットフォーム「Apollo Computing Unit(ACU)」に自動車基盤ソフトウェアを提供する。Elektrobitは、Baidu ACU-Advanced Automated Valet Parkingプロジェクトに同社のEB tresos車載基本ソフトウェア製品を供給する。(2019年8月7日のプレスリリースより)
自動運転技術の仮想開発でAAIと提携
Continentalは、ドイツに拠点を置くスタートアップ企業であるAutomotive Artificial Intelligence (AAI) との協業により、自動運転システムの仮想開発のためのアプローチを強化した。AAIのHDマップとAI駆動のロードユーザーをベースとした仮想環境の専門知識を活用し、Continentalは、拡張性の高いモジュール式の開発・テスト環境を開発する。今回の協業で開発されたシミュレーションツールは、自動車業界に提供される予定。(2019年1月9日のプレスリリースより)
新技術 ルネサスM3 SoCをボディ用高性能コンピュータに採用
Continentalは、ルネサスの高性能R-Car M3 System-on-Chip (SoC) を第一世代ボディ高性能コンピュータ(HPC)に採用した。このHPCは、車両システムの集中制御を実現し、クラウドサービスへの接続性を備える。R-Car M3はOTAソフトウェアアップデートに対応し、仮想化機能により、クラウド接続ソフトウェアと車両制御ソフトウェアを分離し、完全に独立した運用が可能。(2020年7月7日のプレスリリースより)
ElektrobitのeHorizonがテスト目的で活用
Elektrobitは、ナビゲーション・データ・スタンダード (NDS) マップをベースに、EB Robinos Predictor Eval Kitで作成したeHorizonが、テストラボのユースケースやシミュレーション、実際のテストドライブの実施に利用できると発表した。(2020年6月17日プレスリリースより)
自動運転検証ツール「Elektrobit EB Assist Test Lab」
Elektrobitは、ADASと自動運転システムのエンドツーエンド検証のためのクラウドベースのツールを発表した。MicrosoftのAzureクラウドプラットフォームで利用可能なEB Assist Test Labは、単一のソリューションを提供することで、実際のテストドライブやシミュレーションされたテストドライブから得られるペタバイトのデータをより容易に管理し、新機能を迅速に本番に持ち込むことが可能。このツールは無限に拡張可能で、テストサイクル全体をカバーする。(2019年10月16日のプレスリリースより)
受注 電動SUV「WM EX5」向けソフトウェア設計・開発・統合サービス
Elektrobitは、Weltmeister初のEV「WM EX5」のソフトウェア設計、開発、統合サービスを提供した。このサービスは、特にEX5の通信システムに関連するECU用基本ソフトウェアの開発のために導入された。Elektrobitは、OTAアップデートをサポートするソフトウェア製品も提供。Weltmeisterでは、AUTOSAR・OSEK/VDX対応車載ECU用基本ソフトウェアの実装を可能にするEB tresosを採用している。(2019年8月20日のプレスリリースより)
Volkswagen ID.モデル向け車載用アプリケーションサーバー
Continentalは、Volkswagen次世代ID.モデル向けの車載アプリケーションサーバー(ICAS1)を開発した。この新しいサーバーは、ID.モデルにおけるサービス指向のエレクトロニクス・アーキテクチャへの転換の鍵を握る。ICAS1には、無線接続を介して新機能やアップデートをインストールする機能等、車両接続機能のホストが含まれる。ミドルウェアは、必要なデータスループットを提供するギガビット・オートモーティブ・イーサネット経由接続をサポートする。(2019年11月12日のコンチネンタルのプレスリリース)
展示会 Automotive Testing Expo 2019に出展されたADAS開発ソフト
ElektrobitはAutomotive Testing Expo 2019で、ADAS・自動運転開発用最新ソフトウェアのデモを行い、新しいクラウドベースのテストラボに焦点を当てる。EB Assist CAR Boxは高精度のデータロギング、リプレイ、シミュレーションを提供、テストや検証活動を強化する。高性能コントローラ用ソフトウェアパフォーマンスプラットフォームであるEB corbosは、使いやすく拡張性が高い。(2019年3月6日のプレスリリースより)
Continental Body High-Performance Computer Continental in-vehicle server
Continental Body High-Performance Computer
出典: Continental
Continental 車載サーバー


