ブラジル新車販売、2016年は20.2%減の205万台、生産は11.2%減

・ブラジル全国自動車製造業者協会(ANFAVEA)が5日に発表した12月の新車登録台数(トラック・バスを含む)は、前年同月比10.3%減の20万4,329台となった。なお、12月の輸出台数は36.1%増の6万2,941台、生産台数(CKDを除く)は40.6%増の20万887台。
・車種別では、乗用車が12.9%減の16万8,311台、小型商用車(LCV)が12.0%増の3万900台、トラックが20.8%減の4,451台、バスが48.6%減の667台となっている。

・2016年1-12月累計販売は前年比20.2%減の205万317台となった。輸出台数は24.7%増の52万286台、生産台数(CKDを除く)は11.2%減の215万7,379台。
・2016年の乗用車の販売台数をメーカー別に見ると、GMが8.0%減の30万4,560台(同18.2%)、FCAが30.6%減の24万9,986台(シェア14.9%)、VWが36.2%減の18万5,327台(同11.1%)など。LCVでは、FCAが6.6%減の11万4,881台(シェア36.8%)、トヨタが38.4%増の4万5,631台(同14.6%)、VWが37.5%減の4万3,146台(同13.8%)など。
・ブラジル全国自動車販売業者連盟(FENABRAVE)が発表した2016年のモデル別乗用車販売台数は、1位がGM「オニキス(Onix)」で15万3,372台、2位が現代「HB20」で12万1,616台、3位がフォード「カー(KA)」で7万6,616台。LCVでは、1位がフィアット「ストラーダ(Strada)」で5万9,449台、2位がフィアット「トロ(Toro)」で4万1,283台、3位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で3万4,031台など。

・また、ANFAVEAが発表した乗用車とLCVの2016年燃料別販売台数は、フレックス燃料車が前年比20.2%減の175万750台(シェア88.0%)、ディーゼル車が4.5%増の15万6,259台(同7.9%)、ガソリン車が40.9%減の8万493台(同4.0%)、ハイブリッド車(HV)および電気自動車(EV)が29.0%増の1,091台となっている。

・2017年の販売見通しについて、ANFAVEAは2016年実績比約4%増の213万台と予測している。2017年生産見通しは約11%増の241万台、輸出は7.2%増の55.8万台。

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