Ford:2021年にドライバーレス車を量産し、ライドシェアリングに投入

モビリティ・サービスのビジネスモデルを確立し、新たな収益源に

2016/12/27

要約

 Fordは、2016年9月に「中長期の成長計画」を発表した。コアビジネス(乗用車、トラック)を強化するとともに、電動化、自動運転、モビリティ・サービスの新分野に積極的に進出する。本レポートは、Fordの新分野への参入計画を紹介する。

 Fordによると、「車の所有から、所有とシェアリングが共存する社会」への変化が急速に進行している。Fordは、それに応えて、「車とモビリティの会社(an auto and a mobility company)」になる構想で、これまでのように「車を何台販売するか」だけではなく、「どのようなモビリティ・サービスを提供するか」が重要になる。伝統的な車の市場規模は世界で2.3兆ドル(1ドル=115円で換算して265兆円)だが、モビリティ・サービスなどFordがまだ参入していない市場規模は5.4兆ドル(620兆円)あり、今後の重要な収益源になると見込んでいる。モビリティ・サービスは、車を中心にバイク(電動アシスト自転車)からシャトル(乗車定員10人以下のミニバスのオンデマンド運行)、バスまでカバーしていく方針。

 技術面では、電動化と自動運転を強化する。電動化の技術進歩とコスト低減により、2030年には内燃エンジン車、HV、ZEV(Zero emission vehicle)が市場をほぼ3分割すると予測している。

 自動運転については、2021年にSAE基準レベル4(一定地域内での完全自動運転)のドライバーレス車を年10万台程度生産し、ライドシェアリングに投入する計画。ライドシェアリングで最大のコストであるドライバーの経費がゼロになるので、大きな影響が予想されている。Fordは、2030年に、米国自動車販売の20%が自動運転車になると予測している。

関連レポート:
BMWのカーシェアリング:2016年に米国の3都市で開始、10都市へ拡大を計画(2016年12月)
米国NHTSA:自動運転車へのガイダンスを発表(2016年11月)

 

Ford Fusion Hybridベースの自動運転テスト車両
Ford Fusion Hybridベースの自動運転テスト車両(写真:Ford)
同上車が、降雪中に自動運転テストを行っている
同テスト車両が、降雪中にテスト走行している(写真:Ford)


Ford:中長期の成長戦略を発表、電動化、自動運転、モビリティに注力

モビリティ・サービスなどの潜在的な市場
モビリティ・サービスなどの潜在的な市場は年間5.4兆ドルの規模に拡大(資料:Ford)

 Fordは2016年9月、中長期の成長戦略を発表した。ピックアップトラック、SUV、商用バンなどのコアビジネスをさらに強化しながら、電動化、自動運転、モビリティ・サービスの新しい事業機会に投資していく。

 Fordによると、伝統的な車販売の市場規模は世界で2.3兆ドル(1ドル=115円で換算して265兆円)だが、モビリティ・サービスなどの潜在的な市場規模は5.4兆ドル(620兆円)と見込み、現在Fordのシェアはゼロなので、今後の重要な収益源として早急に強化する計画。

 電動化と自動運転は、コアビジネスとモビリティ・サービスの両方を強化するとしている。

 

 



電動化:2020年までに45億ドルを投資、13の新型車を投入

 Fordは、米国での2015年のPHV販売台数がNo.1であり、電動車両(electrified vehicle:HV、PHVとEVの合計)累計販売台数50万台は米国でNo.2の実績。2015年12月に、2020年までに45億ドルを投入して、13の新電動車両を投入すると発表した。2020年に、電動車両のラインアップが全ラインアップの40%に達する見込み。

 Fordは、EV用電池の1 kWh当たりの価格は、2020年120ドルから2030年には最新のリチウムイオン電池で85ドル、ポスト・リチウムイオン電池では75ドルに低下すると予測。EVと内燃エンジン車の所有コストを比較して考えると、EVでは技術革新と量産化によりコストが下がり、内燃エンジン車では規制強化と燃料費によりコストが上がるので、中長期では両者の所有コストは近づいていくとしている。2030年頃には、内燃エンジン車、HV、ZEV(Zero Emission Vehicle)が、市場をほぼ3分割すると予測している。

 



