オートモーティブワールド2018:自動運転ソリューションの展示

イスラエルなど海外企業も増加、ディープラーニング、3Dマップ、HMIシステムなど

2018/01/29

要約

 オートモーティブ ワールド 2018*(会期:2018年1月17日~19日、会場:東京ビッグサイト)は過去最多の1,063社が出展。イスラエル、ハンガリー、中国、台湾、韓国などのパビリオンが設置され、出展社、来場者とも海外からの参加が増えている。OEMやTier1が大型ブースを構える展示会とは様子が違い、設計・開発、試作、技術ソリューション、加工・材料など自動車に関連する先端技術、独自技術を持つ企業の展示ブースが立ち並んでいた。
  *第10回 [国際]カーエレクトロニクス技術展、第9回 EV・HEV駆動システム技術展、第8回 クルマの軽量化技術展、第6回 コネクテッド・カーEXPO、第4回 自動車部品&加工EXPO、第1回 自動運転EXPO の各展示会が含まれる。

 今回から新設された自動運転EXPOは、スタートアップ企業の参加も数多く見られ、系列を越え、ボーダレスに展開する昨今の業界動向の一端が現れていたように思われる。展示内容も多岐にわたり、NVIDIA、Intel、XILINXなどの自動運転プラットフォームをはじめ、カメラやセンサーと組み合わせて、物体認識やソフトウェア開発のディープラーニングを実演しているブースも多かった。本稿ではこれらに加え、自動運転で必要とされる3Dマップの作成デモや、ドライバーモニタリング、空中ハプティクスといった次世代HMI (Human Machine Interface)など、多彩な技術展示の様子を報告する。

 



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