Hyundai Ioniq 5 分解調査:熱マネジメントと充電システム

熱マネジメントの機能概要と構成部品 ~Munro社の分解調査データより~

2023/11/09

要約

調査車両 (4WD)
調査車両(4WD)では写真のように本稿に示す部品でフロントコンパートメントが埋まっている。2WDではインバーターやモーターを省いた空間がフランクとして利用される。(出所:Munro & Associates, Inc.)

 Hyundai Ioniq 5(アイオニック5)は2021年に韓国で販売が開始されたBEVで、後部ハッチを持つ5ドア車体を持ち、2WD(後輪駆動)と4WDがある。各国で受賞した最新技術が随所にみられる。

 Munro & Associates, Inc.は2023年に4WD版の車両購入調査を行いレポートを作成・販売している。本稿ではMunro社の分解調査の中から熱マネジメント用コンポーネントを取り上げ、またその機能と関連が深く、Ioniq 5の特徴ともなっている充電制御も含め概説する。関連するMunroレポート Zone 4及び Focused report - Thermal Systems にはより詳細な情報が示されている。

 

 マークラインズは、デトロイトに本拠地を置く車両ベンチマークのエンジニアリング会社Munroと提携している。Munro社は各種車両の分解調査を行い、全ての部品について、重量・寸法など詳細 スペック、コスト分析を実施、分析結果のレポートを提供している。詳しい情報をご希望の方は、下記へお問い合わせください。

 

 

関連レポート:
Hyundai Ioniq 5 分解調査:ADAS(先進運転支援システム)(2023年10月)
Hyundai Ioniq 5 分解調査:電動パワートレイン(2023年9月)
韓国市場と韓国メーカー:官民共同でEV・バッテリー生産能力を整備(2023年7月)
現代自動車:2030年までにEV販売台数を187万台へ(2023年3月)
韓国次世代モビリティ技術展2022:電動化技術(2022年12月)

 

このレポートは有料会員限定です。 残り 3 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。