自動運転車:2021年にレベル4の自動運転車を量産し、ライドシェアリングに投入

 Fordは、2021年にSAE基準レベル4の自動運転車を量産し(年10万台程度とされる)、ライドシェアリングサービスに投入すると発表した。

 Fordが2021年に導入する自動運転車は、ライドシェアリング用自動運転専用車として新開発し、「特定地域での完全自動運転」でペダル類やステアリングホイールを持たない。LiDARにより高精細な立体地図を作製したエリアを対象とする。ニューヨーク市およびデトロイト市の市街地と回廊地帯(街道を中心とした細長い地帯)など北米の主要都市から始めるが、長期的に全世界に広げる計画。

2016年夏、Uberの顧客を乗せる自動運転車テストに提供

 Fordは2016年夏から、現在のテスト車両であるFord Fusion Hybridベースの自動運転車を、Uberがペンシルベニア州Pittsburghで行う自動運転車のテストに提供、Uberは実際に(自動運転車に乗車を希望する)顧客を乗せる実験を開始した。SAE基準レベル4の性能を持つが、念のためUber社員がドライバー(FordはSafety Driverと呼ぶ)として同乗している。

 2018年から、Ford社構内で社員を輸送するテストも行う。

 自動運転車の導入は、モビリティ・サービスに大きな影響を及ぼす。1マイル走行当たりのコストは、現在Uberのライドシェアリングで2.5ドルだが、自動運転により約1ドルに下がるとしている。

 なお、Fordはライドシェアリング事業について、UberやLyftなど専門業者のどこと組むかは発表していない、Ford独自で行うことも選択肢の一つとしている。

 

自動運転車の導入計画
自動運転車の導入計画。2016~2020年の間に少量生産するFusion AVは、SAE基準レベル4だが、念のため"Safety Driver"が同乗する。2021年に導入する新自動運転専用車では、Safety Driverは不要になる。(資料:Ford)

自動運転車によるライドシェアリング
自動運転車によるライドシェアリングでは、1マイル走行当たりのコストは約1ドル(Uberの現行2.5ドルから6割減)(資料:Ford)



個人顧客向け自動運転車の投入は、さらに数年以上先

 自動運転車の個人顧客への販売は、2021年から少なくともさらに数年先とされている。

 現在予定されているライドシェアリングでは、高精細な立体地図が作成された地域に使用を限定することができ、ドライバーレス(無人タクシー)化により大幅なコスト削減が可能で、自動運転技術搭載のコストも吸収できるというメリットがある。採算がとれる台数も期待できる。

 しかし、レベル5(無条件の完全自動運転)の実現はまだ先とされており、個人顧客向けにレベル3やレベル4の自動運転車を導入した場合は下記のような問題があり、利益の出る台数規模を確保できるか疑問としている。

個人向け自動運転車は早くてさらに数年以上先

 自動運転と謳いながら、システムが要求すれば人が運転する必要がある自動運転車(レベル3)や、対象地域外では人が運転しなければならない自動運転車(レベル4)では、個人顧客は自動運転による価格上昇を評価しないため、需要は高級車に限定され経済的規模の確保が難しいとFordは見ている。
 またレベル3では、システムが要求した場合、ドライバーに再度運転をコントロールすることが求められるが、それが可能か、自動車メーカーとして責任が持てるかという問題があり、Fordはレベル3の自動運転車開発を計画していない。この点については、米国のNHTSAが2016年9月に発表した「自動運転車へのガイダンス」でも、ドライバーが法規の要求に反して注意散漫になっている可能性も考慮しなければならないと警告している。
 またFordによると、自動運転システムに代わって人が運転する場合も想定する「自動運転車」は、完全自動運転車と同じ程度に複雑なシステムになってしまうとのこと。

資料:Automotive News 2016.8.16、2016.10.24



自動運転技術開発を強化、4社の新興企業と提携

Ford Fusion Hybrid自動運転テスト車両の3D地図
Ford Fusion Hybrid自動運転テスト車両の3D地図(写真:Ford)

 Fordは、自動運転技術開発体制を大幅に強化している。立体地図、LiDAR、レーダーおよびカメラの基幹技術について、4社の新興企業への投資と協業を行うと発表した。左記4社を含め、40を超える新興企業と提携している。

 シリコンバレーPalo AltoにあるFordの研究施設も拡張する。新たな研究棟を建設し、2017年末までに現在の130人の体制を倍増する。

 Fusion Hybrid sedanベースの自動運転テスト車については、2016年に、従来の10台から世界の自動車メーカーで最大規模の30台に増してカリフォルニア州、アリゾナ州、ミシガン州で走行させ、さらに2017年に90台に増やす計画。雪道や夜間の走行テストも行っている。



