Hyundai Ioniq 5 分解調査:ADAS(先進運転支援システム)

2つのECUとセンサーフュージョン ~ Munro社の分解調査データより ~

2023/10/12

要約

 本稿ではMunro社の分解調査によるHyundai Ioniq 5のADAS技術を紹介する。Hyundai Ioniq 5は新たに開発された電気自動車専用プラットフォームE-GMP(Electric-Global Modular Platform)を採用したクロスオーバーSUVである。全モデルにハイウェイ・ドライビング・アシスト2と呼ぶSAEレベル2のADASが装着されている。このパッケージに含まれるのは前方衝突被害軽減ブレーキ(FCA)、ブラインドスポット衝突回避支援(BSCA)、後退時衝突回避支援(RCCA)、後退駐車衝突回避支援(PCA)、車線維持支援(LKA)、スマートクルーズコントロール(SCC w/S&G)、リモート駐車支援(RSPA)、インテリジェント速度制限支援(ISLA)、ナビ対応スマートクルーズコントロール(NSCC)、ドライバー警報(DAW)である。

 

 マークラインズは、デトロイトに本拠地を置く車両ベンチマークのエンジニアリング会社Munroと提携している。Munro社は各種車両の分解調査を行い、全ての部品について、重量・寸法など詳細スペック、コスト分析を実施、分析結果のレポートを提供している。詳しい情報をご希望の方は、下記へお問い合わせください。

 

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