Continental:AI開発を推進するスーパーコンピューター

  近年ContinentalのAI分野での開発は、Cartica AIへのマイノリティ出資やMicron Technologyとの提携による機械学習の応用が中心となっている。また、Continentalのスーパーコンピューターは、AIの開発を支援している。

カテゴリー 内容
投資及び買収 Cartica AIの少数株主持分取得
Continentalは、イスラエルのスタートアップCartica AIの少数株主持分を取得した。Cartica AIは、物体認識における機械学習を高速化するために設計されたAIソフトウェアを開発している。Continentalは、Cartica AIのソフトウェアを広く利用できるようにし、AI技術の迅速な導入を促進することを目指す。(2019年9月4日のプレスリリースより)
協業及び共同研究 Micron Technologyと機械学習の自動車用途で協業契約を締結
Micron TechnologyとContinentalは、Micronのディープラーニングアクセラレータ (DLA) を次世代の機械学習自動車アプリケーション向けに発展、適応させるための協業契約を締結する。ContinentalとMicronは、低消費電力と高性能を実現しつつ、柔軟性と拡張性を備えたMicronのDLA技術のアプリケーション専用バージョンを共同で開発する。(2020年2月25日のプレスリリースより)
新技術 NVIDIA DGXシステムによるAI開発用スーパーコンピューターの作成
Continentalは、NVIDIA InfiniBand接続のDGXシステムを搭載したAI開発用スーパーコンピューターを独自に立ち上げている。ニューラルネットワークのトレーニングに使用されるデータは、主にContinentalのテスト車両群から得られるもので、1日に約15,000km走行し、100テラバイトのデータを生成。このスーパーコンピューターを用いて、仮想環境で動作する車両を高出力でシミュレーションすることで、データを合成し生成することが可能となる。(2020年7月28日のプレスリリースより)
自己学習システム用倫理コードの開発
Continentalは、自己学習システムの利用に関する倫理コードを策定した。本コードは、信頼できるAIに関するEU倫理ガイドライン等の国際的な規制に対応。新しい規制の枠組みでは、コンピューターベースの意思決定の透明性とデータの安全性に焦点が当てられている。Continentalは、カメラベースの物体認識付き運転支援システムやターンアシストシステムなどのシステムでAIを活用している。(2020年6月8日のプレスリリースより)


Schaeffler:ドライブ・バイ・ワイヤシステムによる独自のモビリティコンセプトを提示

  自動運転技術に関するSchaefflerの事業は、主にParavanとの協業、およびその成果であるSpace Drive systemを中心に展開している。Space Driveは、機械的接続が不要なドライブ・バイ・ワイヤ/ステア・バイ・ワイヤシステムで、新しい車両コンセプトを可能にする。このシステムは電気信号のみで動作し、制御されるため、自動運転およびコネクテッドカーの運用の基礎を提供する。

  モビリティに関しては、Schaefflerは、Schaeffler Moverを含む数多くの新しいコンセプトおよび車両を発表している。Schaeffler Moverは、走行に必要なシステムをローリングシャシーに統合したゼロエミッション車両プラットフォームで、さまざまな上部構造をサポートすることが可能である。また、個々の車輪ごとに駆動部とシャシーの全てのコンポーネントを1つのユニットに収めた、Schaeffler Intelligent Corner Modulesを搭載している。他にもSchaefflerはBio-Hybrid電動アシスト自転車等、新しいモビリティユニットを発表している。