Ford:4社の自動運転技術新興企業と提携

Velodyne  FordはVelodyneに75百万ドル出資しており、10年以上前からLiDARを使用するテストを行っている。Velodyneと共同で、低コストLiDARの早期量産を目指している。
SAIPS  コンピューター画像解析・機械学習に優れたイスラエル企業SAIPSを買収した。
Nirenberg Neuroscience  Machine Vision CompanyのNirenberg Neuroscienceとライセンスの独占契約を結んだ。創立者のシーラ・ニーレンバーグ氏は、人の目が映像を脳に送る神経コードを解明した。この原理を応用して、画像情報を自動運転のバーチャル・ドライブ・システムに送ることで、人間の目に近い画像認識能力を持たせるとのこと。
Civil Maps  カリフォルニア州の立体地図会社Civil Mapsに出資した。共同で、より解像度の高い立体地図開発を目指す。

資料:Fordプレスリリース 2016.8.16
(注)Fordは、これらの提携から得られた技術を、将来の自動運転車だけでなく、現在販売している車のADASの向上にも役立てる方針。

 



Ford Smart Mobility LLCを設立し、モビリティ・サービス事業に参入

 車を取り巻く環境は、「車を所有する時代から、車の所有とシェアリングが共存する時代へ」と急速に動いており、Fordは車の販売を拡大すると同時に、モビリティ・サービスを提供していく「車とモビリティの会社(an auto and a mobility company)」になるとしている。

 2016年3月、新モビリティ・サービスを具体的に設計し、また関連企業に投資するための子会社Ford Smart Mobility LLCを設立した。Ford Groupを、コネクティビティ、モビリティ、自動運転の分野でリードしていく役割を担い、既に5.4兆ドル規模に達したモビリティ・サービスを中心とする新分野へ参入する。



大都市でのシャトルとバイクシェアリングに進出

 Fordは、バイク、車、シャトル、バスという広い範囲のビジネスモデル構築を目指している。

 San Franciscoを手始めに、世界の主要大都市でのシャトルとバイク(電動アシスト付き自転車)シェアリング事業に進出する。Ford Smart Mobility LLC内に、City Solution teamを発足させた。現在世界の人口の半数が都市に住んでおり、2030年にはこの比率は60%に上昇すると見られる。Fordは、大都市交通の問題を解決する一翼を担うとともに、新たなFordの顧客を獲得し将来の収益拡大を目指す。

 シャトルは通常、「空港、イベント会場など特定の目的地まで、短い間隔で運行するバス」を指すが、Fordはダイナミックシャトルと称してオンデマンドで乗車定員10人以下のミニバスを運営する。公共のバスなどより一人当たりのスペースを広くとったプレミアムな移動空間を提供するとともに、乗車率(実乗車人員/乗車定員)の向上を目指す。

 バイクシェアリングは、Fordが目指す多様な輸送に欠かせない一環としている。開発中の新しいバイクを2017年春に投入し、San Franciscoベイエリアに展開するバイク数を現在の700台から2018年末7,000台に増やす計画。

 

幅広い輸送サービス提供を計画
Fordは、バイク(電動アシスト付き自転車)からバスまで
幅広い輸送サービス提供を計画(資料:Ford)
シャトルとFord GoBike
Fordが"Chariot"を買収して導入するシャトル(車両はFord Transit)と、
"Motivate"と提携して導入するFord GoBike(写真:Ford)

