車両用シート材料の動向調査

トヨタ紡織、日本発条、Lear、テイ・エス テック、Faureciaの特許出願技術

2024/02/08

要約

 本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の⾃動⾞業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の⾃動⾞開発に関する情報収集と解析を⾏い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国特許の出願や技術翻訳を実施している。

 近年、カーボンニュートラルへの対応が必要とされる流れの中で、自動車業界においても各社様々な取り組みを進めている。

 中でも車両用シートについて、シート自体は使用中に二酸化炭素の排出をすることはないが、シートの材料として、石油由来の材料がシートのクッション材や表皮に使用されることがあり、製造や廃棄の段階で二酸化炭素の排出を削減する必要がある。

 従って、本調査では、シートメーカー各社が石油由来の材料から脱却すべくシート材料の開発を進めていると考え、カーボンニュートラルについて言及のある車両用シート材料に着目し、これに関するシートメーカー各社の特許出願の動向及び開発アイテムを示す。

 なお、特許調査対象として、シートメーカーとしている。これは車両用シートは、自動車メーカーの内製ではなく、シートメーカーから自動車メーカーに供給されるものが多いためである。


トヨタテクニカルディベロップメント株式会社

技術情報配信サービス-swimy URL:https://thinktank.toyota-td.jp/pub/list
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