日系自動車メーカー各工場のカーボンニュートラルへの取り組み
太陽光発電などの再生可能エネルギー、塗装工程の最適化、リサイクル材の使用など
2024/03/14
- 要約
- 日系OEMのカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ
- トヨタ:再生可能エネルギーの導入、塗装工程のエネルギー削減、リサイクル材料の導入
- 日産:風力・太陽光発電など再生可能エネルギーの導入、低CO2高炉鋼材を採用
- ホンダ:水素生産設備、再生可能エネルギー、ナイロン樹脂の水平リサイクル
- マツダ:自社工場のCN目標、塗装ラインのエネルギー使用量の大幅削減
- スズキ:太陽光発電出力を大幅に増加、日本でのCN目標
要約
日系自動車メーカーの拠点マップ (出所:マークラインズ - 自動車・部品メーカー拠点マップ) |
日本の自動車メーカーは、日本政府が掲げる2050年までにカーボンニュートラル実現、2035年までに乗用車新車販売で電動車100%を実現するという目標に向けてCO2削減の取り組みを進めている。
自動車業界のカーボンニュートラルに向けた対策の先行事例として、本稿では2023年のマークラインズの自動車工場データベースをもとに、日系OEMの工場におけるCO2排出削減に関する最近の動向を紹介する。
各社とも太陽光発電の導入など再生可能エネルギーへの転換や、エネルギー消費が多い塗装工程の最適化、リサイクル可能な材料の使用等、様々なCO2排出削減対策を実施している。
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