世界の主要都市でシャトル事業に進出

Chariotを買収  Fordは、交通渋滞の解消や市民のより容易な移動を実現するために、シャトル事業に進出する。San Franciscoから開始し、18カ月以内にさらに少なくとも他の世界5都市に進出する。
 San Franciscoでシャトルサービスを運営するChariotを、Ford Smart Mobility LLCが買収した。Chariotは2014年に事業を開始し、San Franciscoとベイエリア(San Francisco、Oakland、またその近郊の都市を含めたサンフランシスコ湾の湾岸地域)において28ルートに、約100台のFord Transitをオンデマンドで運営している。Fordは、政府・自治体向けバンや商用車において最大手であり、その強みを活用する。
ダイナミックシャトル  ダイナミックシャトルは、乗車定員6~8人のFord Transitを使用。登録した利用者が、スマートフォンにより乗車する場所と目的地をリクエストすると、シャトルはその便の全乗客の目的地から最適ルートを割り出して運行し、顧客満足と運営の採算の両面を向上させる。
 乗車を希望する新たな顧客が場所と目的地をスマートフォンで入力すると、ソフトウエアが、既に乗っている利用者の到着時刻を変更することなく新たなスケジュールを作成し、顧客をピックアップする時刻と目的地までの所要時間を連絡する。リクエストした顧客は、その提案を受け入れるか、または拒否できる。受け入れられれば、更新された全乗車客のリクエストに最適なルートとともにシャトルのドライバーに伝えられ、実行される。

資料:Fordプレスリリース 2016.9.9

バイクシェアリング事業に進出

Motivateと提携  Fordは、San Franciscoおよびベイエリアでバイクシェアリングを運営しているMotivateと提携し、市民および市訪問者に"Ford GoBike"の名称でバイクシェアリングを提供する。Metropolitan Transportation Commission(ベイエリアの交通当局)およびベイエリア各市との提携により、Ford/Motivateのバイクシェアリングは近くベイエリア全地域で利用可能になる。バイク台数を、現在の700台から2018年末までに7,000台に増やす計画。
電動アシスト自転車プロトタイプを開発
Mode: Me
Mode: Pro
 Fordは2015年3月、電動アシスト自転車のプロトタイプ、"Mode: Me"と"Mode: Pro"を発表した。Mode: Meは混雑した道路での通勤向けで、折りたたんで車の荷室に収納が可能。Mode: Proは配送用自転車のコンセプト。
Mode: Flex  2015年6月には、さらに上級バージョンの"Mode: Flex"コンセプトを発表した。通勤用として、マウンテンバイクとして、またロードサイクリング用としても使える。通勤用には、通常の車両を郊外の比較的低価格の駐車場にとめて、荷室からバイクを取り出して目的地まで行く("last mile" of the journey)を想定している。
 Mode: Flexには、自動車生産で培った技術が多く採用されている。超音波センサーにより、背後から近づく車を警告する。ヘッドライトとテールランプにF-150、Ford GTと同じLEDを採用。電池は、車両内で充電可能。またMode Flexアプリにより、搭乗者のスマートフォンにつながり、ルート選定、道路の混雑、公共交通との接続、天候、搭乗者の健康状態などについて情報を提供する。

資料:Fordプレスリリース 2016.9.9

 



LMC Automotive販売予測:Fordの主要56カ国での販売は、2019年に652万台

LMC Automotive、2016年第3四半期)

Ford販売予測 LMC Automotive社の2016年第3四半期予測によると、Fordの主要56カ国でのライトビークル販売は、2016年に621万台(2015年比1.4%増)の見込みだが、2017年(624万台)、2018年(629万台)とほぼ横ばいとなる。しかし、2018年からの新型車攻勢により、2019年には2018年比3.6%増の652万台に拡大する見込み。2018年に、新型Ford Focus、Fusion、Lincoln MKC、またLincolnブランドの中型SUVを投入する。Fordはまた、2019年にRangerとBroncoを復活させる計画で、かなりの台数が期待できる。

 2019年にグローバルで2018年比22.6万台の増加を見込むが、うち70%は米国(10万台増)、中国(6万台増)が貢献する見込み。

 最大市場である米国では、LMC Automotiveの本予測期間を通してFordはシェアを拡大する。2015年の14.8%から2019年14.9%に増え、2020年以降もさらに拡大する見込み。上記のFordの新型車攻勢の一環で投入されるFord、Lincoln両ブランドの新規モデルが、拡大に貢献する。Fordは、2018年に、C-Max Hybridに替わる新しいHybrid専用モデルを発売する。現行Hybrid車よりトヨタPriusに対抗できるモデルになる見込み。Fordブランドの小型SUVは、2019年に投入する。なお、LMC Automotive社は、Lincolnブランドの大幅なシェアアップは期待していない。Alfa Romeo、Genesis、またライアップを拡大させているTeslaが新たなライバルとして登場している。

