デトロイトモーターショー 2013 (1)

米国と 欧州の自動車メーカー展示取材:高性能とスタイリングをアピール

2013/02/08

要 約

シボレーコルベット スティングレイ 2013年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)が2013年1月14日から27日まで米国ミシガン州のデトロイトで開催された。昨年(2012年)の米国新車販売台数は約1,449万台と3年連続で前年比10%以上の増加となり、金融危機前の2007年に記録した1,614万台以来の高水準となった。

欧州経済への先行き不安や米国の財政問題など懸念材料を抱えてはいるものの、堅調に回復する米国市場で行われた2013年の北米国際自動車ショーにおいてメーカー各社は、更なる販売台数増となるような売れ筋のモデルや新車を多く展示していた。

ここ2,3年のデトロイトモーターショーで多く見られた、いわゆる環境に配慮したHV、EV、FCVも見受けられたが、今年は「高性能」や「スタイリング」、「実用性」により重きが置かれていた。またコンセプト車はこれまであった奇抜なデザインモデルではなく、1~2年のうちに量産される「試作車」や「コンセプト車」がその多くを占めた。

新たな傾向として、近年流行のLEDを使うモデルが大衆車から上級車まで広く見られたほか、安全装置として小型カメラやセンサーを搭載する車が増えた。

本取材レポートではデトロイトモーターショーを、米国・欧州メーカー、日本・韓国メーカーの2回に分けて報告する。以下は米国と欧州の自動車メーカー各社が展示したコンセプトカーと市販(予定)車の概要である。


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