中国OEMによる新車開発の高速化(3)
日本メーカー、中国では現地開発が進展:トヨタ・日産の開発刷新
要約
第1部「新車開発は20カ月へ:吉利・奇瑞にみる開発期間短縮の仕組み」と第2部「20カ月開発はどう実現するのか:中国OEMが進める開発プロセス改革」では、中国メーカーの新車開発期間短縮の動きと、その背景にある開発プロセスの変化を取り上げた。吉利や奇瑞の事例では、造形・技術検証の先行やプラットフォームの共通化による開発負荷の軽減が見られた。一方、広州汽車やBYDの事例からは、部門間の連携、意思決定の迅速化、工程の並行化も期間短縮の重要な要素となっていることが分かった。各社の手法は異なるものの、個々の工程の効率化だけでなく、開発活動の進め方そのものを見直す動きが共通している。
本レポート(第3部)では、こうした変化が日系メーカーの車両開発にも広がっているのかを検証する。トヨタ「bZ4X」、広汽トヨタ「bZ3X」、東風日産「N7」の開発体制と技術基盤を比較し、中国市場における現地開発組織やサプライヤーの役割を確認する。さらに、日産が進める開発期間短縮とファミリー開発の取り組みを取り上げ、各社の事例を通じて、新車開発の高速化をどのように捉えるべきかを考察する。
※本レポートは、各社の公表資料や幹部発言、取材情報をもとに、新車開発期間の短縮と開発プロセスの変化を分析している。個別車種の開発日程や設計・検証内容の詳細については、公表されている情報の範囲に限定して記述した。



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