ロシア新車販売、4月は6.9%増の12.9万台

・欧州ビジネス協会(AEB)が11日に発表した4月のロシア国内新車販売台数(小型商用車を含む)は、前年同月比6.9%増の12万9,476台となった。
・1-4月の累計販売台数は前年同期比2.6%増の45万1,945台。
・4月の販売をグループ別に見ると、アフトワズ(AvtoVAZ)およびルノー・日産グループが10.5%増の4万4,204台(うちアフトワズは6.9%増の2万6,337台、ルノーが19.0%増の1万1,574台、日産は10.5%増の4,944台、ダットサンが22.2%増の969台、インフィニティが1.1%増の380台)。次いで起亜が32.1%増の1万6,003台となった。続いてVWグループが、VWが21.4%増、アウディが23.1%減、シュコダが8.9%増、バンは27.0%増となりグループ合計では10.1%増の1万4,901台、現代グループ(Genesis含)が12.3%増の1万3,700台。トヨタ(レクサス含)が13.5%減の8,957台などとなっている。
・ブランド別シェアでは、首位のアフトワズのラダ(Lada)が20.3%、続いて起亜が12.4%、現代が10.5%、ルノーが8.9%、VWが5.6%、トヨタが5.4%など。
・モデル別では、起亜のコンパクトモデル「リオ(Rio)」が8,942台で首位、アフトワズのラダ「グランタ (Granta)」が8,419台で2位、現代「ソラリス(Solaris)」は6,792台で3位となっている。
・AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のヨーグ・シュライバー(Joerg Schreiber)会長は、4月は年次ベースで増加に転じたとともに、3月の販売台数と比較してもわずかな落ち込みにとどまった。まだ不安定な要素はあり完全に回復したとは言い難いが、4月の結果は今後の復調へ向けた新たな一歩であるとしている。

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