ドイツ自動車メーカー各工場のカーボンニュートラルへの取り組み
再生可能エネルギーへの転換、塗装工程の最適化、資源リサイクルなど
2022/10/11
- 要約
- ドイツOEMのカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ
- VW/Audi/Porsche:エネルギー転換、塗装ラインの改修、アルミやガラスのリサイクル
- BMW/MINI:塗装工程・アルミ鋳造工場の最適化、廃棄プラスチックのリサイクル
- Mercedes-Benz:グリーン電力の導入、EVのLCA評価、電池のリサイクル
- (参考)ドイツの電動車(EV/HV/PHV/FCV)販売台数
要約
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ドイツ自動車メーカーの拠点マップ (出所:マークラインズ - 自動車・部品メーカー拠点マップ) |
ドイツの自動車メーカーはEUが掲げる2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、EVシフトを加速させるとともに、LCA(ライフサイクルアセスメント)全体でのCO2排出削減を進めている。
自動車業界のカーボンニュートラルに向けた対策の先行事例として、本稿ではマークラインズの自動車工場データベースをもとに、ドイツOEMの国内工場におけるCO2排出削減に関する最近の動向を紹介する。
各社ともEVおよびバッテリーのLCA評価や主力工場のリニューアルに取り組み、太陽光発電の導入など再生可能エネルギーへの転換、エネルギー消費が多い塗装工程の最適化、アルミやプラスチックのリサイクル等、様々なCO2排出削減対策を実施している。
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