カテゴリー 内容
投資及び買収    湘江にSpace Drive等のシステム開発子会社を設立
Schaefflerは、湖南省湘江新区の管理委員会と新会社の設立に合意した。新会社は、Space Driveステア・バイ・ワイヤシステムを導入し、Moverプラットフォームシステムと90度インテリジェントステアリングモジュールを開発する。また、Schaefflerは、湘江新区に自動運転車に特化した新しい研究開発センターとラボを建設する予定。(2019年9月9日のメディア報道より)
日本における自動運転EVコンセプトカーの開発・実証実験
Schaefflerは、子会社のシェフラージャパンが、5年以内に日本顧客向けに電動化・自動運転機能を搭載したコンセプトカーを開発し、レースコースでの実証実験を行うことで、日本での研究開発を加速させる。Schaefflerの電動化技術と、ステア・バイ・ワイヤ技術「Space Drive」を搭載した車両統合制御システムを活用する。(2019年7月1日の日刊自動車新聞記事より)
XTRONICの買収
Schaefflerは、XTRONIC GmbHの買収に関する売買契約を完了した。買収は2019年6月に完了する予定。XTRONICは、自動車産業向けに顧客専用のソフトウェアと電子ソリューションを開発している。そのポートフォリオには、自動運転、電動化、機能安全、メソッド、ツール、テストシステムなどのアプリケーションが含まれる。(2019年5月7日のプレスリリースより)
協業及び共同研究 Schaeffler Moverをバーチャル環境で開発
Fraunhofer FOKUSは、Schaeffler Paravan Technologieと共同で、可変制御技術をSchaeffler Moverに実装した。Schaeffler Moverの自動運転機能は、事実上、全ての段階においてバーチャル環境で開発された。Fraunhofer FOKUSのPHABAMCSシミュレータは、車両特性を含むMoverのデジタルツインを形成する。このシミュレーションにより、知覚、走行機能、定位などの開発・テストを効率的に行うことが可能。(2019年11月26日のプレスリリースより)
新技術   路上使用が認可された自動運転技術
Schaefflerの合弁会社であるSchaeffler Paravan GmbH & Co. KGは、路上使用認可済み、かつ厳しい機能安全規制に準拠した「Space Drive」等の技術に注力する。このシステムの量産は2021年に開始される予定。また、この合弁会社は、Schaeffler Intelligent Corner Module等のSchaeffler Moverシステムに関する顧客とのプロジェクトも開始している。(2019年10月31日のプレスリリースより)
XTRONIC制御ユニット
Schaefflerは、自動運転の基盤となるXTRONIC制御ユニットを発表した。これは、安全、監視、運転、快適性の機能を1つのシステムにまとめたもので、デジタル制御とモニタリングを1つのアプリケーションに統合でき、重要なデータを常にクラウドで利用できる。この制御装置は、直近で複数OEM向けに量産を開始した。(2019年9月12日のプレスリリースより)
展示会 IAA 2019での展示技術
Schaefflerは、IAA 2019で第3世代Space DriveシステムとSchaeffler Moverプラットフォームの機能強化を発表する。Space Driveは、車両のステアリング、加速、ブレーキを操作する3重の冗長電子インターフェースで構成されるドライブ・バイ・ワイヤ技術。Schaeffler Paravanは、2021年までにSpace Driveの量産開始を目指す。Schaeffler Moverは、全ての駆動コンポーネントを単一のローリングシャシーに統合し、様々な上部構造をサポートする。Space DriveとSchaeffler Intelligent Corner Moduleを搭載するMoverは、駆動系とシャシーのコンポーネントを1つのユニットに統合し、最大90度までの転舵が可能。(2019年9月9日のプレスリリースより)

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キーワード
Continental、Schaeffler、自動運転、コネクテッド、モビリティ、HMI、AI、CASE、IoT、ADAS、サイバーセキュリティ、インフォテインメント、テレマティクス、Drive-by-wire、5G、レーダー、カメラ、ライダー、ディスプレイ、HUD、センサー、コックピットモジュール、カーナビゲーションシステム、パークアシストシステム、ソフトウェア、Elektrobit

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