NIO(蔚来汽車):中国「新興勢力」のトップランナー
資金調達と技術革新、インターネット思考により新しいユーザーエクスペリエンスを創造
2019/04/02
- 要約
- 企業紹介
- 強みと直面するリスク
- 江淮(JAC Motors)との提携及び自社工場建設計画
- 「CASE」における製品と提携
- 充電ソリューション及び各種サービス:NIO Power、NIO Houseなどインターネットと融合した施設やサービス
- 製品ポジショニングと挑戦
- 現行モデルの紹介
要約
中国自動車市場にダブルクレジット政策が登場し、新エネルギー車(NEV)補助金が徐々に削減されるにつれ、かつては「ppt(パワーポイント)造車」と揶揄された多くの中国新興EVメーカーが力を発揮し、製品を市場に投入し始めている。これら新勢力の中で、NIO(蔚来汽車)は群を抜いていると言っていいだろう。量産車がまだ世に出ていない状況の中で米国での上場を果たしたこと、初の量産車が一年で生産1万台を超えたこと、大手IT各社から投資を獲得したこと、独創的アイディアに満ちた新しいサービスと販売方式を打ち出したこと、これらはグローバルな自動車業界と市場で注目を集めた。その一方で、財務状況が芳しくない、生産能力が不足している等の問題がこの勢いのあるスタートアップ企業を悩ませている。MarkLinesは本レポートでNIOの創業期からの沿革を整理し、同社の強みや挑戦について分析する。
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