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インド自動車部品産業の分析

重要部品の不足、材料費の高騰、より深刻な新型コロナウイルスの第2波襲来

要約

  現在インドの自動車部品産業は、インドのGDPの2.3%以上、製造部門GDPの25%を占め、500万人以上を雇用している。2019-20会計年度の自動車部品産業の売上高は493億米ドルで、需要の低迷と新型コロナウイルスの影響で、2018-19会計年度の570億米ドルから11.7%減少した。しかし、直近6年間の年平均成長率(CAGR)は8%であった。

  2020-21会計年度には、他の産業と同様に、インドの部品産業も新型コロナウイルスの影響を受けた。原材料の価格高騰、サプライチェーンの不安定さ、半導体のような重要部品の不足、そして金融危機が部品産業に悪影響を及ぼした。ロックダウンと需要の低迷がサプライヤーの活動に影響したが、2020年後半における市場の回復と政府の刺激策により、部品産業は需要回復の兆しが見え始めた。

  しかし、2021-22会計年度(2021年4月~2022年3月)に入ると、より厳しい新型コロナウイルスの第2波がインドを襲った。インドでの自動車販売、特に二輪車に影響を及ぼしている。地方政府も新型コロナウイルスの蔓延を抑えるためロックダウンを実施した。その結果、インドの自動車部品市場がさらに下降する事態となった。

  インド政府の数回にわたる重要な発表や自動車販売の回復が、近い将来に部品産業を活性化させると期待されている。また部品産業は電動化を指向しており、EV用部品の開発を開始した。新型コロナウイルス蔓延下にもかかわらず、サプライヤーは生産とR&Dセンター拡大への投資を続けている。

  インドの自動車部品産業は、2025年までに世界第3位の規模になると見られている。インド政府は、急速に拡大する自動車部品市場は2026年までに3,000億米ドルに到達し、GDPの5~7%を占めると期待している。

 

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