CATARC提携レポート 中国新エネルギー車 (NEV)動向 2018年11月

2018年10月の新エネルギー車生産は13万台を突破

2018/12/06

中国国内生産 (概要)



このレポートは北京CATARC科学技術センター*のレポートをマークラインズが編集・翻訳したものです。
過去のCATARC提携レポートはこちらをご参照ください

 2018年10月の新エネルギー車 (鉛酸電池搭載車は含まない)生産台数は13万台を突破し、月次生産では過去最高を記録した。前月比では22.29%増となった。10月に生産された新エネルギー車の構成はEVが78%、PHVが22%で、車種別では乗用車が86%、バスが5%、特殊車両が9%を占めた。



中国国内生産

EV

 2018年10月のEV生産は前月比25.73%増となった。乗用車は同比31.07%増、生産した47社のうち、2社が1万台超を生産した。駆動電池は主に三元系が採用されている。

 バスは前月比18.26%減で、35社が生産した。駆動電池に三元系は採用されなかった。

 特殊車両は前月比27.43%増、生産した71社のうち、2社が1,000台超を生産した。駆動電池はリン酸鉄リチウムが最も採用されており、三元系がそれに続く。

PHV

 2018年10月のPHV生産は前月比10.69%増となった。乗用車は同比11.45%増で、15社が生産した。ブランド別では比亜迪 (BYD)が1位、栄威 (Roewe)が2位であった。

 バスは前月比59.93%減で、6社が生産した。駆動電池は全てマンガン酸リチウムであった。

FCV

 2018年10月のFCV生産は前月比1,313%増となった。



国内動向

工業情報化部、コネクテッドカー通信用周波数帯域規定を発表

 2018年11月13日、中国工業情報化部は「コネクテッドカーのダイレクト通信に5,905~5,925MHz周波数帯域を使用する管理規定(暫定施行)」を発表し、5.9G周波数帯域をLTE-V2X技術をベースにしたコネクテッドカーのダイレクト通信用周波数帯域とすることを明らかにした。

工業情報化部、新エネ車161モデルの購入税免除資格を取り消し

 2018年10月31日、工業情報化部は「新エネルギー車車両購置税免税モデルリスト」から除外するモデルを公示した。除外対象は、2017年9月発表の「リスト」(第12弾)の中で、2018年9月までに生産されなかった、または輸入されなかったモデルである。モデル数は161モデルで、うち14モデルが乗用車であった。

「北京市コネクテッドカー産業白書(2018年)」を発表

 2018年10月21日、北京市経済・情報化委員会は「北京市コネクテッドカー産業白書(2018年)」を発表した。白書は主にコネクテッドカーの定義と産業の分類、国内外産業の発展概況、北京の優位性と挑戦、北京市コネクテッドカー産業のイノベーション計画の4方面について述べている。

 同白書は、2022年までに北京市のコネクテッドカー及び関連産業を1,000億元規模にまで成長させ、高度自動運転条件(レベル4)を満たすコネクテッドカーの技術体系を構築し、技術レベルを世界トップクラスにまで引き上げることを目標としている。

蔚来 (NIO)、ES6を12月15日に初公開

 蔚来汽車 (NIO)は12月15日にNIO Day 2018を上海で開催し、新型EVの「ES6」を発表する。ES6はES8の下位に位置する中型SUVで、ES8より長い航続距離を持つ。価格はES8より8万~10万元低く設定されている。

哪吒 (Neta) N01の市販を開始

 哪吒汽車 (Neta Auto)は2018年11月16日の広州モーターショーで「哪吒 (Neta) N01」を発売した。380v、380e、380i、380sの4グレードが設定されており、価格は12.68万~13.68万元、補助金適用後は5.98万~6.98万元となる。

欧拉 (Ora) iQの長航続距離版を発売

 長城汽車は広州モーターショー2018で航続距離を拡大した欧拉 (Ora) iQを発表した。NEDCモードでの航続距離は401kmに達する。補助金適用後のベース価格は9.28万元。

漢騰 (Hanteng)、X5 EVを発売

 2018年11月16日、漢騰汽車は広州モーターショーでX5 EVを発売した。コンフォートとラグジュアリーの2グレードが設定されており、価格は10.98万~11.98万元となっている。

MG EZS、広州モーターショーでデビュー

 上汽MGはMG(名爵)ブランド初の電動SUV「EZS」を広州モーターショーで公開した。2019年上半期に発売される。

観致汽車、観致 3 EV 500を初公開

 2018年11月16日、観致汽車は同社初の新エネルギー車となる「観致 (Qoros) 3 EV 500」を広州モーターショーで公開した。観致3セダンのプラットフォームをベースにしており、航続距離は450kmとなっている。

出典:
Energy-saving and new energy vehicle network www.chinaev.org
CATARC Beijing Operations

* CATARC (China Automotive Technology & Research Center; 中国自動車技術研究センター)は国務院国有資産監督管理委員会に所属する国営企業で、自動車業界標準及び技術法規の策定、製品認証テスト、 品質保証システム認証、業界企画及び政策研究、情報コンサルティングなどを行う。
CATARCが提供する新エネルギー自動車産業向けの情報サービス「省エネ・新エネルギー車ネットワーク (Energy-saving and new energy vehicle network)」は中国の省エネ・新エネルギー車関連の情報をタイムリーに提供する情報サービスで、マーケティングおよび技術コンサルティングや調査・研究、予測等も行います。