 Fordにとって2番目の大市場である中国では、2015年の97.3万台から2019年115万台に拡大する見込み。Fordの中国販売は上向いており、特にLincolnブランドが伸びている。現在、提携先の長安汽車と重慶工場でのLincolnモデル生産について協議している。Lincolnブランドが2015年に開始した成長軌道を続ければ、2018年にも生産開始する可能性がある。しかし、利益の配分など重要事項で合意できていないこともあり、2020年またはそれ以降になる恐れもある。

 2016年、Fordは欧州で好調であった。英国のEU離脱の影響は2017年以降に先送りされた。しかしFordにとって欧州最大市場である英国では、ここ数年の間に英国でかなりのシェアを失う懸念が生じている。Fordの2016年の欧州シェアは8%弱で、現在のFordモデルが年月を経ていくまでは、この水準を維持すると予測している。

Ford:2019年主要56カ国での販売台数は652万台

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
Ford Group Ford 5,682,966 5,751,928 6,001,916 6,065,916 6,088,750 6,147,470 6,367,542
Lincoln 91,644 106,593 124,759 145,572 146,787 140,166 145,877
Troller 1,145 1,483 2,019 1,478 1,489 1,613 1,707
Total 5,775,755 5,860,004 6,128,694 6,212,966 6,237,026 6,289,249 6,515,126
USA Ford 2,373,485 2,346,689 2,474,924 2,484,877 2,452,783 2,408,712 2,503,301
Lincoln 81,694 94,474 101,227 109,326 110,670 103,072 106,784
USA sub-total 2,455,179 2,441,163 2,576,151 2,594,203 2,563,453 2,511,784 2,610,085
China Ford 767,553 899,615 962,435 981,995 1,012,104 1,068,034 1,125,202
Lincoln 781 887 10,679 22,811 22,391 23,536 24,477
China sub-total 768,334 900,502 973,114 1,004,806 1,034,495 1,091,570 1,149,679
UK Ford 381,694 411,014 438,251 439,353 403,233 379,978 366,746
Canada Ford 274,480 283,630 266,346 285,249 287,928 289,480 297,967
Lincoln 5,814 6,816 7,939 8,192 7,965 7,734 8,154
Canada sub-total 280,294 290,446 274,285 293,441 295,893 297,214 306,121
Germany Ford 223,791 238,824 259,531 276,907 269,773 264,657 253,893
Brazil Ford 334,977 308,644 255,007 171,576 175,918 185,081 187,176
Troller 1,145 1,483 2,019 1,478 1,489 1,613 1,707
Brazil sub-total 336,122 310,127 257,026 173,054 177,407 186,694 188,883
Italy Ford 92,942 99,425 119,694 137,909 136,695 146,256 144,441
India Ford 81,657 77,140 77,715 87,795 93,378 100,303 122,466
Turkey Ford 109,493 86,665 118,434 110,191 108,715 114,906 119,452
Mexico Ford 84,152 77,703 85,976 98,210 98,842 99,306 114,941
Lincoln 1,766 1,868 2,071 2,517 2,712 2,674 3,101
Mexico sub-total 85,918 79,571 88,047 100,727 101,554 101,980 118,042
Spain Ford 55,650 70,662 87,098 85,655 105,571 108,517 109,504
Lincoln 0 3 0 1 0 0 0
Spain sub-total 55,650 70,665 87,098 85,656 105,571 108,517 109,504
France Ford 91,261 94,273 101,260 104,450 107,943 108,120 103,156
Argentina Ford 114,001 90,272 89,509 89,517 90,080 93,233 96,659
Russia Ford 106,624 65,966 38,606 44,108 49,940 63,521 89,193
Australia Ford 87,007 79,703 70,454 84,646 87,019 88,413 88,611
South Africa Ford 58,649 72,259 78,166 73,911 68,754 74,061 82,634
Netherlands Ford 36,150 26,351 32,390 33,557 40,824 42,711 41,985
Lincoln 0 0 1 0 0 0 0
Netherlands sub-total 36,150 26,351 32,391 33,557 40,824 42,711 41,985
Poland Ford 22,699 27,229 30,797 33,503 37,792 38,753 39,709
Thailand Ford 51,223 38,087 36,492 34,314 32,762 35,408 37,983
Philippines Ford 13,231 20,341 25,372 32,579 34,617 37,586 37,565
Vietnam Ford 10,253 14,089 28,183 31,342 30,796 32,148 33,412
