デトロイトモーターショー 2013 (2): 日韓中の自動車メーカー展示取材
高級車など様々な新モデルを展示
2013/02/20
- 要 約
- トヨタはカローラ「Furia」コンセプトを出展:レクサスISセダンでブランドイメージを追加
- 日産はレゾナンス、ヴァーサ ノート、インフィニティQ50を展示
- ホンダはアーバンSUVコンセプト、アコードPHEV、アキュラMDXプロトタイプ、NSXコンセプト、最上級モデルRLXを出展
- マツダはマツダ6グランド・ツーリングを出展
- ヒュンダイはHCD-14コンセプトで将来のデザインの方向性を示唆
- キアは新型の上級モデルカデンツァを出展
- 広州汽車集団(GAC)はデトロイトモーターショーに初出展 3台の新車を展示
要 約
以下は2013年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー:2013年1月14日から27日まで米国ミシガン州のデトロイトで開催)で、日本と韓国、中国の自動車メーカー各社が展示したコンセプトカーと市販(予定)車の概要である。
2011年の東日本大震災とタイの洪水による影響で、販売台数が大きく減少した日系自動車メーカー各社は、堅調な回復をみせ、今年のデトロイトモーターショーで多くの車を出展した。トヨタは、2012年の世界販売台数でGM、VWを抜き世界一に返り咲いた(ダイハツと日野自動車を含む)。ホンダと日産も2012年の販売台数が2011年を上回った。
米国市場全体の販売台数が2桁の伸びを示したことで、日系メーカー各社は更なる販売増につながる売れ筋のモデルや利幅の大きい高級車などの新車を多く展示した。「コンセプト車」も近いうちに量産される予定の車が多くを占め、2013年の北米市場での販売台数増加に貢献することが期待される。
韓国自動車メーカーのヒュンダイとキアは、車のデザインや新たなコンセプトが人気を博していた。両社にとり、米国市場は戦略上重要な地位を占めるため、今後、更に上級モデルの市場投入を増やしていくものと思われる。
中国からは唯一、広州汽車集団(GAC)が今年のデトロイトモーターショーに出展した。現在GACは米国で自動車の販売を行なっていないが、将来その可能性は十分あるとみるアナリストは多い。GACはEV2台とHV1台を展示、レンジエクステンド式EVの「Eジェットコンセプト」はスポーティーでスタイリッシュな外観が多くの目を引いていた。
同デトロイトショーの欧米メーカー編の取材レポートはこちら。
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