人とくるまのテクノロジー展2023:次世代HMIに向けた助走
HUD、大画面対応GUI、加飾パネル、ハプティクス、生体計測、乗員モニタリング
2023/06/26
- 要約
- HMI展示概要
- 走行中の視認性を向上させる表示技術(HUD、ウインドシールド表示)
- 大画面に対応したGUIの統合(統合ディスプレイ、GUI開発ツール)
- インテリアと一体化した新しいHMI(光透過加飾パネル、曲面パネル、ハプティクス、空中操作)
- 生体計測にもとづくドライバー・乗員の状態推定技術(視線計測、乗員置き去り検知)
- その他の展示(コックピットモックアップ、自動運転対応ドライバーシート)
要約
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次世代デジタルコックピット(エレクトロビット) |
日本国内最大の自動車技術展である「人とくるまのテクノロジー展」が2023年5月24~26日の間、パシフィコ横浜で開催された。コロナ禍もようやくひと段落したということもあり会場は盛況で、特に最終日はかなりの人出で賑わった。本稿では、数ある展示物の中からHMIにかかわるものをレポートする。
最近の展示会におけるHMIに関する技術の大きな流れは以下の4つであるが、今回もこの流れの中での技術開発事例が多く展示されていた。本稿ではこれらのトピックについて紹介する。
- 走行中の視認性を向上させる表示技術
- 大画面に対応したGUIの統合
- インテリアと一体化された新しいHMI
- 生体計測にもとづくドライバー・乗員の状態推定技術
一般的に次世代のHMIは「より人に寄り添って、人の状態や感情にあった入出力ができる」ことが大きなテーマと言われている。今回はそのような次世代HMIの華々しい発表はなかったが、その基礎となるドライバー・乗員の状態の推定技術などの基礎技術が数多く展示され、今が次世代HMIに向けた助走期間であることを認識させられた。
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