Elektrobitの次世代自動車向けソフトウェアソリューション
SDV開発用のContinental Automotive Edge(CAEdge)フレームワーク
2024/01/29
- 要約
- EBのソフトウェアはCAEdgeフレームワークに統合、SDV開発を加速
- EB tresos:車載ECU開発用ソフトウェア
- EB corbos:高性能コントローラー(HPC)構築用ソフトウェア
- EB cadian:OTA更新ソリューション
- ユーザーエクスペリエンス(UX)/ヒューマンマシン・インターフェース(HMI)ソリューション
- EB zoneo:イーサネットスイッチファームウェア
- EB傘下企業のソリューション (e.solutions, Argus Cyber Security)
- EBソリューションを活用する企業
要約
EBのソフトウェアは現在、CAEdgeフレームワークに統合されている(出典:Elektrobit) |
Elektrobit Automotive GmbH(エレクトロビット・オートモーティブ/EB)は、その幅広いソフトウェアソリューションにより、自動車業界の多様なソフトウェアニーズに応えている。特にSDV(Software Defined Vehicle)の分野で、自動車アーキテクチャの開発を促進している。
EBのソフトウェアソリューションは、コネクテッドカー、自動運転、セキュリティなどの自動車分野における電子制御ユニット(ECU)、高性能コントローラー(HPC)、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)などのシステムを含む、幅広い重要な側面を網羅している。
本稿では、同社の主要なソリューション、および各ソリューションの具体的な利点と機能について詳述する。
Elektrobitとは?
2015年、Continental AG(コンチネンタルAG)はフィンランドのElektrobit Corporation(エレクトロビット・コーポレーション)からEBを6億ユーロで買収した。EBはドイツのエアランゲンに本社を置き、Continentalの独立した完全子会社として運営されている。自動車業界向けに組み込みソフトウェアとコネクテッドソフトウェアの製品とサービスを開発、提供している。3,500人以上の従業員を擁するEBのソフトウェアは、6億台を超える車両の50億を超えるデバイスに搭載され、自動車インフラソフトウェア、自動車コネクティビティとセキュリティ、自動運転、および関連ツールとユーザーエクスペリエンス設計向けのソリューションを提供している。
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