Belgium Ford 30,800 30,988 32,418 33,773 34,410 33,664 31,557
Taiwan Ford 23,937 22,002 20,469 24,074 28,478 28,711 29,057
Ireland Ford 10,180 13,789 18,517 23,282 25,773 26,932 26,860
Switzerland Ford 17,582 16,392 17,864 21,566 26,264 25,434 24,769
Lincoln 0 1 1 0 0 0 0
Switzerland sub-total 17,582 16,393 17,865 21,566 26,264 25,434 24,769
Austria Ford 21,735 23,630 22,179 25,356 25,209 24,801 24,045
Czech Republic Ford 11,362 14,402 17,605 18,362 20,342 20,615 20,498
Lincoln 0 0 1 1 0 0 0
Czech Republic sub-total 11,362 14,402 17,606 18,363 20,342 20,615 20,498
Denmark Ford 18,469 20,022 20,332 22,045 21,270 20,454 19,215
Sweden Ford 14,744 16,567 19,390 20,281 20,032 19,256 18,325
Lincoln 0 1 0 0 0 0 0
Sweden sub-total 14,744 16,568 19,390 20,281 20,032 19,256 18,325
Hungary Ford 7,913 10,934 12,313 14,469 15,454 16,330 18,197
Colombia Ford 17,140 21,303 16,156 14,852 15,986 16,455 16,873
Korea Ford 5,625 6,178 7,519 9,071 8,612 9,816 11,124
Lincoln 1,589 2,540 2,839 2,724 3,049 3,150 3,361
Korea sub-total 7,214 8,718 10,358 11,795 11,661 12,966 14,485
Romania Ford 5,143 6,978 8,123 9,573 11,574 12,777 14,338
Finland Ford 10,223 10,130 11,306 12,903 13,828 14,204 14,061
New Zealand Ford 12,850 14,057 13,839 13,961 14,061 13,952 13,775
Lincoln 0 0 1 0 0 0 0
New Zealand sub-total 12,850 14,057 13,840 13,961 14,061 13,952 13,775
Portugal Ford 5,119 7,298 10,600 10,669 12,398 13,155 13,393
Norway Ford 12,682 11,800 13,440 13,756 14,392 13,673 13,052
Lincoln 0 1 0 0 0 0 0
Norway sub-total 12,682 11,801 13,440 13,756 14,392 13,673 13,052
Chile Ford 14,737 13,448 11,534 12,998 12,231 12,466 13,013
Greece Ford 3,150 4,386 4,464 5,389 6,572 7,062 7,941
Ukraine Ford 11,799 5,054 2,972 4,288 5,227 6,338 7,871
Lincoln 0 2 0 0 0 0 0
Ukraine sub-total 11,799 5,056 2,972 4,288 5,227 6,338 7,871
Malaysia Ford 10,660 13,921 12,057 8,071 7,341 7,345 7,755
Luxembourg Ford 2,388 2,695 2,560 3,271 4,073 4,042 3,926
Slovakia Ford 2,475 2,514 2,987 2,590 3,120 3,186 3,281
Slovenia Ford 2,949 3,085 4,383 3,798 3,514 3,444 3,200
Bulgaria Ford 1,041 1,880 1,906 2,193 2,148 2,317 2,528
Venezuela Ford 12,466 3,656 2,287 1,240 1,432 1,777 2,092
Peru Ford 2,258 1,376 1,704 1,742 1,857 1,976 2,029
Ecuador Ford 4,086 3,927 1,771 1,465 1,623 1,872 2,028
Uruguay Ford 1,605 1,530 1,303 1,302 1,421 1,444 1,555
Estonia Ford 899 1,097 949 1,164 1,408 1,431 1,508
Latvia Ford 661 519 927 1,096 1,094 1,191 1,318
Lithuania Ford 570 753 831 956 1,234 1,223 1,281
Singapore Ford 208 208 324 369 508 528 585
Kazakhstan Ford 442 373 405 393 397 415 496
Japan Ford 4,189 4,447 4,856 3,726 0 0 0
Indonesia Ford 9,907 12,008 4,986 228 0 0 0
資料: LMC Automotive "Global Automotive Sales Forecast" (Quarter 3 2016)
(注) 1.  データは、小型車(乗用車 + 車両総重量6t以下の小型商用車)の数値。
2.  本表の無断転載を禁じます。転載にはLMC Automotive社の許諾が必要になります。
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Ford、自動運転、ライドシェアリング、モビリティ・サービス

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